グルントヴィ協会のセミナーを主催して春のセミナー報告
討論会の様子
漢方のセミナー

高石友江(高崎市、ゆいの家)

4月12日(土)〜13日(日)とグルントヴィ協会のセミナーをしました。参加人数は23名。北海道、青森、福岡、大阪と遠方から参加した方もいます。「ゆいの家」の関係者がそのうち11名いました。初対面の人も多いはずなのに、とてもわきあいあいの雰囲気で二日間が過ぎました。

セミナー1「健康は食から マクロ・スィーツを通して」新井 博美さん

「ゆいの家」ではおなじみの新井さんのケーキを食べながら、マクロ・バイオィックの話を聴きました。グルントヴィの会合では、こうしてお茶をしたり、食べたりする場をとても大事にしています。幹事の清水 満さんから「何かケーキみたいなものを用意してもらえるといいですね」といわれたので、せっかくケーキを用意するなら、新井さんのケーキでついでにお話も聴けたらということで、セミナー1が決まりました。おいしいものを食べると気持ちがリラックスしてきて、いい雰囲気でスタートできました。

セミナー2「語りパフォーマンス「十力の金剛石」(宮沢賢治作)みなみのうお座(阿部未奈子さん、清水 満さん)

 宮沢賢治の「十力の金剛石」という作品を阿部さんと清水さんの二人で「語りパフォーマンス」ということで表現してくれました。二本の教育では、身体表現によって何かをしていくことは少ないですが、デンマークではよくなされているようです。「十力の金剛石」というお話すら知らなかった私ですが、二人の演技にどんどん吸い込まれていきました。阿部さんは仕事としてもダンスをしている方ですが、大阪弁でいろいろ話していただきました。大阪では「コナモン(粉もん)協会」の副会長もされている方で、小麦粉をつくってウドン好きな群馬県人と縁ある方かなと思いました。とにかくめちゃちゃ楽しい方でした。そのときの様子をうまく表現できないのが残念です。
 私自身あまり身体表現をすることをしませんが、やるととても気持ちのいいものだなと思いました。阿部さんにはまた是非来てもらいたいものです。こんな短い時間ではもったいなかったです。

温泉タイム・夕食タイム
 5時から7時半まではゆっくりとした時間でした。夕食も食べきれないぐらいにたくさんでました。私は8時に高崎駅に着くという人を迎えに行くために先に食べたら、一つ数をまちがえて足りなくなってしまいました。エ〜ッどうしようと思っていたら、東京から友だちと二人で参加した若い方が私たち二人で一人分でいいですよいってくれました。ちゃんと数をかぞえてから食べればよかったと思いましたが、食べたあとではどうにもなりません。二人のお礼に、駅に迎えに行く途中で、チョコレートを買ってきました。

セミナー3「漢方について」井上正文さん(中医研)

 中医研の仕事が終わってから、わざわざ井上先生に榛名湖に登って来てもらいました。私は高崎駅まで人を迎えに行っていたので、話が聞けず残念でしたが、わざわざ東京、諏訪、甲府からこれまた仕事や用をすませてからの参加で、ありがたいなぁと思いました。ただ真っ暗な山道を来ただけで何が何だかわからなかったと思います。途中野ウサギを一匹見ることができました。私は榛名湖で動物を見るのは初めてでちょっと感動的でした。

懇親会 

 グルントヴィの会では、この懇親会をとても大事にしています。近況報告を兼ねた自己紹介をしていきます。23名の参加ということで、自分の名前をいうときは必ず前の人たちの名前を全部いいます。参加者も20代の方から「後期高齢者になりまして…」という方まで年齢的にも職業的にも様々です。一人ひとりの話にみんな耳を傾け、ときには歌も入り、とてもいい雰囲気でした。誰かが一人独演するわけでもなく、お互いの話を楽しんでいる感じで、これがグルントヴィがいった「生きた言葉」の場なんだなと思いました。12時頃、ではこれでということで一度解散したのですが、一部の人はまたそこに残って2時頃まで話しました。久しぶりにゆっくり話した感じです。

13日
セミナー4「デンマークの教育」清水 満さん(グルントヴィ協会幹事)

昼食会
 榛名湖温泉ゆうすげ元湯で昼食をとり、そこで解散。霧雨が降るというあいにくの天気で、おまけに送迎のバスの時間の関係もあってあわただしかったです。
 こんな感じでグルントヴィ協会のセミナーが終わりました。最初はどうなるかなと思っていたのですが、わきあいあいとした雰囲気で、本当にやってよかったなと思いました。

セミナーのフォトアルバム