今後の夫婦仲の運勢(占例)


20代後半の主婦、

ちいさなお子さんを二人連れて、騒ぐ子どもをあやしながら、占い好きで、占いのはしごをしていています。と、にこやかな笑顔でおっしゃいました。仕事運をきいた後に、ついでに・・・と言う感じで「これからの夫婦仲もみてください」

中心に出た卦(答え)は、(だいたく)その主爻(たくちすい)

未来の卦に、雷天大壮 (らいてんたいそう)その主爻(雷水解らいすいかい)

他に、坎為水・雷地豫・沢天夬・沢水困・地水師

兌為沢(だいたく)と言う意味は、口の意味で、喜びや多弁・愛嬌を示すものです。

少女のような幼い言葉で、内容は深くはないのですが、かわいらしい言葉を言っているのが、一般的な兌為沢(だいたく)の意味です。

この中心的な卦だけをみれば、なかよくおしゃべりを楽しんでいる夫婦と言ってしまうのですが、地文に、「坎為水(かんいすい)」。

之が家庭内での夫婦の心が表れています、お互い意地悪く厳しく相手を批判しあっているのです。

そうなると、この口の卦は、内容のない喧嘩のやり取りで、たわいのない小言から、はじまり、その言葉から、売り言葉に買い言葉になり、離婚だ、くたばれと言う具合にエスカレートしている状況を示しています・

このまま、口論をしていると、未来の雷天大壮になると、事は大きくなり本当に離婚になってしまうと申しました。

お客様は、「そうなのです」と言って涙ぐみ、夫も離婚を宣言しているし、自分もそういっている、喧嘩ばかりで自分たちは離婚するしかないのか・・・と申します。

言葉と言うものは、心を動かすものです。

悪気がなくても意地悪な事を言えば、言われた側は、冷たい気持になります。

でも、又その逆で、相手が冷たい事を言っても、暖かな気持で相手に向う事で、相手の冷たさが暖かな愛情にかわってしまうこともあるのです。

この夫婦は、お互いの言葉で、傷を付け合って、ドンドンと冷え込んだ夫婦となってきていました。

相手は甘えた気持で奥さんの欠点を言ったり、感情のはけ口を奥さんに出してきていたのです。

勿論夫も甘えていて良くはないですが、夫の売り言葉を真に受けていると、本当に離婚になってしまうので、30代前半の男性は女性よりも精神面が幼稚なところがありますから、

夫の言葉を真に受けずに、「そんな悲しい事を言わないでちょうだい」と

甘く相手の心に入っていく言葉を言いなさいと申しました。

この占いの答えの中には、言葉の言い過ぎを戒めているものがあるからです。しかも、本当の憎しみで、悪い言葉を発しているのではなくて、甘えた内容なのです。

「おまえの母さんでデベソ」といわれて、むきになる子ども時代と同じ気持で居ると

相手と同じ土俵に立ってしまい,喧嘩につながるのです。

自分を大人にさせて,相手に対して、もっとも的確な持ち札をだすことです。

つまりトランプゲームの七並べの時のように、有利なカードをだすことが、生きる秘訣なのですよね!

夫婦だからと言って「油断」をしてはいけないのでしょう

お客さんは、涙を拭きながら、自分が大人になって、これからはやわらかい言葉で話せるように頑張ってみると言って帰っていきました。

其れから、約2ヵ月後そのお客様がお友達を連れて、元気な笑顔できてくださいました。

スッカリ、夫とも仲良くなり、離婚すると言う言葉もなくなり、落ち着いたそうです。

いかに、運勢と言うものが自分の気持で変化するかと言う事を、またまた実感した次第でした。