読書録

シリアル番号 1157

書名

南の海からきた丹沢ープレートテクトニクスの不思議

著者

神奈川県立博物館編

出版社

有隣堂

ジャンル

サイエンス

発行日

1991/12/28第1刷
2012/3/30第10刷

購入日

2013/08/15

評価



有隣堂新書

プレートテクトニクスは耳たこであるが神奈川県の地質図が詳細に掲載されるので、山歩きの参照にしようと買う。

太平洋プレートが北アメリカプレートの下に、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいるがフィリピン海プレートに乗っていた丹沢山塊 と伊豆半島は沈み込まず関東山地にぶつかって押し合っている。結果として丹沢山塊の地層は垂直に褶曲し、逆転しているものもある。この押し合いにより中央構造線も大きく曲げられている。

以上がこの本の趣旨だが、NHKによるとGPSの測定結果から三ると伊豆半島は西に動いているのに、その東の伊豆大島などは北西に動いている。これはフィ リピンプレートが伊豆半島の東に沿って割れ始めているのではと考えられ、相模湾のプレート境界地震が危惧されるようになったという。

Rev. September 1, 2013


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