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●「ウオーキング」 基礎編
95/01/04 東京朝刊 三面 03段
この1年間に行ったスポーツ 1位はウオーキング 体操初めて抜く/総理府調査  

 総理府は三日、「体力・スポーツに関する世論調査」の結果を発表した。この一年間に行った運動・スポーツの項目で、これまでトップだった「体操」に代わり、「ウオーキング」(歩け歩け運動、散歩なども含む)が初めて一位になった。

 調査は全国の二十歳以上の男女を対象に、健康と体力、運動・スポーツの実施・観戦状況などについて、九月下旬から十月上旬にかけて聞き取りで行われた。有効回収率は七三・七%(二千二百十一人)。

 一年間に行った運動・スポーツを種目でみると、「ウオーキング」が二四・三%で一位。「体操」(ラジオ体操、職場体操などを含む)が二一・一%、「ボウリング」一八・五%、「軽い球技」一八・三%と続いている。

 観戦したり、テレビ、ラジオなどで視聴するスポーツでは、一位がプロ野球で五九%、二位大相撲で四八%。Jリーグ二年目のサッカーは二一・七%で三位だった。年齢別にみると、二十歳代から五十歳代まではプロ野球が一位だったが、六十歳代、七十歳代以上と年齢が高くなるにつれ、大相撲の人気が高くなった。

 健康・体力についての項目では、ほぼ半数(四九・八%)の人が「精神的な疲労、ストレスを感じる」と答え、六三・六%が体力の衰え、六〇・一%が運動不足を感じていた。

 自分の健康や体力に注意している人は七三・二%で、注意している点として、「食生活に気をつける」(六六・四%)、「睡眠、休暇をよくとる」(六〇・二%)などが挙げられていた。総理府広報室によると、「国民の健康志向の高まりを反映して、女性は『食生活』、男性は『酒、たばこを控える』を挙げた人が多かった」という。


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