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関東周辺の山

山名日付コース備考
箱根山2001/7ケーブル〜駒ヶ岳〜神山 
富士山00/4/225合目〜6.5合目高所順応、救助ヘリ
00/4/85合目付近散歩高所順応
97/12/13河口湖口5合目雪、散歩
97/12/6河口湖口5合目〜7合目半
97/10/18富士宮口5合目〜剣ヶ峰〜お鉢巡り
甲武信岳99/10/16-17西沢渓谷入口→笛吹沢釜ノ沢→甲武信小屋(泊)〜山頂→西沢渓谷入口沢、ガイド
三ツ峠山98/2/7三ツ峠登山口〜三ツ峠山〜御巣鷹山
金時山98/2/1足柄峠〜金時山
天城山98/1/25天城高原〜万二郎岳〜万三郎岳
那須岳97/4/12ロープウェイ山麓駅〜峰の茶屋〜茶臼岳強風
雲取山96/12/28-29鴨沢→雲取山(泊)→三条の湯→鴨沢 
大菩薩嶺96/12/30上日川峠→大菩薩嶺→大菩薩峠→上日川峠 
両神山96/12/6白井差→両神山頂上→大峠→白井差 
筑波山96/11/3ケーブル→男体山→女体山→神社下山のみ
高尾山?/?/?山頂リフト
陣馬山?/?/?和田峠〜陣馬山流星観望
?/?/?和田峠〜陣馬山 

箱根山 2001/7 ケーブル〜駒ケ岳〜神山  
箱根山
300名山
山1000

2001/7 ケーブル〜駒ヶ岳〜神山

秦野から小田原に引っ越したので、近所になった箱根の山へ。
運動不足のリハビリと思っていたけど、やはりケーブルを使って駒ケ岳から神山へ歩くだけではたかがしれていた。

神山は展望もなく、この季節は虫もたくさんいるので夏に来るべきところではなかったのかもしれない。 駒ヶ岳は観光客もたくさんいる(主にロープウェイで来た人たちだろう。現在でもケーブルカーの採算が取れているのかは正直不安だ)けど、 見晴らしもよく気持ちのいいところ。

箱根明神ヶ岳からの360度パノラマ(IXY12枚合成)

このパノラマのQuickTimeVR(333K)

甲武信岳
深田百名山
山1000

99/10/16-17 西沢渓谷入口→笛吹沢釜ノ沢→甲武信小屋(泊)〜山頂→西沢渓谷入口

山岳ガイド志水哲也さんの沢登り。
前日は登山口付近の道の駅で車中泊。 集合時間に登山口に行って志水さんともう一人のお客と合流。
雨が降っているので傘をさしながら しばらく林道(途中トイレがある)を歩く。 ガイド登山のデメリットの一つは天気が悪くても決行する点だと思うけど、 沢登りであれば一番影響が少ないかもしれない。

沢登り禁止の垂れ幕を過ぎたあたりで沢の方に入り始める。 雨はやんで傘は単に邪魔なストックとなった。 整備された登山道ではないので、 木の下をくぐることも多く、 ザックの後に取り付けた傘がひっかかった時には、 ザックの固定用の紐が切れて、 目の前に傘が弧を描いて落ちてきた...

しばらくして少し難しそうな斜面をトラバース (斜面の途中で落ちれば水の中になってしまう)するか、 上方の木の間を通るかの質問をされる。 結局勇気がなかったので木の間を通ることにしたけど、 せっかくのガイド登山なんだから果敢になるべきなのかも。

しばらくは川伝いにある古い登山道にを歩いていく。 分岐を過ぎたあたりから左右に滝が見え始める。 今回とは別のガイドプランで登るハードな滝や 冬にアイスクライミングをしたりする滝らしい。

いよいよ滝登りが始まる。 やっぱり沢はこうでないと。 丹沢の沢登のときと同じで滝壷などに落ちても安全そうな時にはあまりザイルなどは出さないようで、 下の大きな滝に落ちてしまうような時にザイルが使われる。

千畳のナメ滝はとてもきれいでとても楽しいところだ。 それでも今年は紅葉はいまいちらしい。 (それを知らなくてもよかったような気もするが、、、)
滝と滝の合間に簡単な休憩がある。 登山中は空腹でひどいことによくなるので、 休憩毎にパンを食べる。

滝も一通り終わって後は頂上までの登りだけとなる。 しかし高度計を見ると登山口からほとんど登っていない。 沢登りで頂上に行くとなるとどうしても前半は水平に近い状態でつめていって、後半一気に登り、という展開になる。 やむをえないことだけど、 沢だけで頂上に行かないという形態も悪くないかも。

最後の沢を詰めあげると小屋の水場にでる。 正直かなり疲れた。登山口からだとだいたい10時間くらい歩き続け。 やっぱり前半の難しいトラバースはしなくて正解だったかも。 あれで水に落ちてたら絶対にばててただろう。

天気があまりよくないので登頂は明日にして、 小屋で食事。 ガイドは小屋の人と一緒に豪華な食事らしかったけど、 まぁやむをえないでしょう。

次の日は早朝に登頂。 昨日の雨のせいでカメラを置いてきてしまったけど、 昨日今日と連日悪くない景色が続いている。 やっぱり小さくてもいいからカメラは持ってくるようにしよう。

小屋に戻って、たぁーっと下山。 景気よく下山することを考えるとやっぱり沢靴とは別に、 登山靴を持ってきてよかった。


三ツ峠山
200名山
'97JOY 62位
山1000

98/2/7 三ツ峠登山口〜三ツ峠山〜御巣鷹山

8:40に登山口出発。山小屋用の車両が冬の間でも登っているので、道は迷いようがない。というよりは斜面もきつくないので小屋まではアイゼンをつける必要もないだろう。9:50に三ツ峠山荘に到着。S6,933歩、Y5,459歩。のんびりと富士山と屏風岩を眺めながらパンを食べる。 なるほど登ったら結構楽しそうな壁だ。 フリークライミングがもう少しうまくなったら来てみたい。 DoCoMoの携帯電話は3本入っている。 携帯GPSはピッタリな位置を指している。

三ツ峠と言えば富士山

30分も休憩してから頂上へ向かう。途中別の山小屋にいる犬にあいさつをして、10:40に頂上到着。小屋から頂上まではアイゼンをつけた方が安全そう(私たちは横着をして登りはつけなかった)。富士山は少しガスがかかっている。富士山の写真を撮る人は山小屋に泊まって早朝に撮るのだろう。そういえば大きなカメラと三脚を持った人が朝下山していた。

これだけではあまりにも早い時間に降りてしまうので、 御巣鷹山に寄っていくことにした。登山道はさすがに行く人がすくないので体重をかけると何度も下に突き抜けてしまい、なかなか歩きにくい。御巣鷹山の頂上はアンテナの建物が占拠してしまい、そのそばで休憩。

夏であればここから北に向かって登山口に戻ることもできるそうだが、今の季節は全くトレースもなく、私たちは諦めるしかなさそうだ。と思いながら25000分の1の地図で読図の練習をしていると、先に来ていた3人組がトレースのない急な斜面を降り始めた。「へぇ、こんな状態で行くなんて雪山に自信があるんだなぁ」と思っていたら、しばらくするとその斜面を登って戻ってきた。 どうやらその先にあると思ったトレース(途中がなくて先にだけあるトレースというのも変な話だが)は間違いだったようで戻ってきたらしい。そして、今度は1つの赤い紐が木に巻き付けてあるのを見て、そちらの新雪を下っていった。しかし、これもまた頂上に引き返すと、私たちの前を通って山の裏手を下りかけ、これもまた引き返してきたかと思うと、地図を見ている私たちに「これから先はラッセルが必要ですよ」とのこと。「ラッセルよりも地図見て調べないとこの先死にますよ」と思ったが適当な相づちをうってしまった。彼らは赤い紐の道をラッセルで突き進む決心をしたようで、そちらに向かうときも私たちに聞こえるような大きな声で「雪がなかったらこんなとこで迷ったりしないのよねぇ」と言っていた。さっきまでは「雪山は夏とは違っていいでしょう」なんて会話をしてたのに、何言ってるんだろう、と思いながら私たちが三ツ峠山方面の下山道に行こうとすると、 「ラッセルが無理」という理由で彼らが山頂に帰ってきた。 事故が起こらずによかったのかもしれない。 このような状態で私のような未熟者がとめるべきなのだろうか。

13:00に登山口到着。S16,221歩、Y12,285歩。登山口付近では散歩がてらの靴で歩いている人もいるが、この山は基本的に雪山装備をちゃんとした人が多いようだ。
山渓にはこの山で雪上訓練する、というような講習会が載っていたが、いったいどこでやるのだろう。滑落停止とかをやれる場所はないように見えるのだが、、、


金時山
300名山
'97JOY 79位
山1000
定番の富士

98/2/1 足柄峠〜金時山

足柄峠から先の車道はジープでも険しいような状態。 スキーで歩いている人と一人だけすれ違ったが、特に問題はなさそうだった。8:00に足柄峠を出発。のんびりと緩やかな車道(小屋の運搬用の車道はずっと続いている)を歩いていく。 茶屋の運搬用ゴンドラがある地点から登りが始まり、途中ちょっとだけ危ないところなどもあるが、梯子などはちゃんと除雪されているので手袋をしていれば問題はないだろう。

9:45に頂上到着。S7,237歩、Y6,772歩。噂通り金時娘が出迎えてくれる。しかし、こんなに雪があるのに年中無休で茶屋をやっているとは思わなかった。南側からハイキングとして登ってくる人が非常に多いかららしい。そう言われてみると足柄峠から登ってくる人でもアイゼンをつけないで登ってきている人や、昼くらいから登り始める人などが少なくない。私としては6本くらいのアイゼンはあった方がよいと思う。
携帯GPSは4個衛星を見つけて、2次元測位ではあるもののピッタリした位置を示している。やはり雪山に入るのなら持っていた方が安心ではあるようだ。

11:40に足柄峠到着。S13,744歩、Y12,734歩。軽トラックのコーヒー屋さんがいたので、コーヒー牛乳を飲んだ。

足柄峠への緩やかな尾根
足柄峠

天城山
深田百名山
山1000(万三郎岳)

98/1/25 天城高原〜万二郎岳〜万三郎岳

アルペンガイドもよく読まず、現地に電話もせずに行ったのがいけないのだが、天城高原ゴルフ場3km手前の天城高原までしか車で入ることができない(ゴルフ場の関係者はスノーモービルやジープで入っているが、入り口にはチェーンがかかっている)。 天城高原まででも道路には雪があるのでスタッドレス、チェーン無しはつらそう。
ほとんど木の中
秦野を出発して2時間後の9:00に天城高原を出発。 天城高原ゴルフ場に10:16に到着。 ずいぶん予定外の時間がかかってしまった。 登山道へは登山者用駐車場(雪に完全に埋まっている。 トイレも冬季は閉鎖)の横から入るのだが、他の登山者の人と一緒にゴルフ場内などを10分ほど探してしまった。

トレースがないとちょっと不安な林を歩き続け、 11:40分に万二郎岳に到着し、10分ほど休憩。 噂通り山頂からの視界は全くない。 携帯用GPSの制度確認をしてみるが、衛星は3個見つけているのに誤差が200m以上あり、非常時に使うのにはちょっと不安。

万二郎岳を出発してすぐに今回のコース唯一の展望地に出る。 富士山や太平洋、沼津の街などがよく見えるが、いい気になって写真などを撮っていると雪の斜面を落ちてしまうかもしれない。 万三郎まではちょっと面倒なアップダウンが続くが、 それ以上に面倒なのが雪によるものと思われる倒木だ。 登山道に次々にたちはだかって、くぐるにしても、越えるにしてもアイゼンをつけたままだとかなりやっかい。

12:50に万三郎岳に到着。S15,561歩、Y14,343歩。万二郎に比べると空も広いし、富士山も見えるが、基本的に展望はないと思っていた方がよい。携帯用GPSに関しては万二郎とほとんど同じ結果になった。天城峠に向かう人が一人だけいたが、トレースも薄そうで、もし予定で行くことになっていても自分だったら躊躇しただろう。万二郎を経由せずに帰るルート(山渓の本にはこれが紹介されている)は看板にも「(夏山であっても)このコースは使わないように」と書いてある上に、トレースが全くないので簡単に諦めた。

私たちは新しく買った12本歯のアイゼンの練習が主目的だったのでそのアイゼンをつけていたが、そうでなくても8本歯はほしいところだと思う。特に万三郎岳への最後の登りなどはそれなりの雪の斜面になっているので軽アイゼンの人は注意が必要だ。 実際私たちに少し遅れて登ってきた人たちは4本と6本の軽アイゼンだったので、そこの登りは木につかまって登っていたようだった。それでも私たちが別ルートで降りたらついてくる気だったそうだ。私たちも危険に対しては甘い方だと思うが、その後発生した天城山での事故などは想像にかたくないと思う。

13:19に万三郎を出発、14:40に万二郎通過、16:19に天城高原の車に到着。27,001歩。思っていたよりもしっかりした山登りになった。
城ヶ崎海岸のフリークライミング・ゲレンデを見に行くが、既に日が暮れていたので誰もいなかったが、やっていたと思われる人たちはいた。近くでお寿司を食べて帰宅。


富士山
深田百名山
'97JOY 6位
山1000
3776m 1位 山梨・静岡最高峰
見る人にとっては美しい山だが、登る人にとっては退屈な山。
「一度登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と言われる(らしい)。

00/4/22 河口湖口5合目〜6.5合目

チベットへの高所順応のために再び訪れる。 今回は雪山用の装備を持ってきたので5合目から歩き始めた。 以前に12月に来たときには少なかった雪も、 GW前はかなりの量だ。 5合目からしっかりと積もっていて、 6合目付近では上方に雪煙がまっているのが見える。

無理をして怪我をしても意味がないので、 6.5合目くらいで食事をしてから下ろうとすると、 救助ヘリがどんどんこちらに近づいてくる。 どこに行くのかと見ていると、 私たちの休んでいたところからは見えなかったけど、 そのすぐそばで6人くらいの団体が派手な色の布を振っていた。

どうやら大きな怪我ではないが、下山が難しいような状態になったようで、助けを呼んだようだ。 私たちも彼らからは見えているのだろうが、 特に助けを求めているようではないので、 登り返さずに下りていくことにした。 今から思うと登山者同士の助け合いが基本なのだから、 (多少登りがあったとしても) 様子を尋ねに行くべきだったかもしれない。

下山中に救助の地上班に遭遇。 「遭難者はどこですか?」 「6合目と7合目の間です」 「人数は何人ですか?」 「すいません、正確には分かりませんが、 6人くらいだと思います」
やはり状況を確認するのが登山者の務めなのだろう。

この時期は駐車場でもこんな雪

00/4/8 河口湖口5合目付近散歩

チベットへの高所順応のために5合目まで車。 思った以上に雪が多くてスニーカーでは6合目までも歩けないような状態。 今度はもう少し雪の準備をして出直そう。

97/12/13 河口湖口5合目で散歩

キリマンジャロ高所順応のために再び訪れるが、 出発1週間前なので選択する時間などを考えて、 5合目付近を歩いたり、軽く走ったりするだけにした。 走るとさすがに少し息苦しいが、 そんなことよりもコート姿で走っていることの方が恥ずかしい。

スバルラインのゲートが閉まる6時に合わせて5時くらいまで車の中でアフリカ旅行のためのガイドブックを読んだりして過ごした。 これくらいの時間になると他に車は1台もいなくなり、 お店も閉まってしまうのでちょっと心細い。 結局キリマンジャロは高山病とは全く別の理由で断念したのでこの順応にどれほどの意味があったのかは全く不明。。。

97/12/6 河口湖口5合目〜7合目半

キリマンジャロに登るための高所順応 (結局高山病とは全く別の理由により断念)のために、 雪の富士山へ挑んでみた。 富士山への道路はスバルラインしか開いていない (他の道路は全て冬期閉鎖、 スバルラインも状況により閉鎖や4合目までとなるので事前の確認が必要)ので、 早朝に家を出てスバルラインの入り口まで走る。 すると、スバルラインは営業はしているものの、 朝9時にならないとゲートが開かない。 結局9時まで冬用のシュラフに入りながら車中 (周囲にも同様の車多数)で寝た。 それにしても冬用のシュラフはなんて暖かいのだろう。 結局寒さの心配もむなしく熟睡してしまった。 ゲートが開き、少し凍結している道路に気をつけながら5合目まで車で上がる。

6合目に向かう途中(佐藤小屋への道との分岐)から雪が出始める。 この時期の富士山は今シーズンの冬山登山のための雪上技術訓練の人たちがたくさんいる。 富士山に登っている人たちよりもその人たちの方が多い。 彼らはだいたい7合目まで登って、そこから沢に入ったところで訓練していた。 彼らは主に滑落停止の訓練をしていたが、 本に書いてあるのとは逆に回っている人たちが非常にたくさんいた。 いったいどちらに回るのが正しいのだろう。 このあたりから雪が斜面の凹凸を隠して危険な感じがしたのでアイゼンをつけた。 8本歯に軽登山靴で来ているような人間は私たちだけかもしれない。 結局7合半(標高3000m)まで登って滑落の危険を感じたので、 のんびりと食事をとった。 今回の目的は高所順応だからこれで全く問題ないのだが、 頂上にいけなくても全く気にしない登山も初めてかもしれない。 18時に閉まるスバルラインのゲートに合わせて下山。 せっかくなので佐藤小屋の様子を見に行ったので、 ちょっと遠回りになってしまった。14,685歩、18,248歩。

剣が峰に向かう

97/10/18 富士宮口5合目〜剣ヶ峰(お鉢巡り)往復

早朝5時に秦野を出発し、6:18に富士宮口5合目駐車場を出発。 途中コンビニで朝食を買い、2合目の駐車場でトイレによる。 5合目のトイレ(売店のトイレは夜間閉鎖)は紙もなく、 水も凍っているのか流れないので2合目で済ませて方がよい。 しかし、2合目の駐車場はジムカーナもどきをしている方々がいるのでちょっと注意が必要。 道路はこの時期であれば夜間であっても凍っているようなことはない。 昼間は混雑している5合目駐車場も早朝は日の出を見に来た若者達 (昼間は団体の中年以上の人たちが多いようだ)がちらほらいるていど。

登山の準備をしているのは私たちと他に二人ほど。 6合目の小屋(当然、頂上の測候所以外の小屋は全て閉鎖中)付近までは普段着の若者達がぷらぷらしているが、そこから先はほとんど見かけなくなった。 当然のように私たちの登山用ストックは「スキーのストック」として若者達に認識されたようで、仲間同士でそのようなことを言い合っている。

8合目までは順調に登りコースタイムよりもだいぶ早かったが、 その後はすっかりのんびりペース。 山小屋ごとにたっぷり休憩をしていたら頂上につくころにはコースタイム通りになってしまった。 雪はお鉢に出るまではほとんどない。

11:00に剣ヶ峰到着(6,470歩)。 測候所の人たちがうろうろしているのを除けば他の登山者は5、6人。 剣が峰までの道も雪は全くなし。 今までつまらない山だと思っていたけど、 こういう時期に登ると測候所の建物をかぶった剣が峰などはなかなかかっこよく見える。人がいなければ意外といい山なのかもしれない。 「臭い山」という噂も登山者のいないこの時期には関係ないようだ。
他の登山者が来た道を帰る中で私たちはお鉢めぐりに向かった。 ちなみに一周する間他の誰もお鉢めぐりなどはしていなかった。 測候所の裏から稜線沿いに歩き始めようとするが富士宮口方面意外は全てかなりの強風。 飛ばされるほどではないが、だいぶ寒い。 足跡はほとんどなく、風のせいで変な形に固まった雪の上を適当に歩いてなんとか一周し、登ってきた道を下山。

下るに従い、午後だと言うのに登っている人たちにたくさん会う。 ちゃんとした登山者もいるのだが、5合目まで観光気分できたついでに登り始めてしまった人たち(当然彼らは何も荷物を持っていない)とも多数すれ違う。 彼らは頂上まで行く気なのだろうか。 午前中は青空だった天気も下りの8合目付近ではすっかり雲に覆われてしまい、頂上さえも見えなくなっていたが、その8合目を目指してぜぇぜぇいいながら登っているという人もいた。
12:52に5合目到着。多くの観光客と一緒にトイレをすませて、 秦野へと帰った。


那須岳
深田百名山
'97JOY 78位
山1000(茶臼岳)

97/4/12 ロープウェイ山麓駅〜峰の茶屋〜茶臼岳

金曜日の夜に家をでて、深夜の2時くらいに那須ICの手前のPAに着いて、車中泊。 7時まで熟睡して、那須岳に向かう。非常に快適な道。 途中のタクシー会社によって北温泉の駐車場までついてきてもらう。 荷物を載せかえてタクシーでロープウェイ乗り場に営業開始の9時ちょうどに到着。 「偶然とはいえ、これは調子いいぞ」と思ったのもつかの間、 「ただいまロープウェイは強風のため止まっています」のアナウンス。 山麓駅周辺は天気もよく、茶臼岳、朝日岳がよく見える。 靴の紐を閉めたり、山の写真を撮ったりしながら動き始めるのを待つが、 動く気配は全くない。「事故でもあったらうるさいから多少の風でも 動かないのだろうな」と思って、希望に反して峰の茶屋に向かって歩き始める。

峠の茶屋から少し上くらいまでは雪が残っていたが、途中からはほとんど雪は無し。 しかし、快調だったのはここまでで登るにつれてだんだんと風が強くなってきて、 砂ぼこりと突風のせいで時々立ち止まらないと進めなくなってきた。 やっと峰の茶屋付近で休んでいる人たちが見え始めると風はますます強くなり、 まっすぐ歩くことさえ険しく、いくらまっても弱まることがなくなってきた。 いつもは登ってる間は暑がりで、 冬でさえ2枚しか着ない私でもどんどん体温が冷えていくのが分かる。 いつまでたっても風がやむ気配がないので 峰の茶屋(とはいっても茶屋の廃墟しか残っていない)の壁の陰に座っている人たちをめざして、下を向いたまま歩き続けた。 山麓駅を出発して約1時間でなんとか峰の茶屋に到着。

峰の茶屋ではみんな「これからどうしたものか」という感じで座っている。 壁の陰に入る限りは砂ぼこりに耐えればなんとか我慢できる。 しかし、ちょっと写真を撮ろうとその場を離れると強風に下まで飛ばされそうになる。 別の壁に体をつけてなんとか写真を撮ろうとするけれど、体全体が風で揺れてしまってぶれが全然収まらない。 ほとんど適当に写真を撮ってもとの場所に戻ると大黒屋方面から登ってくる人が峰の茶屋に到着したとたんあまりの強風に標識などにあわててつかまり、 何人かは転んでいた。

全くおさまる気配のない風に諦めて何人も下っていく。 この日はおそらく半分以上の人が峰の茶屋までで下山していたようだ。 そこへ茶臼岳の方から何人か登山者がおりてくる。 待っていた人たち(私たちも)は次々と 「茶臼までは風は強いですか?」とおじさんに聞く。 「途中これくらい強いところもちょっとあるけどあとは大丈夫」 との答えを聞いて、私たちも含めて5、6名が登り始めた。 そのおじさんの言ったとおり、 一部はかなりの強風でほとんど垂直に立っていられない(ほとんど気分は 映画ツイスター状態)が、 茶臼の東側に回ると風は少しましになった。

目の埃を我慢しながらなんとか茶臼山頂に到着。 ここでも写真を撮ろうとするが、 強風で全くぶれがおさまならい。 今回の写真はあまり期待しないことにしよう。 峰の茶屋に戻って昼食のパンを食べて、(当然のごとく三本槍、朝日岳を 諦めて)下山。途中で雪が降り始めて山麓駅に着いた時には吹雪になってしまった。 山麓駅に到着するまぎわにロープウェイが一度だけ動いているのが見え、 強烈なショックを受けるが、これはどうやら試運転だったらしい。

北温泉に下れることを信じて疑っていなかった私たちはわざわざバス&徒歩で 北温泉の駐車場に戻っていった。北温泉には電話があるらしいから、 今度は降りた後ににタクシーで山麓駅に戻ることにしよう。 大丸温泉で雪の降りしきる中、景色が何も見えない露天風呂に入って帰路についた。


雲取山
深田百名山
'97JOY 15位
2017m 東京最高峰
山1000

96/12/28 鴨沢→雲取山(泊)→三条の湯→鴨沢

前日は鴨沢の駐車場で車中泊。 鴨沢〜七ツ石山〜小雲取山〜雲取山荘。で荷物を 置いて、雲取山山頂を往復。雪山の練習目的で 荷物を多くいれていたので(それだけが理由かは不明) 非常にばてた。実際雪は山頂付近の巻き道付近だけ あった。
次の日は三条の湯でお風呂に入ってから林道(車道) を3時間ほどあるいて鴨沢に戻った。利尻山の時も そうだったが、林道は景色もよくなく、コースタイムも かなりのペースを前提にしているので、 楽しくない上に退屈である。温泉の順序にこだわらないので あればこのコースは逆周りで三条の湯までは タクシーがよいと思う。
雲取山頂からの富士
雲取山からの富士

大菩薩嶺
深田百名山
'97JOY 59位
山1000
小説「大菩薩峠」の知名度が高すぎるために 「大菩薩嶺に行く」というと「大菩薩峠?」 と聞き返される。大菩薩嶺山頂はたしかにつまらない。

96/12/30 上日川峠→大菩薩嶺→大菩薩峠→上日川峠

前日は裂石付近の民宿泊。 裂石から中川峠への分岐まで車で登り、 そこから上日川峠〜大菩薩嶺〜大菩薩峠〜上日川峠〜駐車場。 前日の雲取山でのつらさが 身にしみて、この日は軽量化につとめたため非常に簡単に登頂。
冬季(12月上旬〜)は林道が通行止めになるために、 上日川峠までは往復3時間程度よけいに歩かなければいけない。 特に歩いて楽しい道でもない、 というよりは大菩薩嶺から大菩薩峠への楽しいハイキングに比べるとなんてことはない道なので、 雪のたっぷりあるような季節にこない限り、 通行止めの時期に来る価値はないと思う。
ロッジ長兵衛は店の車が林道を入れるので十分な設備があり、 冬に来て泊まるにはいいところだと思う。 ちなみになんと介山荘まで店の車は登れるので大菩薩は豊かな小屋が多いのであった。

両神山
深田百名山
'97JOY 52位
山1000
標高1723m。

96/12/6 白井差→両神山頂上→大峠→白井差

前日は荒川村の道の駅で車中泊。 大峰山の時に道の駅が 快適だったので利用したが、ここは夜間のトイレがない など、同じ道の駅とは思えなかった。
頂上から大峠は アップダウンの繰り返し(鋸状の両神山だからだろう) でしっかりと時間がかかる。 もう少しで山中で日没を迎えてしまうところだった。
このコースではいわゆる鋸歯状の両端が切れ落ちた 山容はあまりよく見えなかった。コース中はほとんどが 林の中を歩く。山頂からは付近の山々が見渡せるが、 個人的にはアルプスなどの山並みの方が好きだ。
両神山頂からの展望
両神山

筑波山
深田百名山
'97JOY 58位
山1000

96/11/3 ケーブル→男体山→女体山→神社

めずらしく宿が取ってあったのでLucidaでなくMR2で行った。 神社〜ケーブル〜男体山〜女体山(876m)〜神社。 登りはケーブルカーを利用した。山登りに慣れていない人が非常に多いので歩いているときは他の山よりも気を使う。 こういうところではちゃんとした登山のかっこうが浮いているようにさえ見える。
男体山の上で「本で読んだ筑波山の標高と比べて数メートル足らない」と叫んでいる家族がいた。 女体山の方が高いからなのだが、男体山の頂上に立っている建物の高さを適当に足して納得していた。
ケーブルカーで登ってはやはりいけないのだろうか。 登山道がそれほど楽しいものには見えなかっけど。。。

高尾山
'97JOY 38位
山1000

?/?/? リフト〜山頂往復

リフト&徒歩。 ケーブルカーもあるが乗り物が2種類ある必要性は分からない。 山頂まではほとんど散歩に近い。 乗り物を使わずに登ってくる小学生(おそらく都内からだろう。私も昔遠足で登らされてような記憶がある。その当時は山登りを楽しいなどとは全く思わなかったけど)などもたくさんいる。 頂上(599m)は木が多く見晴らしはよくないうえに、お弁当を食べる小学生などでごったがえしている。

陣馬山

山1000

?/?/? 和田峠〜山頂往復

再び和田峠まで車。 これで陣馬山に登ったとは認められなくても目的が登山でないので 全く気にならない。頂上でペルセウス座流星群を見る。同じ目的の人多数。 東京近辺で星を見たければかなり理想的な場所だと思う。駐車場からも 離れているので車のヘッドランプの問題もないが、駐車場は 普段の夜中では信じられない混み方をしている。
流星群はしばらく見ると慣れてしまい、 長いもしくは明るい流星の時だけざわめきが起こるのだが、 後から新しい人が来ると ちょっとした流星でも大騒ぎになるので妙におかしい。 「あんな小さいので驚いているなんて甘いんだよ」という周りの 声が聞こえてくるような感じがする。

?/?/? 和田峠〜山頂往復

和田峠まで車。15分くらい登ると頂上。 一般的に和田峠からではあまりに簡単なので 陣馬山に登ったとは言えないようであるが、 山登りを遠足以外でしたことがなかった私にとっては十分な登山だった。
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