156DIARY
3008km〜4186km(1999年7月12日〜8月23日)

●1999年7月12日(月)走行距離3008km
ついに3000km突破。とりあえずここまで大きなトラブルもなく、「いいんでねぇの!?」という感じ。でも、よく考えてみたら、BM乗ってたときはトラブルなんて考えもしなかった距離数なんだよなぁ・・・ちょっと複雑。それはそれとして、一昨日あたりから、また
集中ドアロックの調子がおかしい。まったくダメなら、素直にアレーゼへ持ってくんだけど、一昨日ダメだったのに昨日と今日はまた復活?!でもこれって、1ヶ月点検に出す前の状態に近いから、最終的にはぜんぜん機能しなくなっちゃうんだろうなぁ。どちらかというと人を乗せて走ることが多い僕としては、運転席のカギまわして他のドアがロックされないのはちょっと不便!困ったもんです。
ところで、一昨日、リンクのお願いをしてた
『青大将の巣』の“たこやき職人”さんからOKメールをいただく。感謝!とはいっても、メールいただく前にリンク張らせてもらっちゃってたんだけど・・・。はじめてのリンク、嬉し恥ずかし、ちょっと恐縮、こんなHPでスイマセン!
そういえば、そろそろエンジンオイル替えたほうがいいかなぁ?1ヶ月点検(走行距離1500kmぐらい)のとき替えてっから、まだぜんぜんいい気もするけど・・・どなたかオセーテ!

●1999年7月14日(水)走行距離3074km
もう最近は慣れたけど、156って回転半径がデッカデカ。BMのときとは、そりゃ大ちがい。今日の午前中も、都内のコイン駐車場で切り返し2回。狭い駐車場に頭から突っ込んで後ろ向きに駐車するわけだから、まぁ、しょうがないっちゃあ、しょうがないんだけど、BM(3シリーズ)だったら1回の切り返しで済んだはず。でもでも、初期ロットで多く発生しているという“エアコン排水車内漏れ”もないし、集中ドアロックもなんとなく
自然に直っちゃった(?)みたいだし、なによりも走りが絶好調で楽しいし、半分ぐらいはアバタもエクボ状態かもしれないけど、結局は“やっぱアルファはいいわぁ”というところに落ち着くのでした。

●1999年7月18日(日)走行距離3126km
一昨日の金曜日は、体も心も妙に疲れていた。そんな深夜のこと、帰宅するため、いつものように車に乗り込み、いつものように会社の駐車場から出ようとした。ただひとつ、いつもとちがってたのは、妙に雑だったこと。1台分のスペースしかないその狭い駐車場から右に出るときに最も注意しなければならないのは、出口右側にあるポールだ。ステアリングを右に目一杯近く切らなければ出れないので、車がポールと大接近することになる。だから、普通はちょっと前進してから右に目一杯切るようにしているのだ。ステアリングを切りながら、サイドミラーで車体とポールとの距離を確認するのは言うまでもない。でも、なぜが、その日だけはちがっていた。イライラしていたのかもしれない・・・いきなり右に目一杯ステアリングを切り、勢いよく車を出そうとした。サイドミラーを見るタイミングも遅かった。2/3ぐらい車が駐車場から出たところで、いやな予感とともにサイドミラーに目をやる。右後ろのドアに
ポールがぴったり貼り付いている(・・;)。車を止めて、もう一度ミラーを確かめるようにのぞき込んだ。このままじゃマズイ。僕は、ステアリングを切った状態のまま車をゆっくりバックさせた。車を降りる。はたして、「多分大丈夫だろう」という根拠のない予想は裏切られた。なんじゃ、こりゃあ!横に20cm以上にわたって線がピーーーーッと入っているのが目に飛び込んできたのだ。ただ、暗くて見にくいが、そう深い傷ではなさそうだ。翌、土曜日の朝、顔を洗うのも早々に自宅の駐車場に車を見に行く。明るい所であらためてよく見ると、かなりしっかりとした傷に見える(TT)。が、悲しがってばかりいてもしょうがないので、まずは車を洗って、傷の状態をしっかりチェックしてみることにする。洗ってみると、最初の印象通り、そう深い傷じゃないのがはっきりする。となると、次は“患部”へのワックスがけだ。・・・けっして消えはしないが、かなり目立たなくなった。ちょっと見には、ほとんどわからないといっても言い過ぎじゃあない。やれやれ、お疲れ!というわけで、今日の教訓:曲がる角には、ポール一秒、きず一生。

●1999年7月23日(金)走行距離3227km
昨日、都内の道はいつもにも増して混んでた。仕事で動く場合はやっぱり電車!と、わかっていても、時間に余裕があるときは車のエンジンをかけちゃうことが多いんだな、これが。渋滞もヤだけど、人込みもヤ!まったくもって、身の程知らずのわがまま×贅沢ぶりなのであった。で、そんな混み混みの246号で、ちょっと走って止まってちょっと走って止まってを繰り返しているとき、これまで感じたことのない
“ズーン、ズーン”という規則的な振動をキャッチ。それは、バイブレーションしている携帯電話を足で踏んづけてるような感じ。『・・・そういえば、昨日、止まった車の後ろの道にオイルが少しあったなぁ。あれってヤッパ僕の車のだったのかなぁ』・・・昨日は、得意の“見なかったつもり”でやり過ごしちゃったけど、実際は見なかったわけじゃないので、いくらオバカな僕でも心の隅っこに少しは引っ掛かっていたのであった。ちょっと不安、というか、正直言うとかなり不安である。一瞬、アレーゼに持っていこうか考えたことも事実である。でも、<その1>走りには(今のところ)支障がないじゃないか!<その2>このくらいで持ってってたら、(きっと)しょっちゅう持ってかなきゃいけなくなるんじゃないの?<その3>持ってったら、(きっと)置いてくるようになる。ということは、取りに行かなきゃいけなくなる。それはそれで面倒くさい。代車も出してくれるかどうかわからない。というわけで、“感じなかったつもり”にしました。おかげさまで?今日の朝は“バイブレーション”なし。だからって、明日も大丈夫という保証はなし。ケセラセラ。どうせ、人生、明日は誰にもわからない。とまた、強引に自分を納得させるKANTAでありました。

●1999年8月5日(木)走行距離3822km
8月1日の日曜日の日に目的もなしに東名を走った。あえて無理やり理由を探すと、ふだんまったく使わない5速と6速を使ってあげたかったから。夜の8時をまわらんとする時間にもかかわらず、それも下りだっつーのに、結構な数の車が走ってるもんですわねぇ、東名の旦那ぁ。つーことで、左手は4速と5速と6速の間を行ったり来たり。それでも5速はたっぷり使えたけど、悲願の6速はあまり使えずじまい。アルファに乗ってる人のサーキット走行の話をよく見聞きするけど、ちゃんと楽しもうと思ったらそうなるわね、こりゃ。だいたい気持ち良く6速使おうと思ったら、リスクでかいよね、法律的な。とはいえ、なんだかんだ言っても毎日ほとんど3速までしか使わ(え)ない僕にしてみれば、実に爽快なミニ・ツーリングになるはずであった。行くあてもない中、富士川SA(?)に立ち寄る。駐車場結構混んでる。あ、でも
ラッキー!レストランに上がっていく階段の近くに1コ見〜っけ。でも、行ってみればレストランは長蛇の列。階段下の売店はと見ると、店じまい間近でおにぎりぐらいしかない。がっくりしつつ自販機でコーヒーお買い上げ。すごすごと車に戻ってみると、追い討ちをかけるようなアンラッキー!なんと、リアスポイラー周囲のトランク上にこれでもかというほどの数の白い置物。糞だぁ!!鳥の。確かに、止めた車の脇には木がある。でも、それほど大きな木じゃないわけよ。なんせ、枝葉の中が見通せるほどなんだから。これのどこに鳥ちゃんがいるのよ、しかもほんのちょっとの時間じゃない!ひょっとして、僕以外のみ〜んな知っててここに止めなかったわけ?わ、わなだ!泣きながら(心でよ、もちろん)急いで車を出した僕に、次に襲ってきたのはいきなりの雨。それも、ドシャのブリ、大雨、豪雨(ちょっと大げさ)!もうやめた、帰ってやると清水インターを下りてみれば、ピタッと止む始末。今日の東名はどうもいかんぜよということで、あえて国道1号で帰途につく。しばらく幸せに走るも、お腹はどんどん加速度的に空いてくる、僕らはみんな生きている。ということで、途中、国道1号を離れ、富士市街に車を向ける。しばらく走ると確かにお店はありました。ラーメン屋さんやら焼き肉屋さんやらマクドナルドやら・・・。でも、ひとりで気軽に入れそうなラーメン屋さん系はどこも客であふれかえり、うろうろするうちにマクドナルドは閉店時間。すでに“気が短い状態”になってる僕は、一旦国道1号に戻ってエリアを変えることを決意。その道すがら、突然、猛烈にあおってくる軽トラ出現。前に車が連なってるのわかってるのに、右に左に小さな車体を振りながらあおってくる。バックミラーを見ると、若い兄ちゃん二人。バカかおまえら!ほとんど切れそうになりながらも、切れたら向こうの思うつぼのような気がして、“バカはほっとくに限る”と心に言い聞かせ無視を決め込む。結局最後、やつらは、右折して国道1号に上ろうとする僕の車の脇を精いっぱいのスピードで走り去っていった。その後、国道1号脇のラーメン屋でなんとかメシにありついた僕は、箱根新道、小田原厚木道路、東名と乗り継いで、へろへろになりながら深夜に無事帰宅。おかげさまで、とっても素敵な心に残るミニ・ツーリングになりました。

●1999年8月11日(水)走行距離3911km
めったに買わない『Number』を昨日買った。なぜめったに買わないかというと、薄い雑誌の割に値段が高いから。じゃ、何で昨日は買ったかというと、特集が「イタリアを愉しむ。」だったから。で、帰ってきて中を見たら、ありましたよ、イタリア・トリノ在住のカーデザイナー内田盾男が語る「イタリア式クルマの愛し方」ってぇ有り難いお話が。まぁ早い話、イタリア人の場合、美しいとかしゃれてるとか、かっこいいとかがすべてに優先するってゆうようなことをいろんな側面からお話してくれてるわけです。んでもって、カロッツェリア・ミケロッティ社の副社長を務めた後、デザイン・コンサルタント会社を興した(どちらもイタリア)内田氏も、156に乗ってるっていうじゃああ〜りませんか!イタリアで活躍するバリバリのカーデザイナーが好んで乗ってるってぇ事実・・・なんか自分が認められたみたいで、思わずニターっときちゃいました。たった4ページの記事だけど、面白いですぜぇ、皆さま。ところで、156の色の中でイタリアで一番売れてるの、シルバーだって知ってたぁ?

●1999年8月23日(月)走行距離4186km
この前、BBC WORLD(米CNNの英国版みたいなインターナショナルなTV局)のなんとかっていうクルマ番組の中で、
三菱ランサーエボリューションVIを紹介していて、エラクほめていた。その番組はこれまでも何回か見てるんだけど、けっこう辛口。レポーターがクルマを走らせながらインプレッションを語るスタイルで、乗ったクルマを面白おかしく酷評することが多く、たとえほめても最後に「でも私なら買いません」なんて言っちゃうほど。そんなシビアな番組なのに、三菱ランサーエボリューションVIでけなされた?のは「何の特徴もないインテリア」だけ!走りのすばらしさをとにかく絶賛していたのであった。僕は三菱ランサーエボリューション・モデルには乗ったことないけど、この番組でここまでほめるくらいだから一度は乗ってみる価値があるにちがいないと認識を新たにしちゃったのでした。ただ、三菱ランサーエボリューションVIを英国で買おうとしたら600万円(限定300台)!!もしちゃうらしい。日本の倍ですぜぇ、旦那ぁ。番組の最後で「ヨーロッパの高級ブランド車が買えちゃう値段だけど向上心のある人にはいいかも知れない」的なことを言ってました。それにしても、メーカーにコビを売らない(メーカーからお金が出てない)TV番組っていい!日本のTV局じゃあ無理だろうなぁ・・・・。

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