質問4.正面から見た座るポーズと腰をひねったポーズの描き方を教えてください。
 

「正面から見た何々〜のポーズの描き方」という質問が多かったので取り上げてみました。いっしょに挑戦してみましょう。
「あー!」大変な事を忘れていました。くどいようですが、絵を描く環境を整えましょう。机が散らかっていたら少し綺麗にして気持ち良く絵を描きましょう。もちろん横にお茶をおいてくださいね(^^)。気持ちよく描くって大切なんですよ。さあ、鉛筆もってね。

今日の獲物は下の三点の人体です。男子の皆さんは右の二点の女性だけをごっつ凝視して、「ちっ」と舌打ちしてついでにメンズも見てやるかって程度にメンズも見てやってください。お〜男子の皆さんの舌打ちがあちこちから。
さてさて、下の絵を見て何処から描こうかな?  どうやって描こうかな?  っていろいろかんがえてみよう。まず「どうやったら簡単に描けるかなって」ところから入ろうね。

 

 

 

それでは頭部から描いて行きましょう。楕円を描いてあたりをとって肩の曲線を右利きの人は左から右に線をすーっと引いてみようね。両サイドに肩の位置をきめる目安、○を描いておこうね。

1の絵にペラペラくんの胴体をくっつけてみよう。長方形をくっつけるだけだよ。大丈夫だよ、肩の幅と胴体の対比はだいたい1対2だよ。
前項で描いた絵にハート描きを実践してみよう。心の目で肋骨と骨盤が見える君は省略してもいいよ。初心者の人はペラペラくんの足の付け根にも目安の○をしっかり描き込もうね。その付け根から足を線だけで挿絵のように描いてみよう。

 

ハート描きで入れた骨盤と肋骨にあわせてウエストを削ってみましょう。
女性の場合は骨盤が少しだけおおきく男性はペラペラくんのラインに沿う幅にしましょう。

膝の位置を四角で囲むこと。正面画の場合マルよりも四角でしっかり囲みましょう。実際骨も正面からみたらだいたい四角なんだよ。でもそんなことはなんでも「だいたい〜」で覚えていたらいいんだよ。


●ワンポイントその1・・・・・・膝下のチェック。立体ではなく平面に考えて記号のように描く

4まで実践したものに膝下のデッサンを描き加えよう。左から順番に描いてね。ここは良く覚えておこう。
1.太ももの枠をとる」ってあるでしょ。丁度骨盤の上あたりに枠をとろうね。ここまで大丈夫かな。
2.股間の▽をびしっときまったら画面がしまるよね。平面で描いても上手く見えるでしょ。
3.膝下の隙間と足首の隙間は隙間ではなくてヒルであると考えよう。「小さなヒル」と「大きなヒル」をくっつけるように描く。足首の方が大きなヒルね。何故かって、それはな〜んか上手く見えるし隙間があるって考えるから上手く描けないんだ。ヒルがくっついていると考えたら楽に描けるんだよ。君なら描けるよ、でもそろそろ休憩しようね。お茶の時間だよ。ズズズ・・・・・

   
 

 


一息入れたらまた楽しく描こうね。
描くパーツの描き方は複数あるよ。立体にとらえることができる強者は筒を人体のパーツ代替にして描いてみよう。自由に描くのって大切だよね。
   
●ワンポイントその2・・・・・・・・腕の描き方を工夫しよう。
このポーズの状態の腕には少し遠近がかかっています。ひらがなの「く」をイメージしてみよう。挿絵のように一つずつパーツを上から重ねるように描いてみよう。手のアップは見ての通りです。中指と薬指はまとめて描けば描きやすいよ。

はい、だいたい出来上がり。後は君が好きな顔を描き入れて完成だよ、めでたしめでたし・・・・・・「あーーーーーーーー!」よく見たらこれはメンズみたいじゃないか。そうなんだ騙してごめんよ。なんだかんだ言って基本的にはメンズを描いた方が描きやすいんだ。許しておくれ〜・・・・よよよ。

 

 



●ワンポイントその3・・・・・・・スカートの訳の分からん形について
   
最初の服を来た見本の女性のスカートの正面のところです。初心者の人には「なんじゃこりゃ」でしかありません。
だから形から入ってみませう。1.2.がありますね。1.のかたちを何も考えずただ描き移してみましょう。「何故こうなっているんだ」という哲学的なヘリクツはクリックしてゴミ箱にポイしちゃいましょう。最初はかたちからね。

   
       

 

 

椅子に座ったまま腰をひねるポーズ・・・・・・次の獲物は下の二点です。リアルと漫画人体。一番右端のペラペラくんとハート描きの骨格図を参考に自由にデッサンしてみましょう。  
 

はい、今回の更新はここ迄です。おつかれさまです、楽しく描きましょうね。

上手く描けないよ・・・・
以前にもどこかで書きましたが、今日は上手く描けないのではありません。あなたは毎日上手くなっているのです。昨日より今の方が上手いに決まっています。上手くなっているから昨日の作画では満足できなくなって上手く描けない、調子が悪いと感じてしまうのです。昨日より上手くなっているから「あれれ?デッサンがおかしいな」って脳が反応してしまうのです。上手く描けないのは一つ新しいステージあがる瞬間です。ここで辞めたら大損です。そこを踏ん張りましょう、新しいステージに上がりましょう、もう一歩で「ケアルガ」を習得できるのです。もう少し頑張りましょう。妙な例えでごめんなさい。ではごきげんよう。

2010年7月29日更新