伊勢社に奉納される獅子舞

長野市南高田の氏神は伊勢社である。いまでも春祭りには伝統の獅子舞が奉納されている。ビデオクリップに収録されているのは前半で、後半、御幣を真剣に持ち直して踊る迫力あるものである。い わゆる一人立ちという形式でほとんどを一人で踊りきる。最後にもう一人が後ろ足を担当してフィナーレとなる。

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伊勢社の春祭り 2002/4/20撮影

高田は裾花川扇状地の末端の台地上にできた集落である。このため高田の南側に数メートルの段差がある。

六世紀の前方後円墳である南向塚(なおずか)が上高田(かみたかだ)にある。この近くの芋井神社が諏訪大明神をまつり、上高田、下高田(しもたかだ)または南高田、北高田村のうち久保組の村鎮守であった。しかし正和年間に下高田に伊勢社ができたという。伊勢社は段差の低地にある。すぐ北側は低湿地でセリ田圃がある。

伊勢社には二斗八様をまつる小祠がある。二斗八様とは上納俵のことで松代藩に直訴し、寺尾村の鳥打峠の露と消えた義民助弥のことである。

2002/5/2

Rev. October 18, 2007


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