PAGANINI ETUDE    パガニーニ・エチュード

演奏 マルク=アンドレ・アムラン          recommend!!
タイトル 『パガニーニ大練習曲集』
データ
2002年録音 HYPERION CDA67370
輸入盤
収録曲
 パガニーニ大練習曲集             S141 
1.第1番  ト短調  “トレモロ”          S141/1    4:36 
2.第2番 変ホ長調 ”オクターブ”        S141/2    5:12
3.第3番 嬰ト短調 ”ラ・カンパネラ”       S141/3    4:42
4.第4番 ホ長調  ”アルペジオ”        S141/4    2:00
5.第5番 ホ長調   ”狩り”             S141/5   2:53
6.第6番 イ短調  ”主題と変奏”        S141/6    4:58
  ピアノ独奏のためのシューベルト行進曲集 S426
7.Trauermarsch ー 葬送大行進曲       S426/1   10:43
8.大行進曲                      S426/2   12:10
9.性格的な大行進曲                S426/3    10:11
感想
アムランのパガニーニ大練習曲を聴いて、始めにうけた印象は“おとなしい”でした。大井和郎、ニシュマン、ハワード等で迫力のある演奏を聴きなれていたため、そういう印象を持ったのです。ですが聴き進めるにしたがって、きめ細やかな繊細な表現の上に、うねるようなダイナミズムに引き込まれました。それは#6でクライマックスを迎えます。#2や#4の細かいパッセージが明確に奏でられることで、曲に豊かな表情がうまれています。


演奏 大井和郎(P)               recommend!!
タイトル 『パガニーニ・エチュード』
データ
1999,2000年録音 DEUTSCHE SCHALLPLATTEN(徳間ジャパン・コミュニケーションズ)
TKCC-15211
国内盤
収録曲
パガニーニによる超絶技巧練習曲集
1. 第1番  ト短調  “トレモロ” S140/1 5:33
2. 第2番 変ホ長調 ”オクターブ”  S140/2 6:06
3. 第3番 嬰ト短調 ”ラ・カンパネラ” S140/3 5:10
4.・ 第4番 ホ長調  ”アルペジオ” S140/4 4:38
5. 第5番 ホ長調   ”狩り” S140/5 4:13
6. 第6番 イ短調  ”主題と変奏” S140/6 6:39
パガニーニ大練習曲集
7. 第1番  ト短調  “トレモロ” S141/1 5:44
8. 第2番 変ホ長調 ”オクターブ”  S141/2 6:09
9. 第3番 嬰ト短調 ”ラ・カンパネラ” S141/3 5:05
10. 第4番 ホ長調  ”アルペジオ” S141/4 2:14
11. 第5番 ホ長調   ”狩り” S141/5 3:15
12. 第6番 イ短調  ”主題と変奏” S141/6 6:22
感想
パガニーニ・エチュードの演奏で、最も“デーモン”を感じさせてくれる演奏です。大井和郎さんは、このレコーディングで編集を限りなく少なくしたとのこと。パガニーニ〜リストの技術信仰に内在する、悪魔じみたもの、ヴィルトゥオジティの神秘性、ダイレクトな迫力、それらが生々しく再現されています。


演奏 ニコライ・ペトロフ(P)              recommend!!
タイトル 『パガニーニ・エチュード』
データ
1992年録音 OLYMPIA MKM141
収録曲
1. ショパン パガニーニの主題による変奏曲 イ長調“パガニーニの思い出”  3:28
シューマン パガニーニの奇想曲による6つの練習曲
2. 第1番 イ短調 4:21
3. 第2番 ホ長調 4:23
4. 第3番 ハ長調 2:44
5. 第4番 変ロ長調 8:51
6. 第5番 変ホ長調 2:10
7. 第6番 ト短調 4:30
リスト パガニーニによる超絶技巧練習曲集
8. 第1番  ト短調  “トレモロ” S140/1 5:17
9. 第2番 変ホ長調 ”オクターブ”  S140/2 5:34
10. 第3番 嬰ト短調 ”ラ・カンパネラ” S140/3 4:40
11. 第4番 ホ長調  ”アルペジオ” S140/4 3:57
12. 第5番 ホ長調   ”狩り” S140/5 3:59
13. 第6番 イ短調  ”主題と変奏” S140/6 5:58
感想
S140のパガニーニによる超絶技巧練習曲集の最も定評のあるディスクです。長い間、廃盤でなかなか手に入らなかったのですが、このたび再発されました。噂に違わず素晴らしい演奏です。どの作品も若々しいエネルギーで、輝くばかりに演奏されます。聴き手にストレスを全く感じさせません。ウィーン、ワルシャワ、パリと立て続けに襲ったパガニーニ旋風に影響を受けた若い作曲家3人の憧憬、野心を、まるで1830年代前半、そのときに聞いているかのようにダイレクトに再現されます。


HOME

SITE TOP

LISZT CD TOP