静岡県にあるSL列車の運行で有名な大井川鉄道(金谷〜千頭〜井川)で昭和51年から
活躍してきたモハ311+クハ511が今年8月2日を以て引退する事となりました。
この車両は元西武車でいたことはもちろんのこと、元省線電車でもあったわけです。
(省線電車=現在のJRの電車で山手線や中央線、大阪環状線などをいいます。)
モハ311型(新金谷駅にて) |
モハ311型(金谷駅にて) |
モハ311型の運転席 |
モハ311型の客室 |
モハ311型は大正14年に日本車輌で製造され(デハ63169)、昭和12年に鋼体化
(それまでは台枠などや走行部分を除いてほとんどが木で作られていた。)
、のち昭和35年に西武鉄道へ譲渡(クモハ376→クモハ374)。
昭和51年に大井川鉄道に譲渡され、その後2扉クロスシート化され今日まで活躍してきました。
クハ511型はモハ311よりも少し前の大正12年に日本車輌で製造され(デハ43205)、
昭和12年に同じく鋼体化、昭和35年に西武鉄道に譲渡(クモハ371)。
昭和51年に大井川鉄道に譲渡、その後2扉クロスシート化され今日まで活躍してきました。