利根川・関宿城・江戸川
サイクリング
日時
2013年11月17日(日)
日曜日は電車が混まず自転車持込みがしやすいため。ただし欠点としては日曜日は関宿周辺の豆バスは運休でエスケープルートには使えない。
サイクリング・ルート
本サイクリングは忍城・
石田堤・さきたま古墳
群・関宿城サイクリングの継続である。
羽生→20km→栗橋→10km→関宿城・鈴木貫太郎
記念館→三郷幸手自転車道→14km→東武野田線南桜井駅⇒大宮駅
エスケープルート−1:羽生から21.3kmの栗橋駅 土手上17km 下図はエスケープルート−1
エスケープルートー2:関宿台町バス停(鈴木貫太郎記念館至近)から朝日自動車(0280-87-0780)の豆バスで東武野田線の川間駅へ。ただし平日
のみ運行、日祝日は盆暮のみのため日祝日は堺タクシー(0280-87-0095)で東武日光線の幸手駅へ
桜井駅まで総走行距離44km
使用機材
参加者が田中、青木の2名のため、2台の折り畳み自転車、すなわちブロンプトンとbd-1。
移動手段
青葉台駅7:44田園都市線急行押上・久喜方面⇒9:37久喜駅9:39東武伊勢崎線・館林行羽生9:58
または
青葉台駅8:12田園都市線急行久喜行⇒9:55春日部駅9:58東武スカイツリーライン区間準急・館林行羽生10:39
実行記録
折角田中家に前泊したのに勘違いで7:44発の久喜行をのがす。久喜駅では乗り換え時間がなく、2時間トイレなしで過ごす。
羽生駅で日焼けクリームを顔面に塗る。駅前にはなぜかベルギーの小便小僧のコピーが設置してるのでその前で記念撮影。ベルギー王国デュルビュイ市と姉妹都
市締結しているためか?
羽生駅前にて
駅前広場から事前にグーグルで調べた土手に登れるポイントを目指して走る。
土手下にて
土手に登るとそこは未舗装であった。(土手の中腹にある自転車道は舗装してある)海から147km地点と標識がある。このところの北風も収まり、ほとんど
無風。気温は17°Cで快適。
海から147km地点の標識
住民を移住させて、スーパー堤防工事が継続している。引っ越した家屋の基礎だけ残っている。東北自動車道の巨大な利根川橋の下をくぐる。ここは何度もハー
レーダビッドソンで渡った。
東北に向かって流れていた利根川はやがて大きく右に湾曲し、南東に向きを変える。広くなった土手の上に「羽生スカイスポーツ公園」というものがあり、大勢
の
子供連れがロングローラー滑り台で遊んでいる。われわれはそこの芝の上にすわっておにぎり2個の昼飯をとる。
少し先の河川敷に羽生ソアリングクラブがあった。更に先には巨大な土手の上に「加須(かぞ)未
来館」というガラスの城が聳えている。プラネタリウムなどがあるようだ。だれがこの人里離れた土手の上に星を見るためにくるのだろうか?箱物行政の典型
だ。
埼玉大橋の下をくぐってさらに行くとスーパー堤防の上にカスリーン公園がある。1947(昭和22)年に発生したカスリーン台風によって起きた大洪水を忘
れないために、旧大利根町の利根川の堤防上に1997(平成9)にモニュメントを設置したのだという。、カスリーン台風の大雨にによる増水が堤防を乗り越
え350mに渡って決壊した。江
戸川の西側が水没。死者1,077名、行方不明者853名を出した災害をわすれないための施設という。
関東平野の浸水した地域はwikiの下図の通り。これ
は家康以前の旧利根川の流域が水没したということだろう。春日部の西に微高地があり、そこは洪水の被害はなかった。そこに坂東
12番の慈恩寺が
ある。家康以前の人々が経験から寺があるべき場所を知っていたのだ。
戦後キャスリーン台風を経験したのち、大洪水の水を途中で江戸川にくみ出す仕掛けが春
日部の東側の国道16号線の地下に構築された。
今回のルートの目的地、東武野田線南桜井駅周辺は江戸川と中川、大落古利根川にはさまれた低平地である。中川、倉松川、大落古利根川の余剰水を一旦巨大な
地
下貯槽に落とし。庄和町の排水機
場ポンプから江戸川に放水流する首都圏外郭放水路の出口となっている。東京を洪水から救い出す巨額の投資が見れて興味深いだろ
う。庄和排水機場内 龍Q館 2Fに予め予約すれば地下を見学できる。
公園内には「おおとね童謡のふる里室」がある。その裏にはサイクリングセンターがあり貸し自転車があるようだ。その先の河原にある日本学生連盟読売滑空場
にはモーターグライダーが置いてあった。
東武日光線の鉄橋下には自転車専用道路が無い。したがって土手の斜面のコンクリートで固められたところを歩いて下ってまた登るという苦行をしなければなら
ない。渡り切ったところで土手の上の芝に横になって休憩をとる。東武の急行が何度も通過するがわれ関せず、熟睡。

いやー 極楽!極楽!
|

熟睡
|
空にはモーターグライダーが意外に大きい爆音を轟かし鉄橋の上を飛ぶ。
モーターグライダー
リフレッシュして再度東北本線の鉄橋下をくぐるが、ここでパートナーの田中が猛スピードで鉄橋下に突入するとき、通りがかりの小母さんに声をかけられた。
その拍子に
バランスを失い、草むらに突っ込んで顔面制動した。顔面が切り傷だらけになる。というわけでエスケープルートー1を即決定。関宿城以降は次回とした。栗橋
駅も近いので、駅に直行し、傷だらけの顔面をトイレで洗浄した。ばん
そうこうを購入し、顔面に何枚か張る。
東武線で一駅、南栗橋駅で始発の田園都市線中央林間駅行きに乗る。2時間居眠りしながら青葉台駅に帰る。渋谷からは子供連れの客が増える。青葉台では自転
車を貸してくれた娘も交え、小さなイタリアン・レストラ
ンで夕食後散会。
November 11, 2013
Rev. November 27, 2013