読書録
シリアル番号 |
1329 |
書名
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草すべり その他短編
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著者
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南木佳士
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出版社
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文芸春秋社
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ジャンル
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小説
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発行日
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2011/9/10第1刷
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購入日
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2018/03/01
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評価
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優
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文春文庫
加畑氏蔵書 「草すべり」、「旧盆」、「バカ尾根」、「穂高山」の短編集
山仲間で「草すべり」という「阿弥陀堂だより」という小説を書いた作家の南木佳士の小説が話題になった。私が知っている「草すべり」は北岳のそれである。しかし、小説は浅間山のそれであるという。かって浅間山荘から登った時に湯の平からこの外輪山の崖を下から見上げたことがあるが、急斜面すぎてとてもそこは通過したくないとおもったことを覚えている。車阪峠に自家用車を止めてトーミの頭経由には距離的には近いが、とてもではない。
草すべり
小説は医者で随筆などを書いている主人公に40年前の高校時代の同級生だった女性から手紙をもらい、彼女の誘いで浅間山登山に二人で出かける話だ。車山峠→トー
ミの頭→草すべり→湯の平→前掛山のコースも彼女が選んだもの。主人公はそもそもなぜ彼女が今頃になって声をかけてきたのだろうかとか、なぜこんな急な坂
をえらんだのだろうかとか疑問を持つが、聴けない。二人がが交わす何気ない会話と心の風景を淡々と綴った秀作。
旧盆
これ読むと、「阿弥陀堂だより」の女医は作家自身の経験だったと推察される。それから「阿弥陀堂だより」の主人公の郷里は飯山であったが、此処では嬬恋村に設定されている。
バカ尾根
バカ尾根とはどこにあるのかと思ったら浅間山にあると分かった。七曲がりはどこか?
穂高山
これは涸沢から奥穂高に登る話だった。