ボン先生への質問コーナー

いろいろな質問にBON先生が分かりやすく答えてくれます。
皆さんも質問があったら、メールをくださいね。

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Q1:

ねえ、どうして銅を選んだの?

A1:

それはね、いろいろあるんだけど...
子供のころ、僕は神社に住んでいたんだよ。銅の鏡や彫刻など、回りにたくさん銅でできたものがあったんだ、十円玉 もね。

それに、銅って暖かみがあるだろう?
今はいろんなものがあるけれど、銅は自然のものだから、古くなってもそれなりのきれいさがあるんだよ。味がでてくんだよ。


Q2:

そうかぁ。ね、どうして可愛い作品が多いの?

A2:

う〜ん...僕は、お父さんになってからたくさん子供に童話を読んであげてね、夢をたくさん運んでくれるそんな世界が大人にも大切だと思うようになったんだよ。
ほら、町を歩いていると怖い顔をした大人がたくさんいるだろう?いやだよね。
だから、可愛いくて優しい顔の彫刻が町の中にあったら楽しいと思うんだよ。


Q3:

う〜ん... ね、最初から大きな作品を作っていたの?

A3:

そうじゃないよ。うんと若い時にはアクセサリーなんかを作って売っていたんだよ。街売りっていうんだ。

でも、ある時、夢の中に小さな人形が出てきたんだよ。とっても可愛くてね、目が覚めてすぐにスケッチをしたんだよ。そしてそれを人形にしたら、あっという間に売れちゃったんだよ。

それからだね、置き物やお店のサインなんかを注文されるようになって、だんだん大きなものを作るようになっちゃった。琵琶湖の近くにあるガリバーなんか7mもあるんだよ。まるで家を建てるみたいで、ほんとうをいうとね、高いところに登って仕事をするのとっても怖かったんだ。


Q4:

ああ、それから、銅っていろんな色があるの?先生の作品にはいろんな色があるよね。赤かったりさ。

A4:

きれいでしょう?銅っていうのは単体原素なのにいろんな色をもっていてね、木の色なんかなんでもだせるんだよ。不思議でしょう?


Q5:

次々といろんなものを作るけれど、イメージはどんなふうに湧いてくるの。いつも夢でみるの?

A5:

いい芸術作品をたくさんみたり、旅に出たりするんだよ。

たとえば、行田に日本的な人形を作る時なんか、ヨーロッパに出かけたんだよ。外国に出ると逆に日本の良さがよく見えてきて、どんどんイメージが膨らんできてね。旅をしながらどんどんスケッチをしたなあ。

それから、どんな時にも心を豊かに持とうと心掛けているよ。じゃないと、明るくて優しい人形は作れないからね。


Q6:

ねえ、ボンズって何か意味があるの?

A6:

ボッチャンって知ってるでしょう?男の子のことだよね。関西ではボンボンかな。それがね、岩手県の方ではボンズっていうそうなんだよ。

それでね、僕がうんと若いときなんだけど、岩手県から来ていた友達がいてね、僕の事をボンズって呼んだわけ。そうしたら、皆がボンズって呼ぶようになっていつのまにかそれが定着しちゃったの。ほら、「赤川さん」っていうより覚え易いでしょ?

もうひとつ、銅のことを英語でBronzeっていうんだけど、この単語から2番目の"r"を取るとBonzeになるってことに気付いたんだよ。

このふたつの理由があるので、「いつまでも清らかな子供の心を持ち続けて、銅で良い作品を作っていこう」という思いから、ペンネームを「ボンズ-Bonze」に決めたんだよ。