読書録

シリアル番号 1009

書名

原子力発電 その経済的社会的分析

著者

W. Isard, V. Whitney

出版社

丸善書店

ジャンル

技術

発行日

1954/11/5

購入日

1965頃

評価

原題:Atomic Power An Economic and Social Anakysis

若き頃、原子力を勉強しようと買い求める。

原子炉をパイルと呼んでいた頃書かれた本。

原子力のコスト試算をして高コストだが何とか利用したいという流れで書いていて、発電だけでなく各種工業への適用を論じている。

原子力のメリットは燃料の輸送費が安いこととなっている。しかしその後の発展をみると石油の巨大タンカーによる低コストにより原子力の強さは下がった。

これを受容する文化は国民が競争的、侵略的な思考を習慣的に行う文化に適する。

放射能汚染に対する危惧は一切ふれられていない。


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