◆ ホームページは僕の外部脳 ◆

「フロッタージュ氏の怪物狩り」という曲がある。
石川セリが歌っているのを知っているが、誰か他にこの曲をカヴァーして 歌った人がいるはずだ、誰だっけ? と思い、インターネット検索エンジン (Google)で 「フロッタージュ氏の怪物狩り 石川セリ」 と入力して検索実行した。

そしたら、検索結果の一番上に出て来たのは、どこかで見覚えのある文章。 それは僕自身のホームページ内の文書 ( Piano Nightly / 矢野 顕子) だった。はっとした。自分でも忘れていた。 僕のホームページは自分の脳記憶の一部なのだな、と思った。

生身の脳の記憶は時間とともに薄れて行くが、 一度 Web ページに変換し登録してあれば、 いつまでも残るし再利用できるしアクセスできる人みんなの知識となる。

自分の知識をどんどん Web 化して蓄積してゆけば、 やがて生身の脳がすっかりボケボケになってしまった時、 自分のホームページは、生身の自分よりもずっと物知りな外部脳となるだろう。 Web の中に不滅の自分の分身を作る作業といってもいい。 衰えた生身の人間がますます不要になるかも。


2001/11/29 T.Minewaki
2003/01/05 last modified T.Minewaki

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