読書録

シリアル番号 420

書名

社会学

著者

アンソニー・ギデンス

出版社

有限会社 而立書房

ジャンル

社会学

発行日

1992/4/25第1版,第1刷
1997/4/25改訂新版第7刷

購入日

1999/05/14

評価

原題:Sociology, by Anthony Giddens

息子の教材

なかなか面白そうなので読んでみることにした。ジェンダーなる語もここらへんが発祥の地か?とにかく分厚い本である。完読に一年はかかりそうと思ったが、その後、16年間積んでおいた。

最近、アレックス・メスーディの「文化進化論 ダーウィン進化論は文化を説明できるか」や社会生物学の創始者であるハーバード名誉教授エドワード・ウィルソンの「ヒトはどこまで進化するのか」を読んでから再び手に取る。何とエドワード・ウィルソンについて言及されているではないか。

2018/12/8の朝日の「耕論」でアンソニー・ギデンズが欧州の中道は蒸発した。原因は製造業の海外移転とSNSの普及と電子マネーの普及だという。 製造業の海外移転により労働者がいなくなり、伝統的労働組合が弱体化した。そしてSNSにより従来型の民主主義手続きは回避されるようになった。これに より高齢者や貧困層が変化にとりのこされ、社会への帰属意識が失われた。英国の労働党は支持をうしない、米国の民主党も同じ。これら既成政党の将来は絶望 的。コスモポリタン的価値観、例えば地球気候変動防止、または発展途上国の発展、ジェンダー問題、デジタル時代の福祉制度などを政策ににげるしかない。

といっているが説得力無いですね。

Rev. July 28, 2016


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