156DIARY
8360km〜8937km(2000年1月27日〜3月13日)

●2000年1月27日(木)走行距離8360km
エンジンオイル&エレメント交換のため昨日アレーゼに持ち込んだKANTA号をお引き取りしてきたわけです。納品書に書かれてる走行距離が8325km、んで、前回交換したときが4648km・・・つまり、3677km走って交換ということになる。まぁ、それ事態は、早くもなく、遅くもなくという感じだと思うんだけど、なにやら、パワステオイル漏れがあったらしいのだ。持ち込んだ際に、「エンジン始動してしばらくの間ちょっと異音するんですけど」なぁんて軽〜く振っといたのがよかったみたい。どっかのネジが弛んでたりするんじゃないかっつーことでチェックしてて発見されたらしいから。んにしても、持ってくたびに必ず何か出てくる。でもでも、もし僕が何にも話振ってなかったら、発見されなかったかも知れないわけじゃない?いくら156が格段に信頼性増したっていったって、比べる元が元なわけよ。たとえば、それまで信頼性ポイントが30だったのが60にでもなれば格段の進歩なわけだし、でも、よそには信頼性ポイント80とか90の車があったりしたら、どうよ?!いや、けっして156の信頼性ポイントが60だっていうわけじゃなくて、信頼性増したからって「盲信しちゃああかんぜよ、のう」と自分に言い聞かせてるのであ〜る。そうはいっても、全体的にはいいあんばいに馴染んで来た感があって、ここんとこのKANTA号、なかなか気持ちよく回る!回る!笑う門には福が来る!回る角にはキップが来るか??

●2000年1月30日(日)走行距離8360km
アレーゼから帰ってきてから1kmも距離が伸びてない、アレー?!(サブ!失礼!)・・・まぁ、それはそれとして(・・;)、昨夜、「バスキア」っていうビデオを見た。昔ちょびっと話題になった映画(デビッド・ボーイがアンディ・ウォホール役をしたことで)だから、知ってる人も多いかも知れないけど、これって1988年に27歳で死んだ天才画家のノンフィクション・ストーリーなわけ。お話自体は、簡単に言っちゃうとニューヨークのアート界にセンセーションを巻き起こした、いわゆるサクセスもの。でも、圧倒的に物悲しい。埋もれてる天才が発見されると、いろんな人の標的にされちゃう。画廊、マスコミ、評論家・・・そこに渦巻く私利私欲は止めどない。最後まで、彼を等身大に受け止め、変わらず付きあってくれたのは、彼が公園の段ボールで暮らしてたころからの親友だったりするわけよ。ゴッホのように生前に認められなかったり、バスキアのように人と社会の欲望にもみくちゃにされたり、天才っていつの時代もけっこう大変!見終わって、突然、ヨゼフ・ボイスの作品を見に行きたくなった。っつーのは、僕ってやっぱコンテンポラリーなちょっと変な作品好きみたい、“エネルギー感じる”とでも言ったらいいのかなぁ・・・。んなわけで、ヨゼフ・ボイスの作品がいっぱいある清里の美術館(2、3回行ったことあるのに名前忘れた!)に今日行こうと思ってたのに、目が覚めたらアリャリャお昼ちょい前。他にもしなきゃいけないことあるし・・・あ〜あ、まったく寝坊だけは天才的なんだから(;O;)!

●2000年2月4日(金)走行距離8382km
そうそう、きょう、仕事のミーティングの帰りに乗った都営地下鉄はすごかった。何がすごいって、電車内にひとつも広告がないのであった。中吊りも、車額も、ステッカーも、広告という広告がなぁんにもない!乗り込んですぐに気づいた・・・なぁ〜んかいつもとちがうんだけど・・・??んで、回りをよぉく見渡してみたら、ない。ここだけなのかと思って隣の車両をのぞき込んでみたら、やっぱり、ない。・・・なんか落ち着かないのである。毎日いろんなところで広告のシャワーを浴びせられてるわけで、それらから解放されてホッとするかと思いきや、ところがどっこい落ち着かない。理由は、たぶん、いつもとちがう空気感(色彩の少なさ?)と目のやり場のなさ。ようするに手持ちぶさたなのであった。だから、最初から本でも読もうと思ってたら、またちがった感想だったかも知れない。電車に長い時間乗ることが少ない僕の場合、本を持って乗り込むことがあまりない。そしてきょうも持っていなかった。地下鉄だから外は闇、ヤミ、闇。そりゃいつも広告なんか真剣にゃあ見ちゃいない。なんとなくぼんやり見るともなしに見る程度なのがほとんどだと言っていいだろう。でも、それでも、実はしっかり気晴らしになっていたのであった。電車内の広告も、屋外の看板も、テレビのCMも、“あるのが当然”で、ないと、逆に変に感じちゃう。されてるよね、いつの間にかどっぷりと。たまに、過疎の田舎とかで暮らしたいと一瞬マジに思ったりするけど、いまはまだ?間違いなく不安になるね、このぶんじゃ。不安つのって気がついてみれば24時間インターネット・・・時々、ひとりでニヤッとしたりなんかして・・・ゾゾッ。

●2000年2月21日(月)走行距離8668km
土曜日の日、幕張メッセでの「Mac World Expo」に行ってきた。といってもちゃんと見聞きしてきたのは、StuffIt(スタッフイット=圧縮・解凍ソフト)のブースとマクロメディアのブースぐらい。そうそう、あと、インドの方(たぶん)がプレゼンテーションしてたWebアニメソフトの小さなブースで、マンツーマンでいろいろと話を聞いた。知識が極めて乏しい僕の超ローテクな質問攻撃にも、笑顔でお答えいただいてとってもハッピー。インド人はいい人だ。実は、「超ローテクな質問攻撃」は、マクロメディアのお兄ちゃんにも炸裂!DREAMWEAVER3(ドリームウィーバー=Web作成ソフト)のプレゼンテーション終えたばかりのお兄ちゃんをつかまえて、オバカな質問の嵐。だいたい、一度もいじったことのないソフトについて聞くわけだから、「よくぞ聞いてくれました」みたいな質問ができるわけもなく・・・。まぁ、早い話が、PageMill(ページミル=いま使ってる初心者向けWeb作成ソフト)とどうちがうのよ?!程度。さらに、我ながら“厚顔お見事!”というほかない最低の質問は、「○○○(マクロメディアで出してるほかのソフト名)ってナニ??」・・・久しぶりの?“困ったちゃん旋風”吹き荒れる!の巻でした。いやはや、買いもしないのに(??)、KANTA攻撃の標的にされた皆さま、大変ご迷惑をおかけいたしましたです、ハイ。でもでも、せっかく?招待券もらって(!)幕張くんだりまで156飛ばしたんだから、わずかでも何がしか自分のプラスにしたいわけで・・・。何はともあれ、懸案の外付けハードディスク(20GB)も買ってきたことだし、僕的には充実の数時間でありました。んにしても、行き45分、帰り2時間!この相も変わらぬ東関道→首都高の渋滞だけはなんとかしてほしいなぁ・・・ヘタすると、これって僕の“困ったちゃん”といい勝負かもよ?!

●2000年3月7日(火)走行距離8822km
(10数年前は頻繁に飲みに行ってたんだけど)ここ数年はすっかりご無沙汰しちゃってる六本木に、先週末、仕事フレンドの誘いで出掛けたわけです。連れていかれたところは、まぁ、いわゆる外人(白人)のおねえちゃんがいっぱいいる店。とはいっても、けっしていかがわしいところじゃあない。しか〜〜〜し、バブリーな雰囲気、スモーク漂う照明を落とした店内、楕円状の大きなカウンターの中にデーンとした存在感を見せるステージ、大音量のロック系音楽、渦巻く喧騒・・・早い話が、退廃的な薫りプンプン!!久しぶりの六本木だったコチトラ唖然。オーストラリアの娘とどうでもいい話をしばらくしているうちに、やがてショータイム。カウンター内のステージで5、6人の白人の女の子達が、ビートの効いた音楽に合わせて踊る。目の前で迫力があったからというのもあると思うけど、けっこう見せる。が、パワフルに踊れば踊るほど、場の退廃的な雰囲気は逆に高まっていく・・・。ここは、世界の有名人もいっぱい来てるとこらしいから(デーモン・ヒルの写真もあったでぇ)、六本木を活動エリアにしてる人にとってはたぶん“いわずとしれた”店なんだろう。きょう、トーチュー(東京中日スポーツ=スポーツ紙)に、来日中のE.アーバインのインタビュー記事があった。その彼の写真のキャプションに「六本木詣でを済ませたせいかご機嫌」の文字が。・・・行ったんだろうなぁ、きっと。いかにも、ヤンチャで自由奔放な?アーバインの好きそうな店だったもん。

●2000年3月13日(月)走行距離8937km
先週の何曜日だったかなぁ・・・深夜にとぼとぼ歩いてる時に飲酒運転の取り締まり現場に遭遇した。まぁ、そこは、数ヶ月に最低1回は盛大に検問してる場所なんだけど、その日はパト1台(中に警官1人)+ドライバーチェック警官1人というジミーな陣容。んな中、1台の白い乗用車が止められたわけ。止めた警官は例のごとく前から運転席側ウインドゥへと足を進める。そして、そのウインドゥに顔を近づけようとした、まさにその瞬間、なんと乗用車が猛然とダッシュ!・・・そこに1人残され、ただ立ち尽くすのみの警官・・・。そのダッシュした乗用車のドライバーが飲んでたことは間違いないだろうけど、その瞬間、彼(彼女)は(たぶん)頭の中で冷静に計算しまくっていた。止めた警官は1人だけだ。パトも1台だけ、中にいるのは先につかまった“客人”ともてなす警官1人だ。白バイの姿もない。つまり、追走してくる可能性がある警官は0人だ。これは「イケル!」。ひょっとしたら、彼(彼女)にはカウントダウンする余裕すらあったかもしれない。3、2、1、GO!その見事に決まったスタートダッシュは、F-1のマクラーレンに搭載されているという噂の秘密兵器(アクセルに足を乗せてなくてもOKの“NOホイールスピン自動スタートダッシュ装置”=勝手に命名)を思わせた。僕は、その立ち尽くす警官の横顔をまじまじと見つつ心の中でうなった。『う〜ん、水も漏らさぬオバカぶりだ』・・・あっ、あっ、いっけねぇ〜!!、きょう23:00からウチの近辺、断水だったんだっけ!!!今はもうすでに24:30・・・(“ネタ”じゃありません、念のため)・・・オバカ同士、これからもよろしくってか。

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