◆ ハクモクレン ◆![]() (1999/03/14 撮影 at 近所) 梅の後、桜の前くらいの時期に、白くポクポクとした花を沢山つける。 真っ青な空をバックに、陽の光を受けてまぶしく木全体が輝いている。 それを見ると、あぁ、明るい春が来たなぁ、と思う。 花は大柄で柔らかそうに花弁が開くが、美しい時期は短い。 すぐ花びらは茶色に染みができて、はらはらと落ちてしまう。 花が赤紫系の「ヒモクレン」はハクモクレンの少し後に咲くようだ。 また「コブシ」は同じ時期に咲く少し小さめの花だが、 ハクモクレンの仲間らしく見分けるのが難しい。 ◆ 花の向く方向 ◆ ![]() 咲く直前のつぼみを見ると分かり易いのだが、 モクレンの花はたいていどちらかに緩くねじれるように傾いて咲く。 そしてその花の先端が指している方向は、1本の木の花全部が だいたい同じ方向を向いている。 その方向は、太陽とは逆の方向だ(てことは北かな)。 気がついた時は、えーほんとかなと思ったが、 目につくモクレンの花を 20 本くらい観察してみると、たいていそうなっている (ただし日光が当たらないところのモクレンは上を向いている)。 みんなそうなっているということは、何か意味があるんだろう。 進化的な意味が。 太陽と逆を向いた方が、より花が目立って虫が集まり易いとか。 これが正しい観察なのかどうかも、まだ自信はない。 どなたか詳しい方がおられましたら、是非ご意見をお寄せください。 |