156DIARY
6817km〜????km(1999年10月25日〜12月2日)


●1999年10月25日(月)走行距離6817km
昔、とんねるずの歌で全国的に有名になった「西麻布」にある会社に、土曜日、打ち合わせに行った。ここは、僕の中では、東京でもけっこう不便な場所の部類に入る。なぜって、駅から遠い(その会社の人いわく、六本木、乃木坂駅からともに8分程度らしい??)うえに、駐車したい車の数に対して絶対的に駐車場が少ないから。んでも、僕はあえて車で行った。なぜって、「土曜日の昼間だし、路上パーキングけっこうあいてるはず」と、その会社の人が言うのをうっかり信じちゃったからなのであった。でもでも、ところが、ばってん、行ってみれば、外苑西通りの道の両側に並ぶ路上パーキングスペースは軒並みいっぱい!西麻布交差点角のコイン駐車場ももちろんいっぱい!何が楽しくて週末まっ昼間の西麻布にこうも車が並んでるわけ?!あまりにもローカルな話題で申し訳ないけど、だいたい西麻布っつー所は、新宿や渋谷みたいないわゆる繁華街じゃない。飲み屋系はそれなりに数あるけど、昼間来て楽しいかといえば僕などすぐさま「全然!」と答えてしまうほど無機質な街なんだなこれが。その証拠に、歩いてる人の数自体少ないし、そのほとんどが笑顔じゃないもん!そんな、昼間けっしてウキウキする場所じゃないのに車がい〜っぱい停まっているのであった。まぁ、ここら辺はヨコ文字系の仕事の人が多いんで、土曜日も普通に仕事しちゃってて、そこで働いてる人とか打ち合わせに来る人とかが山ほどいるんだろうなぁ、と思うしかない。そんなこんな言ってみても、車で来ちまったもんはしょうがない。近辺を行ったり来たりぐるんぐるんまわった揚げ句、結局は六本木にかなり寄ったところの出来立てコイン駐車場にin。打ち合わせの約束時間は1:30。実際に着いたのが2:00。これじゃあイカン!・・・何度こんな目に合ったら車で行くのヤメにすんのか・・・う〜ん、反省だけなら猿でもできる!?


●1999年10月27日(水)走行距離:不明
きょうは、へろへろに“酔っぱらってるときの文章”がどうなるかという実験です。つまり、僕はいま、へろへろに酔っぱらってます。だから、KANTA号の走行距離が何キロかなんて見る気もありません。今日飲んだのは、ビール日本酒バーボンです。飲んだ場所は、代々木と青山です。はっきり言って眠いです。男同士で飲む酒は効きます。なぜって、ごまかしがきかないから。しかも、自分が弱ってたりした日にゃあ、相手の反応にグサグサ来ちゃうし、自分のふがいなさがクッキリ浮き彫りになっちゃたりするわけよ。でもでも、こういう酒って必要かもね、たまには。そりゃあ、キャバクラとかでヘラヘラ飲んでりゃあ、ストレス解消に直結するかも知れないけど、毒にも薬にもならないことがほとんどざんしょ。お陰様で、今日は苦い薬をたらふくいただきました。今、深夜の12時57分です。僕の場合、酔っぱらうには早すぎる時間です。ふつう、こんなに酔っぱらうのは、AM2:00〜AM5:00ぐらいの時間帯です。皆さ〜ん、起きてますかぁ?「ばっかじゃないの?明日の仕事は大丈夫なのか、コイツは」なんてお思いになる方もいらっしゃるかも知れませんが、心配ご無用。多分、明日の午前中は使い物にならないでしょう。それにしても、156はいいやね。実は、この前の日曜日、チラッとだけ東京モーターショーをのぞいてきたわけです。ふつうなら、前回の日記に書いたりするわけじゃん。これは、酔っぱらいの日記じゃなくて、クルマに関する日記なんだから。でもね、面白くなかったわけよ。な〜んにも。なんか、年々つまんなくなってきてる気がしちゃうんですけど、東京モーターショー。入場料1,200円+駐車料900円の価値なかったなぁ今年は。日曜で混み混みだし。コンパニオンのねーちゃんばっかし撮ってるやつ多いし、ねーちゃんはねーちゃんで、なんかシナつくってポーズとっちゃってるし。でもね、いいことがないわけじゃなかった。それは、日本のいろんなQ車が並べられてた、なんとかっていう会場。スバル360、ベレット、パブリカ・・・。実は、そこの会場も混み混みだったんで、上からしか見てないし、今酔っぱらってるから車種名も定かではありません。にもかかわらず、妙に気持ち良いノスタルジックを感じたのは確か。皆さんも、東京モーターショー行ったら、ぜひ、なんとかっていう会場行ってね。なんとかっていったって困るって?う〜ん、そういわれても困るわけよ僕だって。酔っぱらってるし、眠いし、ちょっと気持ち悪いし・・・。まっ、そういうことで、ただの酔っぱらいのたわ言、困ったちゃんの、でくの坊日記でした。・・・寝よ。


●1999年11月8日(月)走行距離7272km
これを読んでくださってる方がもし一人以上いらっしゃるとしたら、僕はここで深くお詫びしなきゃいけないよね。だって、ここまで長くほったらかしにしちゃったんだから。一度インターネット上に公開した以上、これだって「媒体」のはしくれっつーことになるわけだし、それなりの責任って生じるわけざんしょ。ごめんなさい聞く耳もたんって言われちゃうかも知んないけど、一応言い訳しとくと、とにかく公私共々忙しかったんでごわす。んなの何の言い訳にもなんない?そりゃごもっとも。どんなに忙しくたって、ちゃんと更新してる人いっぱいいるわけだし、だいたい無駄に過ごしてる時間がまったくないわきゃないんだから。っつーことで、重ね重ねゴメンナサイ!それと、う〜ん、この際、もひとつ謝っちゃいます。前回の“酔っぱらい日記”の中で、東京モーターショーで「ベレット」と「パブリカ」を見たなんて書いちゃってるけど、どうもそのふたつ出てなかったみたい!実は、あの後、チケットくれるっつー奇特な方がいたんで、もう一回行ってきたっす、東京モーターショー。んで、よく見たら・・・なかった。まったくもってウソ八百、知ったかぶりのヒデー話なのであった。ご、ごめんなさい!かんにんして!と平謝りするしきゃない、まったくもって面目丸つぶれのKANTAでございますだ。そうこうさぼっている間にKANTA号に起こった事件をひとつ。ある日、ビルの立体駐車場に156を入れようとしたその時、ガツン!という鈍い音が。あわててちょっとバックしたりなんかしてクルマから降りてみたと思いねぇ。んで、156のをのぞき込んでみたわけよ。すると、アンダーカバー(こんな名前だっけ?)の一部が割れ落ちちゃったりしてるじゃあ〜りませんか!しかも、よく見ると、フロントスカートの下側にもいいあんばいの擦り傷がついてたりして・・・。今まで、いろんな立体駐車場に入れてきたけど、こんなのはじめて。どうも、その立体駐車場、車を入れるコンテナ(?)の真ん中がやたら高く盛り上がってて、そこにゴツンしたらしい。因果応報、おごれるものは久しからず、アクセスしてくれてた皆さんの怒りにぶつかっちゃったのね、きっと。っつーことで、男KANTA、皆さまへの多大なご無礼を心にしかと刻みつけておく意味で、このキズ、そのままにしておくことにしました。(・・・なんちゃって、実は、外から見えないからまっいっかということで。ゴメンして!)


●1999年11月13日(土)走行距離7320km
つい最近、読み流した(!)サスペンス小説がある。なぜ「読み流して」しまったのかというと、登場人物の会話があまりにも時代錯誤な表現で現実感に乏しいこと、そして、サスペンスのくせに偶然が多すぎて論理性に欠けていること、そして何よりも、登場人物の思考と価値観に著しい偏りがあることが原因だ。たとえば、“41才の女性がモーテル(死語!)に行くはずがない”とか、“23才の新婚女性が浮気をするとは考えられない”とか、30才の既婚のキャリア課長(末は大臣!と目されている)が、好きかどうかもわかんない女性の部下の失踪を追っていきなり休職して旅に出るとか、そりゃもう大騒ぎ、一体全体どうなってんの??なんとも驚愕の世界なのであった。じゃ、そんな本なんで買ったのかっていうと、文庫本の新刊で気分転換によさそうなタイトルだったから、&とっても有名な大御所作家先生なのに著書を読んだことがなかったから。しかも文庫本のくせに900円もした!まったくどうしてくれんだよぉ。腹立ち紛れに一気に斜め読みしちゃったけど、残ったのは疲労感と時間の無駄だけ。ただ、ひとつだけ著者の名誉のため?に言っておかなきゃならないのは、その出版社の文庫としては確かに新刊だけど、実は21年前に他の出版社から刊行されてた作品だということ。・・・れれ、そんな前の作品を最新刊(!)と銘打って出しちゃう出版社にも多いに問題ありじゃん!詐欺まがいって言ってもいいくらいかも知れない。でもでも、当時の社会性を考慮して、(百歩譲って)言葉づかいや価値観に目をつぶったとしても、サスペンス作品としてかなりレベルが低いのは否めないわけよ。なにしろ盛り上がりゼロだもん。みなさんも、「最新刊」の文庫本にはくれぐれもご注意を!えっ?その本のタイトルと著者を教えろって?・・・ま、まぁ、じゃあ、ここだけの話ということで・・・笹沢左保氏の『孤独なる追跡』がそれ。ここだけの話よ、徳間文庫の最新刊だなんて誰も言ってないからね?!


●1999年11月25日(木)走行距離:不明
会社のビルがいま外装工事中なため、臨時に別の駐車場を借りてもらったわけです。しか〜し、遠い!!とはいっても、徒歩6分程度なんだけど、いままですぐ下に停まってたもんで、なんとも不便。打ち合わせとかに行くときは、駐車場まで行く時間がもったいないから、ここんとこもっぱら電車でGO。このDiaryを書くときだって、今までは走行距離をすぐ見に行けたのに、いまはダメ。だから、今日の走行距離も「不明」と書いてしまうことになるのであった。でもでも、よく考えてみると(実はちょっと考えればわかることだけど)ほとんどどこ行くにも都内の場合電車のが全然早いし、歩くから運動にだってなる。だいたいが、ガソリンや時間貸駐車場の経費だってバカにならない。ただひとつ、気になるのは、車って毎日乗ってやったほうがいいっていうじゃない?!エンジンオイルとかがすっかり落ちきっちゃって時間が経てば、エンジン始動時の負担やっぱ大っきいわけで・・・KANTA号、スマン!じっといい子にしてれば、そのうちマフラーのひとつやふたつ(Daiyaさんには永遠に追いつきそうにないけど)換えてやらないわけじゃあないから。あっ、そういえば、きょう久しぶりに高速道路走ってうれしかったりしたもんで、ついうっかり、オービスの横をビュン!(スピードをHP上で公然と語るのは気が引けるです、はい)と通り過ぎてしまった。そこにあるって知ってたはずなのに、魔が差したんだか、頭が悪いんだか・・・。後は運を天に任せるのみ。嗚呼、迷える貧しい小羊ちゃんに愛の手を!


●1999年12月2日(木)走行距離:不明

↑というわけで、きょうも「走行距離不明」です。ついに師走に入ってしまいました。目前に迫った2000年を皆さんはどう迎えるのでしょうか?KANTAも一応なんとなく考えたりしてますが、根っからが「好奇心欠乏症」なわけで、結局は平凡な年明けになっちゃうんだろうなぁ・・・。ところで、例の「遠い駐車場」のせいで3日も対面してなかったKANTA号のことが心配になり、昨夜、雨の中とぼとぼと会いに行ったわけです。着くとまず、一通り(暗いんでホントに一通り!)外観チェック。まぁ、これといった異常はなく(と思う)、ボンネットの上の落ち葉を取ろうとしたと思ってくだせえ。サッとすくい上げようとしたのに、なぜかつかめないんです、その落ち葉。その代わりに、手にベタッとした感触・・・??ひと呼吸あってやっと気がつきました・・・鳥の糞つかんじゃった!大きさからいって、たぶんカラスの。あ〜あ〜と思いながら、手を何かで拭こうとしたけど、あいにく車の常備ティッシュは切れてるわ、こんな時に限ってゴミ箱の中はカラだわで、もううんざり状態。ばかやろう、相変わらず運が付いてるぜ!などと一人ぶつくさ言いながらトランクを開け、汚れたタオルに手をゴシゴシなすりつけたのであった。なすりつけたあとに、指を鼻に近づけ、クンクンやったのは言うまでもありません。んなこんなでも、寒空にもかかわらずエンジン一発始動だし、ちゃんと吹け上がるし、帰ってくるころには雨で糞流れちゃってたし、KANTA号くんの調子は上々。あっ、そういえば、そのあと、そのまま手を洗わずにメシ食っちゃったっけ・・・。

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