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Try The Off Shore
オフショア一年生

 

これは、 オフショアをするにあたっての釣行までの準備を綴ったものです。

 

1999年の春、日本海のジギングでハマチがアホほど釣れるらしいと情報

が入ってきた。調べてみると、船中で毎日、3ケタは当たり前。多いときは

500匹以上!今まで爆釣りは色々経験したけどそんなのは聞いたこともし

た事もない。ぜひそんな釣りをしてみたい。

 

ソルトウォーター雑誌の半分ぐらいはオフショア関連になってきた今日、まさにその流行に乗せられて始めたオフシ

ョア。オカッパリに飽きたわけではないけど、陸からはゲットしにくい大物に出会えたり、ムチャクチャな数釣りに遭

遇したりと、某雑誌の記事に騙されて?はいり込んでしまった。 いつかは手を出すと思っていたが。。。

 

やると決めたからには楽しさをみんなで分かち合いたいと思い、友人を誘ってみた。陸からの釣りに比べるとお金もかかることだし、断られることを承知で口説いたところ、みんな一様に、やってみたいけど、きっかけがなかったみたいで、一人二人と声をかけていくうちに、6人にまでなった。これで船をチャーターしてみんなでワイワイ、釣果もウハウハとなることを夢見て準備にとりかかる事にした。

タックル

まず、近所の専門店に相談しに行ったところ、最初は遊魚船からレンタルできるタックルでも十分楽しめると聞き、それにしようかと思ったが、自分のを使うと意気込みも違うし、信頼も置けるとの事でみんなと相談した結果、買い揃えることにした。予算上なるべく安く。

 

ベイトかスピニングか                        

ジギング用のタックルというと、ベイトタックルをイメージしてしまって、それを狙って店に行くと、最初の一本はスピニングの方がいいと言われた。理由として

1.ハンドル一回転でのラインの巻上げが長いので、疲れにくい

2.今はやりのジャカジャカ巻きなどのテクニックができる

3.突然のナブラにもキャスティングで対応できる

あとパワーはもちろんベイトリールの方があるのだが、最近のスピニングはかなり良くなっていて引けを取らないらしい。そしてジンギング用のベイトリールというのはブレーキ類が弱い、またはそういう関連のものがついていない物もあり、キャスティングには向いていないらしい。など色々教わり、お店の人の言う通りにする事にした。

とりあえず近海なので水深は100メートル前後まで。根魚狙いなら深くても200メートル。走られたり、根がかりによるラインブレイクも考え、リールのサイズはPE3号が300メートル巻けるぐらいが必要との事。ダイワのジギング用とする4000番から6000番までのスピニングは予算的に除外。シマノのステラも同じく予算オーバー。そこでお店の人のお勧めはツインパワー6000ハイギア。ショーケースに入っているのを手に取ると、今まで持った事のない大きなリール。ハンドルノブもぶっとくて、とてもにぎりやすくいい感じ。ドラグも旧モデルに比べると良くなっているとの事。値段は3万円弱。少し考え、下のクラスを見るとアルテグラの6000が1万円を切っている。これはと尋ねると、ハンドルやドラグががしっかりしていないので、大物ねらいだと役不足らしい。実際、他のお客さんの話では魚とファイト中にハンドルが折れたそうだ(金属疲労やアタリハズレもあるようだが)。PENNのスピンフィッシャーもあった。これは2万円ぐらい。手に取ると、ハンドルがカチャン、カチャンと音を立てて止まる。インフィニットに慣れた感覚からいくと、どうもぎこちない(インフィニットが出た頃は逆だったが)。ラインローラーには日本製では当たり前になっているベアリングも入っていない(新製品でベアリング入りのものが発売されたそうだがこの頃はなかった)。さすが昔から変わっていない名品、頑丈さで比べるならこの値段は良いとの事。予算的にもGOOD。でも日頃から手入れをしない自分には可動部のシンプルすぎる構造がちょっとつらいかも。別に名品にこだわりもないので最新型の、値段的に中間で、機能も上の中、これから出てくるリールにも引けを取らないだろうということでツインパワーにした。

 

竿選び

雑誌やカタログを見たりお店の人と相談した結果、候補に上がったのが比較的低価格のダイコーのサザンクロスとゼナックのジガートラストだった。値段はサザンクロスの方が6000円ほど安く、予算上、これにしようかと思ったが、両方を手にとってみると、グリップを脇に挟んだ感じがジガートラストの方がしっくりきた。そして決め手になったのが軽さ。明らかにジガートラストの方が軽い。ジギングというのはとりあえず最後までシャープにしゃくった者勝ちだそうで(体力にもよるが)タックルの軽さがものをいう場合もしばしばあるらしく(大げさかも)、6000円で釣果に差が出るのは悔しいので、こちらにした。サイズは、日本海なら3oz、和歌山なら5oz程度は必要との事で家からも近く、行く頻度を考え、後者とした。長さは、昔のに比べるとどんどん短くなっているそうで、(短い方が軽くて楽なで、細かいシャクリがしやすい)ラインナップ中一番短い、5,9フィートにした。

 

竿を選んでいると、時期的にこれから、シイラも面白くなるとの事。専門船も出ているが、ジギングの途中に潮目や流木などを見つけると、狙う場合もあるので、シイラロッドも一本あったらいいと言われた。ジギングタックルで予算いっぱいだったが、いいのがあるでと勧められ、定価37500円の竿が特価で11000円という値につられてしまった。黄色いグリップがとてもきれいな、パシフィックファントムZボートシャフト70L。これがその特価の竿だ。70〜80センチぐらいのシイラなら十分対応できるし、ルアーウェイト表示は30グラムと書いてあったが、60グラムぐらいのジグでライトジギングも出来るそうだ。メーターオーバーもドラグ調整とテクニックでなんとかなる(らしい)。この一本でシイラ釣りのすべてをカバーしようと思うと、大変だが、スレた時のライトルアースペシャルとして買っても損ではない値段ということで後日満期になる定期を見越して揃える事にした。

 

 

その他

リールを買ったついでにPEを巻いて貰う事にした。号数は和歌山仕様の標準である3号。ジギングブームに乗って色々なメーカーから出ているPE、100メートル単位で売っている値段を見てビックリ。高いとは聞いていたが、必要な300メートル分を買うと、9千円はいる。予算上、つい特価に目が行く。よつあみのパワーハンターで100メートルで1650円!“安物買いの銭失い”という事が頭をよぎったが、一応メーカー品だし、“切れる時は切れるやろ”という事でレジに持って行くと、「これで十分、僕も使ってるよ」という店員さんの言葉に少し安心した。

 

替スプールも買った。大物が掛かると何が起こるかわからない。ラインを切りまくって、慌てても船の上である以上、どうする事も出来ない、らしい。ごもっともなのだが、これは予算外。一個約9千円、それにPEを巻くとあっという間に1万5千円。考えたあげく、いずれいる事だし、しゃーないかと一緒にカードを切った。

 

グローブも買った。始めの慣れないうちはつけた方がいいらしい。そしてPEを切る時やラインシステムを組む時には必要との事。魚を釣った時の安全面も考えて、外せない代物と考えた。これは最初の釣行時に大変役にたった。友人はナシでやっていて、ハンドルを持つ指の皮がむけて、しゃくる腕以上に痛がっていた。                              

 

ジグは行く場所や乗る船によって違うので、行く前に船長に、種類や重さを聞いてから買ったほうが良いと言われたので、今回は買わなかった。

 

この時点で、あと、ジグを買って、船代入れたら、はるかに予算オーバー。仲間達もほぼ同じタックル。なんとお金のかかる道に足を突っ込んでしまったのだろうかと頭がクラッとなった。釣りは手軽で健康的で、いい趣味と理解してくれていた嫁にどう説明しようか、陸からと違い、釣行には船代がかかる為、よく行っても月2回。果たして道具にみあう魚は釣れるのだろうか。船釣りというものをした事がないので酔うかも知れない。それが理由でやめてしまうかもしれない。やっぱり最初はレンタルタックルで様子を見たほうが良かったかもと、頭の中でぐるぐる。今更、あがいてもどうしょうもない。道楽だなぁとつくづく感じた。こんな世界に連れ込んでしまった、我が友たちよ、許しとおせ。

 

船の予約

タックルも揃ったし、いざ釣行と予約の電話を入れた。仲間の仕事上、平日に休みがとれる者がほとんどで楽にチャーターできると思っていたが、ブームと釣果のおかげで、日本海はほとんど予約いっぱい。いくら平日に休みが取れるメンバーでも日を合わすとなると限られてしまって、一ヶ月が過ぎた。そのうち日本海は釣れなくなってしまっていて、和歌山のシイラ狙いに変えた。メンバーはどうしても揃わず、二人で乗合と言う事になった。色々電話してみて調子のいい、かつ船長と他にもう一人乗るので初心者にも丁寧に教えてくれると言う事で南部の金時丸に二週間前に予約した。集合場所は丁寧に手書きした地図がFAXで送られてきた。時間は4時集合、4時半出船、昼上がり、料金は一万円。あと船酔いとはどんなものですかと単純な質問をしたところ、前日はよく寝て、薬を飲んできてください、それでも酔って苦しい様であれば、船は3隻あるので、あいている船で迎えに行きますと言われた。乗り物酔いした事はないが、そんなに苦しいのか、でもちょっと安心。ルアーはシーバス用の物を流用したらいいとの事で、買い足す必要はなかった。前日にもう一度、予約の確認と、最近の調子を聞いてみると、予約を入れた頃はベタナギで良かったが、ここ最近の台風のおかげで海が荒れて、上がっていないとの事。一応シイラ専門の船と、ジギングメーンで潮目やポイントを見つけるとキャスティングする船と2隻出す予定なので、どちらでもいいよと言われた。とりあえず何か釣りたいと言う友人の意見を尊重し、確立の高い方にした。そうなるとジグを買わなくてはと早速ショップに行って、船長に言われた、100から150グラムのジグを適当に5本ほど買った。ショップの人に「明日、金時丸乗るのですがと言うと、ちょっと海荒れてるかもしれんなぁ。(天気予報では和歌山は波が3メートル)でもあそこの船長はイケイケやから出すと思うよ。」ほんま大丈夫かいな、まだ死にたないで!とりあえずこれでやる事はすべてやった。でも前日は夜中まで仕事なので、寝不足=船酔い、そして海荒れで釣りになるのかが気がかりだったが、タックルを買って3ヶ月、やっと行ける事になった。

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