砂川 の載った新聞と、ホームページを見て下さった方よりのお手紙を、ご本人の許可を得て掲載させていただきました。

違った角度からのお話と、解析、大変興味がわきおもしろいです。
投書ありがとうございました。 m(__)m
 
 

砂川次郎様
 
 本日の朝日新聞で記事を拝見し、一個人としましてお便りします。この記事自体、非常に問題を浅く観察しているのが分かって残念ですが、それはさておき、志賀町町議会の実態がかなり分かりました。社会病理学的に相当な重症ですね。

にも拘わらず孤軍奮闘、健闘されていることに、心から敬意を表します。議員一覧を拝見しましたが、本当は顔写真も欲しいところです。立派なスーツをまとった極悪の醜い利己的な、いっぱしの顔役ぶっている人々の顔を見たい気持ちです。

「馬子にも衣装」という諺がある反面、醜悪さを隠蔽するために飾り立てるのも、人間心理に共通する古今の真理です。「心に錦を飾る」ことは、10万円のスーツをまとったところで、出来ません。

しかしここは冷静にお考え頂いてご理解下さい。一部の議員なる、見かけだけ立派な服装をした人々があなたに反対している本質的な点は、決して服装の問題ではないということを。そうです、もっと本質的に重要な問題であなたに異論があるのに、それを公に口にして批判出来ない(能力も、自信も、さらには知性の面でも)ので、服装の問題に転化し仮託し、目を些事にそむけさせ、異端者尋問よろしくあなたを排除しようとしているのです。

まさに、典型的な「差別の行動様式」であり、民主主義以前の、低い選良意識から、政治意識のひどい遅れから発しているのです。

議会の逐一を隠さず、たとえ臭い物でも蓋をせず、世界に、そうです世界じゅうに良いも悪いも公表しているあなたが許せないのです。「恥さらし奴!」というわけです。

後ろめたい背景を持つ人間、秘密を持つ人間ほど、暴露や率直さ、openessを恐れるものです。地方議員の座を未だ立身出世や金儲けの手段、世間的地位や名誉の入手手段と取り違えている人々にとって、自らの途方もない恥部を日々暴かれるのは大変な屈辱なのです。彼らの知性の低さと徳性の欠如そのものが、こうした「一連の服装事件」によって明らかにされていることに、まったく気づいていません。

反省が感じられず、むしろあなたを「身代わり羊」として排除しようとしている、、、よくある政治手法の典型的発現です。情報公開が日常化するまで、道は遠し、、、です。

もし仮にあなたが彼らの要求に従い、ジーンズを脱ぎ明日からスーツなるものを着て議場に現れたなら、.問題は一挙にすべて解決するとお思いでしょうか。そのように考えている人がいるとすれば、物事の本質が見抜けないひとです。

そのことを一番良く知っている人々は、服装問題であなたを批判している当事者です。もしなんでしたら、お試し下さい。あなたに対する反対派は必ず別の批判とあら探しに狂奔するでしょう。

つまり、問題の本質が服装にあるのではないことが初めから明白だからです。そうです、自分個人の狭い利害にとどまらず、住民の立場を最も至上の大切なものとしたあなたの新しい地方政治への取り組みを、異質な分子と認知
し、これを本能的に排除しようとしているのです。許せないと彼らは感じているのです。

こうした人々が中央政治のみならず、地方政治の末端に至るまで日本の隅々まで支配してきたのです。よそ者や新しい物を排除して安泰を図ろうとするメンタリティーは人間一般に共通ですが、それをどこかで突破するのは、大変勇気のいることながら、誰かがやはり何時かはやらなくてななりません。

日本がどれほど腐敗の中にまどろんでいるか、、、志賀町はそのほんの一例に過ぎません。繰り返しますが、でもどこかで何かを誰かが変えなければなりません。中世の魔女裁判まがいの現実があること を 知るのは、悲しいことです。辛く苦しい闘いですが、応援します。町議会の動き を、今後 も見極めてゆき、さらなるエールをあなたに.送ります。あなたを希望の星と見 ている人間 が少なくないことをお忘れなく。

ご健闘を祈ります。