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844

プロスペクト理論

2004/09/05

2002年ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン(D. Khneman)という人が考えた理論。人間の意思決定が期待効用理論の想定するものと異なることを人間の確率判断についての心理学で説明。一般的に、買い手のほうが売り手よりも有利な交渉を進めることができる理由の根拠として使える。プロスペクト理論をごく簡単に表現すると、人間は何かを得るという状況においてはリスク回避的であり、何かを失うという状況においてはリスク好意的になるというもの。

1)A:確実に800ドル獲得できる選択肢
   B:0.85の確率で1000ドル獲得できる選択肢
どちらを選ぶか?

2)A:確実に800ドル失う選択肢
  B:1000ドル失う確率が0.85あるが、全く失わない
  確率が0.15ある選択肢
どちらを選ぶか?

本理論は松井潤吉氏に教わる。


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