白い地層の出ている丘の斜面を何度も登ったり下ったりして化石を探している時、
小さな骨のかけらが目についた。ギザギザした破片のその先をチョコチョコと
掘ってみたところ、縁のような形状が奥に続いていた。
縁はゆるく円を描くように曲がっていて、そこでピンと来た。
「あ、これは甲羅だ!?」 カメの甲羅はこれまでにも何個かこのあたりで見つかっているが、 自分で発見したことはなかった。 恐竜時代に、恐竜と共に生きていたカメ。 素人目には現生のカメと形はあまり変わらないが、古代カメの専門研究者 というのもいて、研究対象としては重要な意味を持っている。 さて、この先はどこまでつながっているのか? |
(2003/08/13 撮影 at フルンドッホ, モンゴル) |
カメの甲羅が見つかった丘。 丘の上から何筋かの白い尾根が続いている。地質はしまった砂。 右の Minew がいる位置でカメ発掘中。 |