生命 38 億年スペシャル (TBS)
TBS 1997/11/29 21:00-23:48
生命 38 億年スペシャル "人間とは何だ…!?"
奇跡のメカニズム ─ 愛を探す感動の旅
最近こういうスペシャル番組が流行りですね。生物としての自分って
一体なんだろう? 進化を考えれば答えが出る? ということに
みな興味があるようです。
キーワードは「遺伝的プログラム」(堅い印象の言葉だ)。
全ては遺伝子のプログラム通りに
動いている。
「遺伝子」と言わずに「〜的プログラム」と言ってるのはたぶん意図的で、
遺伝子のみではなく、その周囲の環境なども関係している、ということを
考慮してのことだろう。
けっこう盛りだくさんの濃い内容で、僕はふむふむと思って
見ていたけれども、土曜ゴールデンタイムに3時間枠でやる番組としては、
けっこう思い切った内容にしたなぁと感じた。
これを見ている、お茶の間のお父さんお母さんおじさん子供たちは、
「遺伝子」というものになにか非情であらがいがたいイメージを
持ってしまうような気がする。
登場した動物たち
- トムソンガゼル:出産、親子、狩られる側、出産の失敗と死
- チーター :母子、狩る側
- ゾウリムシ :時々遺伝子交換する
- コウノトリ :隙があれば浮気する
- サケ :アラスカの川を溯上し、産卵して力尽きる
- クマ :サケを捕って食う
- フウチョウ :見事で意味不明な求愛のダンスと交尾
- クジャク :雌を引き付けるための飾り羽根のディスプレイ
- カマキリ :雌に食われながらも交尾する雄
- チンパンジー :ボスを中心とした群れ、疑似交尾での
コミュニケーション、子殺し
- ヒト :受精、発生、胎児の発達、ホルモンと性別、
出産、性の役割
「人間の脳は孔雀の羽根と同じです。」イギリスの学者の弁。
どちらも過剰に発達しすぎたもの。確かにそうかもしれない。
1997/12/03 T.Minewaki
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