「クリーニングの悩み」
クリーニングの話は、家庭の主婦にしか興味を持っていただけないかもしれませんが、
最近のクリーニングは、アイロンだけをかけて、汚れをとっていないのではないか?と
疑いたくなることがあるのです。
しみも「これ以上は取れません」という、コメントがついてきますが、家で歯ブラシに石鹸をつけて、軽くこすれば簡単に、そのしみがとれしまう事が、しょっちゅうです。
商売で、こんなにいい加減な対応では、お客様から、信用されずに、商売もうまくいかない気がしますが、これで通用できるのは、日本人って、寛大なのかもしれません。
購入して半年しかたっていない、子供の制服のスカートを、クリーニングに出して、生地が光って仕上がってきたのです。
スカート生地を光らさないで、クリーニングする店を探していた時に、犬の散歩で知り合った人がクリーニング屋を営業していて、お客も多いと聞き、
そこで、その店に頼むことを、占いで聞きました。
占った時に、之は・・と危惧したが、他を探す余裕もなく、占いの占例として役に立ちそうだと思い、ここに出してみました。
(参考のためにその、占いの卦を書きます)
天文 雷地豫 之卦 天山遯 本卦 火風鼎
主爻 地水師 主爻 地沢臨
互卦 天風妬 互卦 沢天夬
人文 坎為水 伏卦 地沢臨 伏卦 水雷屯
地文 天沢履
天地 雷沢帰妹
解釈
この易に示された解釈の、本卦の「火風鼎・かふうてい」と之卦の「天山遯・てんざんとん」は、クリーニング屋さんの、やり方を示しています。
クリーニングやさんとしては、地文「天沢履・てんたくり」だから、信頼されています。しかし、人文の「坎為水・かんいすい」と天文の「雷地豫・らいちよ」では、制服に関しては、実に大雑把で、怠り横着の意味をだしている。
「坎為水」という卦は、水を示しているが、不思議とクリーニング業に、この卦が出ることが多いのが、面白いと思いました。
易を知らない人には、難しい説明になりますが、
本卦の「火風鼎・かふうてい」は、易の陰陽で示すと「上が火で下が風」の卦の組合せで示されます。
風は、布をしめすのですが、火は、熱つまり、アイロンを示します。
布の上に、直接アイロンを当てている状態を、火と風で、示しているのですが、わかりますか?
外側の卦が火・内側が内卦 巽(風)で、火を上にして、風を下にして見るのです。
本卦の主爻は、地沢臨(ちたくりん),外卦と内卦の二つを,合わせて判断する方法で大成卦と言う見方があるのですが、それで見ると,陰と陽二本の棒を、ワンペアと、みるので、震となるのです。
震とは、かなり強い状態をしめすので、アイロンの熱の熱さが、かなり強くて、布に対してのデリケートな扱いはないのです。
最近の制服は、洗濯機で水洗いも出来,アイロンも要らない物もあるのですが、
この制服は,布地の質も良いものを使っていると学校が言うほど
ウールの風合いを感じさせる制服で、いきなり生地の上から熱いアイロンを乗せては,生地が痛むのは、素人でもわかります。
之卦の天山遯(てんざんとん)も、大成卦としてみると巽であり、主爻の地水師(ちすいし)の意味は
戦のような強さだとでているのは,アイロンを強く押し当てていることを示すと読めます。
之では完全に布地の良さはつぶされて,光ってしまうのは当然なやり方です。
本卦、火風鼎(かふうてい)で,布地が光って出来上がる過程を、易が答えてくれていたのです。
クリーニングの実際の出来栄えは
生地自体が、糊付けされたワイシャツのように、ウールの風合いも完璧に消えていました。当然「てかり」も消えておらずに、「てかてか」と光って仕上がりました。
そのあと、数件のクリーニングを回り、オゾンクリーニングと言うもので、プラス3千円出してみましたが、依然「テカリ」は取れませんでした。
素人でも、ウールは当て布をするとか、裏に返してアイロンをするのは常識の範囲だと思うのですが、すでに光ってしまった生地は、もうつぶれてしまったので、元には戻らないといわれました。
親類にクリーニング家さんがいると言う人が、テカリを取る方法を、その親類に聞いてくださったのです。
「ウールは、髪と同じなので、シャンプーで洗って、お酢でリンスをすると、布地のテカリもおさまる」とのアドバイスを頂き、
さっそく、ひだスカートに、しつけをして、ひだを固定してから、シャンプーで手洗いをして、お酢に浸して、ゆすいでから、半乾きのときに、あて布をしてアイロンをかけてみると、ほとんどのテカリが、取れ、洗ったあとの、スカートの感触がやわらかく
生き返ったようになったのです♪
最近のクリーニング屋さんは、工場で洗うので、丁寧に仕上げることは無理になったのですと、個人クリーニングの方のコメントをいただきました。