今日の東戸塚 as of 1998/08/31
今日は休みを利用して東戸塚の練習場へ行って来ました。鹿島戦を戦ったTOPチームはランニングなど軽めの練習ですぐ上がり、サテライトはゲーム形式の練習を交えてやや重めの練習となりました。#なお予定されていた午後の練習は中止です。
今日は集まったファンは非常に少なく10人くらい。それも「夏休みの宿題」のために来た?小学生なんかもいて面白かったです。なんでも、「マリノスでは川口選手以外は絶対に車も止めないし、サインもあまりしてくれない。横浜フリューゲルスの選手はみんなサインをしてくれたり、カードをくれたりするので驚いた。こんなことならもっとフイルムもってくればよかった」とのこと。
最後にエンゲルス様よりのお言葉。「あなたのとこのホームページ見にいきましたが、全然更新されていない。ちょっと残念ですね。」とのこと。良く聞くと「英文ページ」のことでした。最近パソコンをつなげられて、いろいろなページを見に行かれているようです。さっそく英文ページも更新しなければ。
帰りがけの選手のみなさんに手を振っていたら、アンデルソン選手が止まって、車から降りてきてくれました。土曜のゴールを「Gol Muito bonito!(すばらしいゴールですね)」と言うと、ちょっと照れながら「ありがとう、うれしい」と日本語で応えてくれました。また、私の家族は一緒に写真を撮ってもらえました。
さて、怪我の具合が心配なフットレ選手とサンパイオ選手ですが、フットレ選手は右足を叩きながら「OK!」とのこと。次は出ると言っていました。またサンパイオ選手の方も大したことはなく、交代も「大事をとって」のものだったようです。「次は柏戦」と言っていましたから大丈夫でしょう。
鹿島に1−3で快勝 as of 1998/08/30
8月29日(土)鹿嶋市のカシマスタジアムで行われた対鹿島戦は永井、イゴール、アンデルソンのゴールで1−3と快勝しました。
茨城県下では大雨で河川が氾濫するなど被害が出ていますが、行きの高速でもたびたび視界が奪われるような大雨。今日の試合はあるのか?また利根川は無事に渡れるのか?不安でしたが徐々に天候も回復して晴れ間ものぞくようになります。利根川は水位も上がって濁流になっていましたが、なんの規制もなくスムーズ。無事鹿島につきました。
発表では3−4−3になっていますが実質のフォーメーションは3−6−1です。フットレが出場していないのが気にかかりますが、アンデルソンは気合い爆発。後に書きますがすばらしいパフォーマンスを披露します。
後半も変わらずフリエペース。中盤からの組み立てに厚みがあって、右に左にボールがさばけます。ウィングが下がり気味でプレーをしているために、パスコース&両サイドのスペースが確保され、サイドをえぐる場面が多くなります。またアンデルソンはFW登録でありながらもきっちり守備にも参加。中盤での守備負担を減らすとともに、攻撃でも左サイドからの有効なセンタリングで相手DFを揺さぶります。2点目は後半15分過ぎ、左サイドやや遠目からのイゴールのシュートがGKの逆をついてゴール。結構いいシュートでした。
試合終了後、少ないフリエサポーター前に選手が挨拶に。中でもアンデルソンと前田浩二選手は最後までサポーターを煽って、お互いに抱きついたりもう大騒ぎ。サポーターも声援で応えます。
帰りは雨も降らずに無事帰り着くことが出来ましたが、カシマスタジアム周辺にはパトカーが赤色灯をつけて待機しているなど異様な雰囲気。鹿島の担当者も「今日は一方的な展開だったので早く帰ってください」と言っていましたが、ちょっと悲しい気持ちになって家路につきました。
試合開始前に鹿島の担当者が私のところに訪ねてきまして、いろいろお話しましたが随分大変なことになっていることをこの時初めて知りました。曰く「もしフリューゲルスが勝った場合、試合終了後の応援は極力早めに切り上げてほしい」「清水戦の時に大乱闘になって収集できなかった二の舞は避けたい」「乱闘になってしまったら、警備員がついていても多勢に無勢で守りきることはできない」。どうやら、清水戦の時に、清水サポが試合終了後15分以上応援を続けていて、怒った鹿島サポがアウェー側に突入し大乱闘になったらしいのです。
そう言われるとパトカーも開場3時間前にも関わらず何台か待機していますし、そういう目で見るとなるほどな〜とうなずけます。
妙な?緊張感の中キックオフ。だいたいスタメンはこんな感じでしょうか。
アンデルソン レディアコフ 永井
遠藤
三浦 山口
サンパイオ
前田 原田 薩川
楢崎
対する鹿島は今までの4−4−2から3−5−2になったのでしょうか、DFが不安定(というよりサイドのフォローがうまくいかない?)ため、フリエにたびたびサイド突破を許します。またGKが不安定でなにかちぐはぐ。
中盤でも非常に気合いの入ったボールの奪い合いが展開しますが、ほぼすべての局面でフリエが圧勝。たびたび鹿島のパスをインターセプトし、永井や三浦を経由してイゴールなどに配球されます。さらに柳沢・マジーニョを薩川・前田が完全に封鎖。特に柳沢は薩川相手では仕事ができません。なんでも前半の2シュートだけだったとか。原田がスイーパー的に入り、前田・薩川がマンマーク的についていたと思います(途中から原田があがったりするんですが)。
先制点は、27分。アンデルソン?のシュートをGKがはじいたところを詰めていた永井がGET。逆サイドでのゴールでしたが、詰めていた永井、さすがでしょう。
しかし、この日の主役は選手ではありませんでした。判定がはっきりしない、笛が遅い審判の一人舞台になります。鹿島側にはカードはほとんど出ませんでしたね。フリエには出ること出ること。それも「あれでとるかよ」というものばかり。派手に転べばカードを出すということだったようです。激しいあたりでのカードは一枚もありませんでした。逆に言えばそれだけフリエが押していたということになります。
鹿島もこの失点で猛攻を開始。しかしフリエDF陣にうまく防がれ、フリーでシュートに持っていける場面は皆無。また楢崎もさすがの好守でゴールを割らせません。さらに後半30分頃、そのアンデルソンが左サイドを持ち上がり、イゴールへパスを出すと見せかけてDFをかわし、GKが出てきているのを見てややループ気味にシュート。サイドネットを揺らします。
ほぼ勝利を手中にしたものの、サンパイオが痛んで?交代(これで調子が狂ったというのもあるのか?)。さらに終了5分前に自ゴール前に上げられたクロスをヘッドでクリアしようとするものの届かず、マジーニョの足下に落ちたボールをボレーで入れられ失点します。さらにオフサイドでゲームが止まったボールをゴールに蹴ったとのことで三浦が2枚目のイエローで退場とよくありません。勝利はするものの後味の悪いゲームでした。
前回「ザルDF」と新聞に書かれたDF陣は、今日は非常に良かったです。前田浩二選手さすがです。惚れなおしました(とか書くと本人が気味悪がりそうなのでやめておきます)。しかしレシャックがやりたいサッカーと結果の出る形が若干違うのは気にかかるところです。そして今日の殊勲はアンデルソンとレディアコフ。特にアンデルソンの攻守にわたる献身的なプレーは今日の白眉でしょう。
U−19タイ遠征にフリエから4人 as of 1998/08/26
タイに遠征するU−19代表20人に、横浜フリューゲルスから手島・辻本・遠藤・大島の4選手が選ばれました。
開幕戦は4失点を喫し敗北 as of 1998/08/23
8月22日(土)に横浜国際競技場で行われた2ndステージ開幕戦、対清水戦は不安定なDFの裏を取られるなどして4失点し、イゴール、山口が得点するもおよばず緒戦敗北しました。
大切な緒戦を落としましたが、試合はまだまだこれから。でも直すべき点もきっと多く見つかったはずですから、次の鹿島戦にはきっちり修正して難敵に臨みたいです。
前半の2点は完全にDFの裏をとられての失点。うまくDFのコントロールが出来ていなかったことに加えて、中盤の浅いところでパスをカットされ、たびたびピンチを招きます。中盤でのボールの寄りも清水が一歩はやく、前半はほとんど見所なし。前半の1得点は右サイドをドリブルで突破したフットレがゴール前につめたイゴールにパスを出してのもの。前半を1−2で折り返します。#一樹のおしいシュートもありましたが、一樹も今ひとつ使われていないというか。
後半は開始早々、ゴール前のパス交換から山口が長めのシュート。これが密集する相手DFの間を抜いてゴール右すみに決まり同点に。やはりキャプテンなだけあって気合いの入り方が違います。さあここから、というもののチャンスをものに出来ず時間がすぎていきます。DFと中盤のつなぎが悪いという言い方が適切かどうかは別として、中盤でとられたボールがすぐに捌かれてフリエゴール近くまで運ばれピンチになるということが続きます。失点はCKをヘッドでたたき込まれてのもの。2−3と追う展開が続きます。試合を決定つけたのはフリエゴール前のクロスをたたき込まれてのもの。フリエも反撃を試みるものの、永井のシュートもGKに阻まれるなど不発で、結果2−4で敗北しました。
清水エスパルス戦に募金箱設置のお知らせ as of 1998/08/21
以下クラブのニュースリリースより。
8月22日(土)におこなわれる対清水エスパルス戦(横浜国際総合競技場)の会場にて、日本テレビ
「24時間テレビ21〜愛は地球を救う〜」の募金箱を設置いたします。
募金に皆様のご協力をお願いいたします。 尚、皆様から集めた募金は8月23日(日)に横浜フリューゲルス代表3選手が日本武道館まで届けにいきます
こちらもお見のがしなく!
■募金箱 8月22日(土)VS.清水エスパルス
設置箇所 横浜国際総合競技場 19:00キックオフ
東西ゲート側「横浜フリューゲルスファンクラブデスク」
■選手出演日 8月23日(日)
■出演番組 日本テレビ「24時間テレビ21〜愛は地球を救う〜」
■出演時間 12:45〜(予定)
■出演選手 山口素弘選手,サンパイオ選手,楢崎正剛選手
※尚、日本武道館への入場整理券の配布はすでに配布終了しています。
当日は整理券をお持ちでないとご入場いただけません。
是非、テレビ放送をご覧ください。
楢崎選手のラジオ出演 as of 1998/08/21
クラブの発表によりますと、楢崎選手が東京FMの朝の番組に5日間連続で出演するそうです。生番組ではないような気もしますが、どんな話になるんでしょうか?
■出演番組 TOKYO :FM 80.0 MHz
番 組 :「モーニング・フリーウェイ」
コ ー ナ ー :◇MBJスーパーコラム◇ (AM8:10〜AM8:20)
ゲ ス ト :楢崎正剛選手
■番組内容
24日(月)【Jリーグオールスター】にいて
25日(火)【フランスW杯】にいて
26日(水)【GKとは?】にいて
27日(木)【Jリーグについて】にいて
28日(金) 【次への話】にいて
今日の東戸塚 as of 1998/08/21
開幕戦前日に東戸塚に行って来ました。ここ3日ほど出光(市が尾)での練習で、見学が出来なかったためか今日の見学者は多め。練習終了後にアツがFKの練習をしているのが印象的でした。
さて、色々な選手の方とお話が出来たのでちょっと抜粋。
サンパイオ選手:
#W杯での活躍については「自分としてもがんばった。最後の試合だけが残念だ。」2ndステージは「がんばって勝って優勝をしたいね。」
エンゲルスコーチ:
「2ndステージは最初の6試合位が大切だろう。ここを4勝ペースで乗り切り、また負けたとしても相手に勝ち点3を与えないことが大切だ。それ以降の相手も重要だが、そこで負けこすようではそもそも優勝する資格はないヨ。」
フットレ選手:
「WIN! WIN!」
ブラジル系の衛星通信会社「IPC」の取材が入っていて、サンパイオとアンデルソン選手がインタビューを受けていました。さていよいよ2nd開幕です。
今日の東戸塚 as of 1998/08/12
お休みが取れたので、東戸塚のトレセンに行って来ました。このところ試合の日以外は日曜も仕事が続いていましたので、ほんとうに久しぶりです。
と、東戸塚についたときには練習はほぼ終了。今日の午前は軽いランだけの練習でした。また、サンパイオ選手他みなさん元気な姿にちょっと安心。一部でサンパイオ選手が退団との噂が流れていたようですが、そんな雰囲気はまったくありませんでした。
午後の練習も少しのぞきましたが、通常のフィールドの3〜4分の一のスペースで、11対11のゲーム形式の練習。キーパーやエンゲルスコーチも混じってのゲームは異常に密集していて変な感じです。チャーリーは特に途中で止めたりすることはなく、いつもより長めの練習でした(終わったのは6時過ぎ?)。
#サンパイオ選手は最後のほうはゲームに参加せず、マッサージしてもらっていたりしていました。調子が悪いという感じではなかったです。
ガンバ戦は3−6で大敗 as of 1998/08/09
8月8日(土)三ッ沢球技場で行われた対ガンバ大阪戦は、6失点というまさかの大量失点で破れました。
天気予報では雨は降らないはずだったのですが、開場と同時に霧雨が降り出します。本当に今年は雨が多くて、屋外競技のサポートも大変です。しかし人間だんだん学習するもので、みなさん荷物をビニール袋に入れたり、濡れても良いようにサンダルで来たりとあれこれ工夫しているのですね。浴衣をきてきた人も多かったので、この雨はちょっと気の毒でした。
ガンバのようにDFに数をかけて、固めてくる敵に対しての攻撃のオプションについては、前回のナビスコの際にもふれましたが、なかなか難しいのではないかというのが実感です。昨日の試合もある意味3−4−3ではないので、一概にはなんともいえませんが、むずかしいシステムで戦っているというのはわかっているのですが、これほどバランスが崩れてしまうというのはちょっと怖いです。ただ私は、レシャック監督もただ者ではないと思っていまして、最近の試合でもフォーメーションは3−6−1や4−5−1(おまけに場合によってはDFはマンマーク)的に戦っていましたし、いろいろ考えて後半戦に臨んでくれるものと思います。
最後に、この試合では途中から応援を放棄した団体があり、さらに試合終了後挨拶に来た選手にもブーイングを浴びせていました。まったく残念なことです。点差が開いたとはいえ、選手の試合にかける意気込みは充分伝わってきました。山口や三浦やサンパイオなど全選手の必死の形相は、私たちを応援せざるを得ない気持ちにさせてくれました。試合の内容は点差ではないのです。1−2で負けても良い試合もありますし、6−0で勝っても内容のない悪い試合もあるのです。「点差が3点以上開いたら応援をやめる」というような形式的な応援ではなく、心の底からチームをサポートしていただきたいものです。
私たちのサポートは、あくまでもチームと選手をどう励ますかに主眼がおかれています。ピッチ上の選手が試合をあきらめない以上、我々も応援をやめることはありません。ましてや、「応援をやめて、選手に反省させよう」などという大それた気持ちはさらさらありません。第一私たちはそんなに偉い存在でも、大きな存在でもありません。ただただ大好きな横浜フリューゲルスと選手のみなさんを励まし、少しでも勝利に近づけさせることができるのか、それだけを考えていきたいのです。
さて、試合ですが自ゴール前に引いてカウンターねらいのガンバに早いパス回しで挑むフリエという展開。しかし中盤でのイージーミスでチャンスを作ることができません。またガンバの5番(ダンブリー)の速く、うまくコースに入ってくるディフェンスにシュートが打てず、じりじりしてきます。
失点はあっという間でした。この日結局前半に3失点、後半に3失点するのですが、すべて「あっと」いう間のゴールでした。ディフェンスあるいは中盤から縦パス一本で突破され、GKと一対一に。これではさすがの楢崎も防ぎようがありません。立て続けに2失点。特に2点目を入れたドロプニャクは、ゴール前に入ってくるスピードはかなり速かったです。しかし普通であれば一枚抜かれてもカバー出来るはずなのですが、今日は前がかりになっていたせいもあるのでしょうが、戻ってカバーに入れる選手がいませんでした。鹿島戦、柏戦の自信が悪い方に作用してしまったように思えました。原田も的確なディフェンスでファンをわかせるものの、不正確なプレーでピンチを招くなど安定しませんでした。
この時間帯に薩川を変えて瀬戸を投入。この不可解な交代はレシャック監督の戦後の記者会見によればそれなりに意味があったようですが、結果的には悪い方向へ向かうきっかけになったのかもしれません。三浦のFKで1点を返すものの、40分頃にまた失点し、前半を1−3で折り返します。
後半も攻めにいこうとするところを、まったく同じパターンでいきなり失点。この失点がメンタル的には利きました。後半15分過ぎにまたしても立て続けに2失点し、計6失点。これだけとられたことはあったかな〜と言うくらいの大量失点です。
ここから、ある意味で吹っ切れたところもあるのでしょうが、山口、サンパイオなどが交互に前線に顔を出すようになります。またフットレ、イゴールもチャンスに絡もうとしてきます。ドリブル突破をエリア内でファールされてPKを得て、三浦が決めてやっと2−6に。しかしその後も攻め基調は変わらず攻めますが、あまりにもオプションが少なく、堅いガンバDFをこじ開けられません。三浦やイゴールも中央の一番DFの厚いところに走り込んでしまい、まったく歯が立ちません。サイド攻撃もイゴールが試みるものの、すぐに相手DFにつかれてしまい効果的なセンタリングに結びつかず。結局は山口の浮かし気味のシュートがゴールインして1点を返すにとどまり、3−6で試合終了となりました。
柏戦は1−3で快勝 as of 1998/08/06
8月5日(水)日立柏総合グランドで行われた対柏戦は1−3で勝利しました。
普通は電車で出かけるところなのですが、仕事を一つ済ませてからの入りになるためやむ終えず車で柏に向かいます。夏休み中というのに車が多く、首都高も随分渋滞していて、結構な時間がかかりました。柏の競技場についてみると民間の(でも日本平のほど怪しくない)駐車場が1日1、500円でありました。駅の方に行けば100円駐車場もそこそこあるようです。
真っ黒い雲が立ちこめる中キックオフ。生でストイチコフが見られるというのも今日の良いところでしょうか。
スタメンは以下の通りだったと思います。GKのサブに仁田尾選手がIN。
この試合は、前半失点しなかったことが勝因の一つでしょう。スーパーセーブ連発の楢崎選手の功績大だと思います。DFの3人もすばらしかったです。原田選手は個人的にはボランチをやりたいと以前なにかのインタビューで答えられていましたが、今のポジションでの働きなかなかすばらしいと思います。FWでは一樹がちょっと苦しんでいるかな〜というところでしょうか。永井もチャンスに決められなかったのは痛かったです。
競技場に着いてみると、柏側は1st最後のホームゲームなので随分多くの人が並んでいます。かたやフリエ側は20人ほどです。
レディアコフ 佐藤一
フットレ
永井
三浦 山口
サンパイオ
埜下 原田 薩川
楢崎
前半はほぼ柏ペースで試合が進みますが、フリエもレディアコフがあがったり、一樹に預けたりとそれなりの試合展開。しかし柏はストイチコフ&ベンチーニョがうまく絡んでフリエゴールに迫ります。しかしこの状況を原田、薩川がクリアするは、楢崎ファインセーブ連発するはで失点しません。#一度原田選手が抜かれてGKと1対1になって楢崎がキャッチという場面が一番やばかったような気がします。
試合途中から案の定、雨も降り出します。
柏はかなりの時間フリエ側にいるのに、得点できず、ストイチコフが徐々に切れだします。私の見たストイチコフの感想としては、個人技ではそんなに光るところは今回は見られませんでしたし、周りともまだまだ合っているとはいえないような状況でした。あってくれば恐ろしいことになるんだろうと思います。
フリエも永井、フットレ、イゴールなど善戦するものの、惜しいシュートがはじかれたり、あげてしまったりで得点出来ず、前半を折り返します。
後半は完全なフリエペースになります。柏は前半の得点のほしい時間帯にとれなかったのが痛く、後半は極端に運動量が落ちます。このためDFの押し上げも弱くなり全体的にまばらに選手が配置されている状態になってしまいます。前半のようにパスがうまく通らないため、たびたびフリエがカウンター気味に攻撃を仕掛けることになります。
レディアコフはたびたびオフサイドをとられるなどで得点機に絡めなかったのですが、後半25分ついに均衡を破る得点を入れます。しかしこのゴールは90%フットレのものでした。
右サイドでボールを受けたフットレがDF2ないし3人を引きつけながらドリブル突破。一度イゴールに出すようなフェイントをかけて、そのままDFを切り裂いてゴール前まで。GKがたまらず出てきた瞬間に中央に走り込んでいたレディアコフにパス。レディアコフはちょっとボールにさわるだけでゴールになりました。いやフットレのドリブルは最高の見所でした。
柏競技場に行かれたことのある方ならおわかりと思いますが、ゴール裏とピッチの距離はほんの数メートルです。三ッ沢よりももっと近いことになります。目の前のフットレやレディアコフに抱きつく選手達。。。もちろんゴール裏も大歓声です。
波状攻撃は続き、30分過ぎには三浦。中央でもったボールを強引に持ち込み、DFをかわしてシュート。これがゴール右隅に決まり2点目。三浦選手はそのままゴール裏の我々の前へきてあのガッツポーズ。しかしあんなにドリブルで持ち込んだのは久しぶりに見ました。ゴール裏のボルテージもあがります。
このあと1失点し、ちょっといやな雰囲気になるのですが、それを吹き飛ばしたのがレディアコフ。1点目はフットレのお膳立てがありましたが、3点目は左サイドでもらったボールをこれまたドリブルで持ち込みます。DFはもちろんついているのですが、中央でフットレ、逆サイドで交代した吉田が動いていて、DFがそちらに多くつきすぎてしまったので割とフリーに近い形でエリア内に進入。今度はフットレにパスを出すようなフェイントでDFを振り切りまたしてもGKと1対1に。右隅にゴールを決め試合を決めました。
もう目の前ですから、フットレの雄叫びの声とかも聞こえるわけで、フットレなにを思ったかレディアコフに祝福の「びんた」。#ポルトガルではこういった祝い方があるのかな〜??
レディアコフはゴール裏に向かって手をふるは、ゲームシャツの胸のところに入っている「ANA SATO」のロゴを引っ張りながら「俺達が勝つんだ!!」みたいにひとしきり叫んでいるし。日頃おとなしい彼からは想像もつかな状況に。フットレはフットレでサポーターを盛んにあおっているし。もうぐしゃぐしゃ状態。ゴール裏もしばらくはまともに応援なんか出来ずに大騒ぎするだけ。
いや、うれしかったですね。選手のみなさんに我々のサポートを認めてもらったようでした。ほどなく試合終了。
帰りは湾岸経由で横浜に帰ったのですが、途中フリエバスに抜かれました。私は運転していたのでよくわかりませんでしたが、こちらに気がついた三浦選手をはじめ、何人かの選手の方が手を振ってくれたそうです。なんかすごくうれしい話ですよね。こういうことがあるから応援やめられないんです。選手のみなさんありがとうございました。さあ、次のガンバ戦もがんばろう!
鹿島戦は3−2で勝利 ラスト5分で大逆転 as of 1998/08/2
8月1日(土)横浜国際競技場で行われた対鹿島戦は3−2で勝利しました。
まだ梅雨なのかと思わずにはいられない良い天気の中、久しぶりの横浜国際でのゲームになります。普通5時開場を4時半に繰り上げて開場します。
試合はいつもの鹿島戦同様がっぷり組んだ好試合となります。鹿島は柳沢、マジーニョの2TOPとサイドバックの上がりで好機を作ります。柳沢の走り込みはさすが、うまいですね。一方フリエは永井、フットレを軸にレディアコフがからむ展開が多かったと思います。せっかく俊足の佐藤がいながら、なかなかうまく機能していませんでした。前半でもパスが通ったのは数回だったと思います。
後半好調パターンの多いフリエですが、今回もやってくれます。左サイドに遠藤が果敢に切り込み、再三チャンスを作ります。得点は後半7分、やや混戦気味の中から永井が抜けだし(アシストはフットレ?)GKをかわしてゴール。久しぶりの永井のゴールにわき上がるサポーター。また、今日はレディアコフの活躍が目を引きました。ドリブル突破、フットレとの連携もよく前線をかき回します。また相変わらず献身的な動きを見せるフットレ。さらに永井と役者はそろっていました。#レディアコフがGKにスライディング………。見られなかったことです。少しハッパかけられたかな?
最後まであきらめなかったフリエの選手に敬意を表したいです。あと2試合連勝でいきましょう。
しかしそれにしても横浜国際は広い。横断幕を張ったりするだけで結構な運動になります。#少しはやせるかな〜?
スタメンはこんな感じだったと思います。
レディアコフ 佐藤一
フットレ
永井
遠藤 山口
サンパイオ
埜下 原田 薩川
楢崎
フットレはやや右サイド、永井はやや左サイドでのプレーが多かったと思います。サンパイオも実際は山口と変わってみたりと激しいポジションチェンジを行っていました。
鹿島DFはかなり浅い守備をひいていて、たびたびオフサイドをとられるものの、フリエは前回の清水戦の時とはうってかわって前線へボールを出そうといった意識が感じられました。
失点は31分に中盤からのボールを柳沢が「手」でトラップし、そのままゴール前に持ち込みシュート。主審側からは陰になって見えなかったんだと思います。それをさしひいても、柳沢をあの場面でフリーにしてしまったのはまずかったですね。ゾーンで守っていると、2列目からの進入には対処しやすいと言われていますが、やはり枚数が少ない分突破を許してしまう場面も出てくるようです。前半はこの1点のみで、後半に移ります。
後半16分に失点し、1−2とリードを許します。攻め続けるものの、おしいチャンスが点に結びつかないフリエ。佐藤に変え吉田を投入するも結果が出ません。攻め続けられる流れを変えたい鹿島は選手交代やファールで長時間倒れたり、GKが時間をかけたりと時間を稼ごうとします。結果としてはこれが裏目に出てしまったように思えます。
後半42分、左の遠藤が猛烈にあがります。しかし鹿島DFは中央でフリエのFWが待っているために1枚DFに行くのみ。DFのクリアしたボールが転がり込んで、ほぼフリーでボールを受けた遠藤はGKをよく見てシュート。ボールはゴール内の転がります。
この1点で明らかに鹿島の戦意が落ちたようです。柳沢交代後のポジション確認中に、今度は中央突破。今度はDFラインを突破すると見せて、そのままミドルシュートした永井が連続ゴール。この2点の間はたぶん1分くらいしかなかったと思います。この時間ではすでに鹿島に反撃の時間はなく、結果3−2の逆転勝利となりました。