読書録

シリアル番号 1372

書名

人類の歴史とAIの未来

著者

バイロン・リース

出版社

株ディスカヴァー・トゥエンティワン

ジャンル

歴史

発行日

2019/4/30第1刷

購入日

2019/8/

評価



加畑氏から借りる。

AIはヒトを越えられない。ヒトは生物学の制約を越えられないという。「不死またはアモータル」と「至福」が考えられないと指摘しているところはユヴァ ル・ノア・ハラリと同じことをいう。

ユヴァ ル・ノア・ハラリはしかし21世紀には技術やAIにより「無用者階級」が出現する。この「無用者階級」は失業しているだけでなく経済的価値、政治的 価値、芸術的価値をもたないというのがユヴァル・ノア・ハラリの予言だ。だから仕事がなくて食えないひとを救うためのユニサーバル・ベーシクインカムは2000年前にキケロが提案しているではないか。

しかし、バイロン・リースはAIが仮に人間の仕事を奪っても人間は新しいビジネスを思いつくものだ。

人類史上最古の物語は4000年前に粘土板に書かれたギルガメシュ叙事詩だ。それは不死の命はないということ。




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