Debian的Kernel再構築


 Kernelの再構築は、普通と同じように、
# make dep
# make clean
# make zlilo
# make modules
# make modules_install
 とやっても構わないのだが、Debianにはmake-kpkgというコマンドがあって、作ったKernelをdebパッケージにしてくれる。make-kpkgを使う方がいろんなバージョンのKernelの管理とかもできるのでおすすめ。

 どうやるのかというと、適当な場所(ここでは/usr/src/linuxとする)にソースを展開し、make menuconfigやmake xconfig等でコンフィグを済ませたあと、/usr/src/linuxで、
# make-kpkg clean
# make-kpkg --revision=[リビジョン(自分でつける)] kernel_image
 とやれば、コンパイルを実行して、/usr/srcにkernel-image-[Kernelバージョン]_[リビジョン]_[アーキテクチャ名].debというdebパッケージが出来る。
 ここで、パッケージのリビジョンは自分で適当につけられる。使える文字はアルファベット、数字、+、-、.なのだが、-を使った場合、-で区切られる各フィールドに数字が必ず必要となるみたいだ。-を使わなかった場合もリビジョン名のなかに数字が含まれていないといけないらしい。

 出来たパッケージは、dpkg -i [パッケージ名]とすればインストールできる。モジュール等も適切な場所に入れてくれる。インストールするときに親切にも「起動ディスク作ります?」と聞いてきてくれるので、いざというときのために作っておくといいかも知れない。

Debian雑記帳に戻る