ロカ号

帆走試験

港内機走、着桟、離桟訓練を繰り返し、自信の出たところでROCA号の港外、帆走試験をした。UW旗(ご安航を祈る)が掲揚されたゴールデン・ウィーク初日である。

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帆走試験

下記確認。

(1) メインセール・スライダーがマストグルーブのスライダー・ゲートに引っかかる不具合はスライダー・ゲートが変形し、突起となっている部分をヤスリで削り、研磨剤で磨いたがいまだにスムーズに上がらない。

(2) リーフ用ロープの抵抗が大きいので設計通り、セールの前後にブロック追加。

(3) リーフ用ロープが新しくロープに撚りがかかっているとリーフポイントに付けたブロックが回転してロープがよじれてしまい、リーフ困難となる。ロープの撚りを戻す作業が必要となる。

(4) 帆走中はエンジンをニュートラルからバックに入れてプロペラの空転を止めるほうがスピードロスは少ない。

(5) 10ノット位の陸風で一段縮帆しても、4.5ノット出る。

(6) 他の船と並走してみると、フルバテンのためか、セールが新しいためか切りあがり性能がよいことがわかる。

(7) 帆走下での舵のバランスは良く、ティラーを握らずともしばらくは直進するため、短時間ならオートヘルム不用。

(8) ブローが来てヒールし、ウエザーヘルムとなってもティラーは直進を保持し、余計な抵抗を出さぬようにすれば自然元にもどる。

(9) ヒールが大きい時、ETAP特有のトウレールはつかまるに都合が良い。

(10) 走行中ジブハリヤードを誤って下げてファーリング不可にならぬよう、ジブハリヤードストッパーは固縛する

(11) 落水者救助訓練はフェンダーを落として訓練する。実際に落水者が出た場合も直ちにフェンダーを落として目印にすること。法定備品のライフリングはロープ付きなので最後に投げ込み、船に引き寄せるために使う。

帆走試験後はビジターバースに係留してウォーターフロントにある。イタリアン・パスタ店Bruschetta Pix. Caffe で昼食し初帆走を祝った。(Restaurant Serial No.142) 港内では既に赤潮の発生が散見される。

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Bruschetta Pix. Caffe 前のビジターバースに係留された ROCA

2001/4/29


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