玉堂斎馥



この店は広州で一番最初にできた高級ホテル白天鵝(White Swan)の中にあるレストランです。

上の写真は西蘭花[口向]螺片で法螺貝とブロッコリ(西蘭花)の炒め物です。 法螺貝は広東料理では高級海鮮食材の扱いになっています。

この店で驚いたのは、とても素晴らしい鳥龍茶を出してくれたことです。 これは台湾の普通の茶芸館で日本円で3,4千円ぐらい出して飲むお茶より良い位でした。 勿論台湾でもレストランでは特別料金でも払わない限り絶対いいお茶は出しません。

しかも、驚いたことにはこのお茶の産地が安徽省だと言うのです。 福建省のお茶は総て国のコントロールの下に置かれていて、横浜の中華街あたりに入ってくる鳥龍茶は、 ほとんど福建産なのですが、余りいいものが有りません。

私の体験では、国のコントロールから外れた広東省のスワトウの近くにも良いお茶の産地が有ります。 しかし、中国政府もそのことは良く知っていて国賓に出すお茶は、このスワトウ近辺から持ってきて、 最早名前だけになった福建省のお茶は外貨獲得用に回しているのです。

それにしても、現地で4、5百円ぐらいのお茶を日本で1万円以上の値を付けていたりするの見ると、 ずいぶんとあざといことをするものだと思うのは私だけでしょうか。





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