読書録

シリアル番号 1021

書名

終の住処

著者

磯崎憲一郎

出版社

新潮社

ジャンル

小説

発行日

2009/7/25

購入日

2009/7/31

評価

この歳になってとある設計の妥当性を検討するコンサルティング業務を引き受けた。若い頃、格闘した技術的問題を抱えた設計を採用しているのを見てしまったため、引き受けたのである。

半月程、家にこもって、くだんの設計図書を読破した。野心的だが一点だけ慎重に設計しなければいけないところをみつけた。

中間報告書を書き上げ、説明に東京に出向いた時、待ち時間に三省堂に平積みになていたのを見て、表紙の写真とタイトルが気にかかって手に取りパラパラとページを めくる。評価も定まっていないボット出のハードカバーだが読んでみようかという気になり買い求める。一晩で読んだ。

141回芥川賞受賞とのことだが、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」を短くしたような書き方で面白かった。

ハードカバーの高価な本を発作的に買ってしまったが文芸春秋の掲載されてりうことを知り、しまったと思ったがあつのまつり。

Rev. August 12, 2009


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