龍口明神社
鎌倉市腰越地域にある神社。
創建は538年と伝わり、鎌倉市に現存する神社では一番古い。江の島弁財天とは深い関係にある。弘安5年(1282年)に社前で一遍が念仏勧化を行った。
その様子が国宝『一遍聖絵』にえがかれている。もともとは龍口(たつのくち)の龍口寺西隣に建っていた。鎌倉時代には刑場
として使用された。大正12年 (1923年)、関東大震災により全壊、昭和8年
(1933年)に龍口の在のままで改築したが、
昭和53年(1978年)に、現在の地へと移転した。周りは新興住宅地となっている。

龍口明神社
安政2年
(1773年)に龍口が片瀬村(現藤沢市片瀬)に編入されて以降、境内地のみ津村の飛び地として扱われた。移転後の現在も、旧境内は鎌倉市津1番地として
飛び地のまま残っており、拝殿・鳥居なども、移転前の姿で残されている。
瀧口寺西隣の旧龍口明神社
April 10, 2012