読書録

シリアル番号 559

書名

恨(はん)の韓国史

著者

麗 羅

出版社

徳間書店

ジャンル

歴史

発行日

1988/7/15初刷
1988/9/25第2刷

購入日

2003/03/15

評価

在日韓国人によって書かれた韓国史。

韓民族は昔、新羅、高句麗、百済の三国に分立していたころは武勇の民族だった。しかし、新羅による三国統一とともにこの尚武の気風はおとろえた。新羅は三国を統一したのは武力であったため、これを達成した李成桂とその子孫は自分達にとって恐ろしいのは武力だと認識し、ことさら文尊武卑の政策に徹した。国民の中で文事的才能のあるものは保護育成したが、少しでも軍事的才能のあるものは、その力が完成しないうちにつまみとることに狂奔し、それを伸ばし育てて民族全体のエネルギーにすることは考えなかった。

これに対し、日本の家康は政権の基盤を自身の出身母体である武士においた。あとは歴史が示すとおりである。


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