7月15日
正成頭彩色と髪植え


正成像制作が軌道にのった先週あたりから、制作への協力者が出ていました。鎧下に着る小袖と大口袴は、石井長慶先生の奥様とご親戚の方が作ってくださいます。生地は長慶先生が愛蔵していた民芸的にも価値のある白無垢を提供して頂きました。「百年後、二百年後の人たちがこの小袖や大口袴を見ても恥ずかしくないものを作ります。」と長慶先生の奥様。身体の骨組み作りは除村工務店が、肉付けに使用するパットは洋裁が堪能な写真店の奥様が協力していただけます。これからの私は、それぞれの作業をプロジュースするだけの仕事です。頭の制作は12日にほぼ完成しました。3・4日見ていますと、また欠点が見えてくるものです。最終的の仕上げはそれからです。頭彩色の手順は添付の写真を参照ください。

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