幸かふくおか〜「はかたより」〜 その9(ハワイ番外編)
「アローハ!!」と(その8)とのギャップが激しすぎるけどとにかくハワイ。 新婚旅行以来、3年振り2度目のハワイ旅行。今回は社員旅行での渡航なのだ。
そのうち辞めるかもしれない会社の旅行に参加するということに、ちょっと気が重い部分もあったけど、社員は無料&家族(妻)も格安という好条件。せっかくの海外旅行のチャンスをみすみす見逃すのももったいないし、だいたい旅行不参加なんて言ったら、規律を乱すとか言われてその理由を問われるのが民間中小企業。この際な〜んにも考えずに「アローハ!」とニコニコしているのが得策と考えたワケ。
ところで問題。この「アローハ」という言葉の意味をご存知でしょうか。@「こんにちは」A「さようなら」B「I Love You」...答えは、、全部正解。発音と感情の入れ具合で意味が変わる。便利でちょっと原始的な言葉「アローハ」Vサインを出すように親指と小指を立てて、顔の横にもってきて、手首を横回転にフニフニ動かしながら、はいっ!みんなで一緒にニカッ「アローハ!!」
さてさてご挨拶もそこそこに、会社の夕食パーティ(マンネリのビンゴ大会)とやらもそこそこに、よっしゃ!マリンぶる〜の海を眺めながらワイキキビーチで寝るんべえ〜!と思いきや「あたしゃ砂浜の砂はキライじゃ!足の指の間にじゃりじゃりが入ってイヤじゃり!」とM子さん。「ま、しょうがないっ砂..?」結局前回の新婚旅行時に引き続き、今回も海に入らなかった変わり者夫婦なのだ。 スイミングの変わりに睡眠グ〜!(失礼..)初日は軽い時差ボケで、ホテルのベッドで2、3時間の睡眠グ〜。ところでこの時差ボケとやら、未経験の人も中にはおいでだろう。俺も経験するまではどんな感じだろうかと思っていた。知らない人のために分かり易く言えば、時差ボケとは単なる「寝不足状態」である。だから素直に寝てしまえば直ってしまうのだ。でもせっかくはるばるやって来た海外で、いきなり寝てしまっては海外に来た甲斐がいねえ!?と、寝不足こそ海外ねえと、回転しない頭で必至にガンバっちゃう日本人。
考えてみれば、移動中の飛行機の中でずっと寝ていればそれ程時差ボケの心配はないと思われる。ハワイの場合、出発が日本の夜だとするとハワイ着は7、8時間後。日本では真夜中のはずが、ハワイではもうすっかり太陽ギラギラ一日が始まっているというワケ。飛行機の中で5〜6時間でも寝ていれば問題ないと思うのだが、そこは悲しき海外旅行不慣れな日本人。高い飛行機料金、海外旅行代、せっかくの海の上で寝ていてはもったいないと、島国根性丸出しの日本人。「飛行機の便所ってどんなだんべ?」「イヤホンの音楽、落語は何やってんだんべ?」「フライトショッピング?ん?」「JALのスチュワーデスはどんなだんべ?」などと好奇心旺盛、興味津々の..あ、俺ね。とにかく寝ている暇などない。
そして更に輪をかけて、声を大にして言いたいのはココからなんだけど、そんな不慣れな海外旅行者をからかうかのように、過剰接客で攻めてくる「たいしたことないJALスッチー」。乗客を寝かせまいと、ありとあらゆる手を使ってくる。まずは救命胴衣の付け方お手本体操で乗客の視線を釘付けにして催眠術「眠くな〜い眠たくな〜い」続いて熱々おしぼり攻撃「寝てちゃいかんぜよ〜!」更にアルコール注入神経撹乱戦法、しかも「飲み放題!」とはまったく痛い所を突いてくる。そしてお食事、機内食「洋食?それとも和食?」腹がへっていないなんて言い分けは聞き入れてもらえず無理やりに食わされる。「養殖されている!」食後のデザート更にコーヒー紅茶はいかが?ガブガブ飲んで食後のトイレにと思いきや、これまたJALの陰謀トイレ渋滞イライラ神経高揚作戦。それでも何とか用を足し、さて寝るかといった頃とどめのナイトシアター!しかも俺の大好きな「Mr.ビーン」それもまだ見ていない現在公開中の劇場版!!正直いってここまでくると、時差ボケなんてもうどうだっていいや!という気分になってしまう。完璧にJALに完敗でごじゃる。やけくそで乾杯..
ホノルル空港。ムームー姿のキレイどころに「レイ」を首にかけられ「礼!」と、3年前と全く変わらないお決まりのギャグをカメラに収めていざオアフ島!
たまの休暇、短期間滞在、ぐた〜っとして酒かっくらってボケ〜っとしていても良さそうなトコだけど、それは旅行慣れしている人の過ごし方。こちとらめったに宿泊旅行になど出掛けられない生活を余儀なくされている身、しかも海外旅行。忙しく動き回って思い出いっぱい作りましょう!なんてついつい良い子の旅行者を演じてしまう。「オアフ島なんて日本人ばっかだかんな〜、ハワイ島行って、キラウエア火山でも見てくっか〜」なんて計画も立てたりしたけど、良く考えてみたらそのオアフ島ですらごく一部しか知らないということに気づき、どうせならオアフ島一周の方が先だな、という結論にたどり着く。
※ちょっと途中下車、、、この「ハワイ旅行」に行ってきたのが、98年の4月下旬。それから約半年が過ぎ、今は秋本番コスモスが咲く季節。その間仕事に人生に家庭に友人、親兄弟、故郷について考え悩み(?)執筆活動(?)もままならず、結局たいした進展もないままに時は過ぎてしまった。自分の生活の中での仕事が占める割合は、自分の意思に反して大きくなり、このまま流された先に明るい未来!は開けるのか?いやいやそれは無理。方向転換して行かないと!と、答えは分かっていてもなかなか動けない。今の経済状況下、失業率はアップするばかりのリストラ社会のせいなのか。それとも常識的意見として、32才という年齢は、簡単に冒険の出来ないお年頃とやらになってしまったのか。恐らくは年齢など気にせずに、社会情勢などくそくらえ!前進あるのみ!と、とにかくアクションを起こすことが大事なのだろうなあ。今は、ある程度方向性は決まってきているので、多少時間はかかるとしても、目指すべき方向に向かって歩き出そう。そんなふうに考えている。具体的にはその動きが具体的になってから報告するとしても、「悩んだら動け!」自分の好きなこの言葉を、しっかり胸に、レッツビギン!ドウイットナウ!ナウゲッタチャンス!!??
、、、で、「ハワイ旅行」の話は、特に記憶に残っていることだけいくつか書いておこうと思うので、引き続き読んでやってちょうだい。
オアフ島一周のためにレンタルバイクを利用。軽くバイクといっても馬鹿にしちゃあいけません。その名は「ハーレーダビッドソン!!」どうだ!「どどどどどどどどどっ!!」「怒怒怒怒怒!!」と日頃のうっぷん不満を晴らすべくツーリングを楽しんだのです。赤いバンダナを頭に巻いて(ノンヘルメットでOK!)2人乗りで初の右側車線を経験。「ドール」でパイナップルをぱくつき、日本人観光客も少ないオアフ島北部のインチキアジア系の店でランチ。軍事基地に侵入しそうになってUターンしたりの快適(?)ツーリング。
車体を右に倒し、気分よく高速コーナーをクリア!と思ったところで「ガリガリッ!」ありゃ、ステップを擦ってしまったワ。その直後右ミラーに写る1台のバイク、見られたなと思った瞬間「ウー!」とサイレン音。なんと運悪く白バイ!道端にバイクを止める。映画に登場しそうな、上から下まであらまあ見事な警官、体のでかい、色付サングラスをした正真正銘本物の警官だ。記念写真でもお願いしたいところだが、どうやらそんな雰囲気ではなさそうだ。怒った口調でなにやら注意されているようだが、なんせ英語。「アイキャンスピークイングリッシュあリト−」身振り手振りでなんとか理解できたのは、「安全運転しろ、アイプロテクト(サングラス)をしろ」という事らしい。「アー、ショップマスターセッドOK!ノープロブレム!」と通じたかどうか分からないけど、一応の言い訳。点数は日本の点数で引かれるのだろうか?罰金はどこに振込むんだろう?などと考えたが、注意を受けただけで済んだようで、釈放。安全運転ネ、、あービックリした、、
翌日は交通手段を変更。安全運転の事は考えないで済む徒歩。ホテルからも見える「ダイヤモンドヘッド」へ登山だ。ただホテル(ワイキキ中心部)から見えるといっても果たして歩いて行ける距離なのか?登山口はどこなのか?良く分からないままに出発。案の定、道を間違えたりしながらも見事山頂まで到着。360度の大パノラマは一見の価値ありです。合計何時間かかったのか記憶も定かではないが、とにかくクタクタに疲れたことだけは確か。
そしてもう一つ記憶している事がある。発見と言ってもいいと思うんだけど、それは日焼けというのは皮膚だけではなく、頭皮も日焼けするという事。頭皮を守る髪の毛の量で個人差はあるだろうけど(くそッ)気がつけば、あらまあ真っ赤に日焼けしたマイヘッド。考えてみれば太陽に一番近い部分だもんね。でも頭皮用日焼け止めクリームなんて無いよなあ。実際スキンヘッドの人ってどう対処してるんだろう?頭皮も徐々に鍛えられていくのでしょうか?マイへッドが心配な今日この頃。近い将来ぴっかぴかの「ダイヤモンドヘッド」になってしまうのでしょうか?おいおい!シャレにならんよ!なんとかしてえ〜!
で、余談だけど「スキンヘッド」って言う言い方は何だかある種ポリシーみたいなものを感じるのだけど、一般的な「ハゲ」という言い方は良くないねえ。もうどうにもならなくて抵抗のしようがありまっしぇん!て感じ。「もうどうにも止まらない〜♪」なんて山本リンダの替え歌が作れそうな気もしてきたぜ。(くそっ)「増毛剤を信じちゃいけないよ〜♪」なんてアーそんな歌、絶対に歌いたくねえ〜!うーん、でもこの話題は実に奥が深いのでまた書こう。
だけど「禿げ」っていう書き方だけはやめておこう。現実的でこわっ、、、