日米修交の歴史は、現在のところ嘉永6年(1853年)浦賀に入港したアメリカのペリー提督によるものがその始めとされているが、これよりさかのぼること62年前、寛政3年(1791年)3月に来航したのが、レディ・ワシントン号およびグレース号である。
この日米両国民の最初の接触を飾る史実は、日米の文献・古文書によりあきらかにされたものである。
昭和50年(1975年)には、このレディ・ワシントン号およびグレース号に関する展示を中心とした「日米修交記念館」が串本町大島に建設され、日米のより大きな友愛と協調に資することとし、現在に至っている。
写真は、ワシントン州アバディーン市の、「グレース・ハーバー・ヒストリカル・シーポート協会」が、復元した「レディワシントン」である。
船員さんは、当時のままのスタイルで乗り込み、体験航海や歴史研修に活躍している。
アメリカ建国200年の際に、和歌山へ向けての渡航を計画していたが実現にはいたらず、私も世界リゾート博覧会のおり、この船を招致しようとしたが、費用などの関係で実現しなかった。世界リゾート博会場の国際リゾート館で、ブース設置にとどまった。機会があれば日本で、その優雅なスタイルを実際に見たいものである。
はるばるアメリカから熊野古道を歩きに来た、ジョエルさんを案内した。
こんな事実は知らなかったと言っていた。もっと宣伝しなければならない。
「日本の夜明けは串本から!」 |
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