読書録

シリアル番号 895

書名

幻の女

著者

ウイリアム・アイリッシ

出版社

早川書房

ジャンル

小説

発行日

1979/8/31発行
1981/12/31第8刷

購入日

2007/9/19

評価

原題:Phantom Lady by William Irish 1964

ハヤカワミステリ文庫

娘の蔵書

1,000冊読破の目標を掲げ、過去1年間100冊の本を読んだ。

しばらく歴史物ばかり読んで疲れたの。肩ほぐしにミステリーをよむことにした。妻殺しという無実の罪から逃れるアリバイを持っている謎の女が見つからず、ついに死刑になるかもしれない男の物語である。

刑事が容疑者の言葉から犯人を同定して裁判で死刑の判決を勝ち取るが、深層心理下では完全に満足していない。 自分は間違ったのではないかという後味の悪さが次第にかまくびを持ち上げてくる。そこで私的な捜査を開始して真相を究明してゆくのだが、死刑の日時がきまっていて、カウントダウンに追いかけられる。残された時間との競争でハラハラしながら真相があばかれてゆくさまを読むのだ。

夕食後から読み出したのが運の尽き、午前3:00に1/3をのこしてついにダウン。翌日残りをよむ。堪能した。ミステリーは体によくない。


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