オルガンのための作品 ORGAN WORKS

演奏 ピエール・ボーソウ(Or)
タイトル 『リスト オルガン作品集 第1巻』
データ
1986年録音 ADDA 581030
収録曲
1. オラトリオ”聖エリザベスの伝説”より序曲 S− 9:43
2. 連祷”われらのために祈りたまえ” S262 7:01
3. アルカデルト〜リスト アヴェ・マリア S659 5:00
4. 2つの教会讃美歌 2.アヴェ・マリア・ステラ S669/2 4:40
5. 2つの教会讃美歌 1.サルヴェ・レジーナ S669/1 5:29
6. 十字架の道行 S674a 12:31
7. 読唱ミサの挙式の助けとして付随するオルガンのためのミサ曲 S264 18:04
感想
フランスのオルガン奏者ピエール・ボーソウによるリスト作品集の第1巻です。第1巻では宗教的作品のみで構成されています。使用オルガンはフランスのピティヴィエの聖サロモン−聖グレゴール教会のオルガンです。


演奏 ピエール・ボーソウ(Or)
タイトル 『リスト オルガン作品集 第2集』
データ
1988年録音 ADDA 581089
収録曲
1. 諦め S263 1:48
2. アンジェルス! 守護天使への祈り
S378/1 8:37
3. ロザリオ S670 6:13
4. オルガンのためのレクイエム S266 17:08
5. ハンガリーの神 S674 3:45
6. リヒャルト・ワーグナーの墓に
S267 4:05
7. 婚礼
S− 7:14
8. おお聖なる晩餐
S− 8:22
9. アヴェマリア IV
S− 3:10
10. 二つの演奏会小品  1.入祭唱
S268/1 3:22
感想
第2巻では、“アンジェルス”や“リヒャルト・ワーグナーの墓に”など、宗教性を強く感じながらも、純粋な宗教曲ではないものも含まれています。#7や#9のオルガン版はこのディスクでしか聴けないと思います。


演奏 ガブリエル・マルギエリ(Or)
タイトル 『リスト オルガン作品集』
データ
1997年録音 HARMONIA MUNDI HMN911640
収録曲
1. リスト〜マルギエリ エステ荘の糸杉に I 1:48
2. リスト〜ゴットシャルク コンソレーションズ
第5番
S− 8:37
3. 二つの演奏会用小品 2 追悼歌(“死者たち”) S268/2 6:13
4. アンジェルス! 守護天使への祈り S378/1 17:08
5. システィナ礼拝堂の喚起 S658 3:45
6. リスト〜ミュラー=ハルトゥング オラトリオ”聖エリザベスの伝説”より序曲
S− 4:05
7. リスト〜マルギエリ エステ荘の糸杉に II
7:14
感想
特に注目するのは、マルギエリ自身によるオルガン編曲となる“エステ荘の糸杉に”の2つです。もともと宗教色の強い作品であるため、オルガンとなっても違和感がありません。マルギエリの演奏は内面性を深く静かに演奏してゆくような感じです。オルガンはフランス、リヨンの聖フランソワ・ド・サールのものを使用しています。


演奏 オリヴィエ・ヴァーネット(Or)
タイトル 『リスト オルガン作品集』
データ
2002,03年録音 LIGIA DIGITAL LIDI 0104131-03
収録曲
DISC.1
1. ショパン〜リスト 前奏曲 作品28/9 S662/2 1:30
2. ショパン〜リスト 前奏曲 作品28/4 S662/1 1:37
3〜5 コラール“アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム”による幻想曲とフーガ S259 28:10
6. コンソレーションズ アダージョ(第4番) S− 3:07
7. コンソレーションズ 第5番 S− 2:28
8. コンソレーションズ  第6番 S− 2:04
9. ニコライ〜リスト コラール“われらが神はかたき砦”による教会祝典序曲 S675 8:51
10. アヴェ・マリア 1 S− 7:44
11. 交響詩”オルフェウス” S− 11:30
DISC.2
1〜2 バッハの名による前奏曲とフーガ S260 12:02
3〜5 ”ダンテ交響曲”より、導入部、フーガ、マニフィカト S− 13:59
アンダンテ・レリジオーソ S261a 4:07
バッハ〜リスト コラール編曲”深き苦しみの淵より、われ汝を呼ぶ”BWV38 S660/1 4:25
バッハ〜リスト 導入部とフーガ カンタータ”わが心に憂い多かりき”BWV21 S660/2 4:24
ワーグナー〜リスト ”タンホイザー”より巡礼の合唱 S676 6:13
10 アルカデルト〜リスト アヴェ・マリア S659 5:20
11 バッハ〜リスト カンタータ”涙し、嘆き、憂い、畏るることぞ”の通奏低音と、ロ短調ミサの”クルチ・フィクス”による変奏曲 S673 14:55
DISC.3
システィナ礼拝堂の喚起 S658 13:48
ピウス9世 教皇賛歌 S261 3:57
スラヴィモ・スラヴノ・スラヴェニ S668 1:58
連祷”われらのために祈りたまえ” S262 7:12
バッハ〜リスト ヴァイオリンソナタ第4番BWV1017より”アダージョ” S661 3:05
ラッスス〜リスト モテット”レジナ・チェリ・ラエターレ” S663 2:23
ワイマール民謡 S672 3:40
オラトリオ”聖エリザベスの伝説”より序曲 S− 8:31
汝はペテロなり S664 5:39
10 2つの教会讃美歌 2.アヴェ・マリア・ステラ S669/2 4:25
11 アヴェ・マリア 2 S504 2:20
12 二つの演奏会小品 2.追悼歌(”死者たち”) S268/2 8:30
DISC.4
オッフェルトリウム S667 3:54
ハンガリーの神 S674 3:46
2つの教会讃美歌 1.サルヴェ・レジーナ    S669/1 4:48
クリスマスツリー S−
1.古いクリスマスの歌 S− 2:00
2.おお聖なる夜 S− 3:58
3.飼葉桶のそばの羊飼いたち S− 3:56
4.誠実な人びとよ来たれ(東方三博士の行進) S− 3:05
アンジェルス! 守護天使への祈り S378/1 5:58
ヴェルディ〜リスト 神の小羊 S− 2:26
10 諦め S263 1:10
11 祈り S265 2:00
12 ロザリオ(全3曲) S670 4:54
1.ミステリア・ガウディオーサ S670/1
2.ミステリア・ドロローサ S670/2
3.ミステリア・グロリオーサ S670/3
13〜20 読唱ミサの挙式の助けとして付随するオルガンのためのミサ曲 S264 16:05
DISC.5
“聖フランチェスコ”〜アッシジの聖フランチェスコの”太陽賛歌”への前奏曲 S665 3:54
アヴェ・マリア 4 S− 2:00
リヒャルト・ワーグナーの墓に S267 2:29
4〜10 オルガンのためのレクイエム S266 13:03
11 いざ、もろびとよ、神に感謝せよ S− 5:15
12 婚礼 S− 8:30
13 おお聖なる晩餐 S− 5:17
14 “主の家に我らは進みゆく”への前奏曲 S671 3:45
15 二つの演奏会小品 1.入祭唱
S268/1 3:50
16 モーツァルト〜リスト アヴェ・ヴェルム・コルプス S− 2:26
感想
アルテ・ノヴァのブライヒャーの全集と比較すると、“クリスマスツリー”の4曲が追加されており、なぜか“エクセルシオール”が収録されていません。全体としてとても丁寧に演奏されています。


演奏 ジャン・パーカー・スミス(Or)
タイトル 『リスト オルガン・リサイタル』
データ
1991年録音 COLLINS 12492
収録曲
1. コラール“アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム”による幻想曲とフーガ S259 29:06
2. リスト〜ギュー 交響詩”オルフェウス”
12:00
3. バッハ〜リスト カンタータ”涙し、嘆き、憂い、畏るることぞ”の通奏低音と、ロ短調ミサの”クルチ・フィクス”による変奏曲 S673 16:56
5. システィナ礼拝堂の喚起 S658 12:36
感想
“アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム”は混沌とした世界が広がり、スケールが大きな演奏です。また面白いのが、リストとゴットシャルクによるオルフェウスの編曲をさらにジャン・ギューという作曲家が編曲した2です。リストのオルガン編曲よりもさらに細かなニュアンスを加え、表情が豊かになっています。オルガンはドイツのインゴルシュタット大聖堂のクライスオルガンを使用。


演奏 ガボール・レオカ(Or)
タイトル 『リスト オルガン作品集』
データ
1984年録音 HUNGAROTON HCD12562
収録曲
1. バッハ〜リスト カンタータ”涙し、嘆き、憂い、畏るることぞ”の通奏低音と、ロ短調ミサの”クルチ・フィクス”による変奏曲 S673 19:17
2. アルカデルト〜リスト アヴェ・マリア
S659 6:47
3. バッハの名による前奏曲とフーガ S260 13:44
4. コンソレーションズ アダージョ(第4番) S− 3:42
5. ピウス9世 教皇賛歌 S261 4:07
感想
大曲2曲と、その合間に小品を3曲収録。堅実な演奏です。オルガンはコダーイ歌唱、音楽センターのイェームリッヒ・オルガンを使用。


演奏 アンドラーシュ・フィラガ(Or)
タイトル 『リスト オルガン曲全集』
データ
1996年録音 HUNGAROTON HCD31701-05
輸入盤
収録曲
DISC.1
1. 二つの演奏会小品 1.入祭唱 S268/1 5:37
2. コンソレーションズ アダージョ(第4番) S− 5:45
コンソレーションズ 第5番 S− 3:53
4. いざ、もろびとよ、神に感謝せよ S− 7:42
5. エクセルシオール S666 2:49
6. アヴェ・マリア 2 S504 4:12
7. 祈り S265 8:17
8. ホザンナ S677 4:10
9. 婚礼 (アヴェ・マリア 3) S− 9:21
10. オッフェルトリウム S667 4:40
11. バッハの名による前奏曲とフーガ S260 14:53
DISC.2
1. “主の家に我らは進みゆく”への前奏曲 S671 3:48
2. アンジェルス! 守護天使への祈り S378/1 10:10
3. 交響詩”オルフェウス” S− 13:40
4. 2つの教会讃美歌 2.アヴェ・マリア・ステラ S669/2 7:26
5. アルカデルト〜リスト アヴェ・マリア S659 7:08
6. ロザリオ(全3曲)1.ミステリア・ガウディオーサ 2.ミステリア・ドロローサ 3.ミステリア・グロリオーサ S670 5:58
7. 2つの教会讃美歌 1.サルヴェ・レジーナ    S669/1 5:52
8. “祈り” システィナ礼拝堂の喚起 S658 17:50
DISC.3
汝はペテロなり S664 6:14
オルガンのためのレクイエム S266 18:03
連祷”われらのために祈りたまえ” S262 9:43
十字架の道行 S674 a 14:45
バッハ〜リスト カンタータ”涙し、嘆き、憂い、畏るることぞ”の通奏低音と、ロ短調ミサの”クルチ・フィクス”による変奏曲 S673 23:32
DISC.4
オラトリオ”聖エリザベスの伝説”より序曲 S− 12:46
2. 諦め S263 2:05
3. 読唱ミサの挙式の助けとして付随するオルガンのためのミサ曲 S264 24:09
4. クリスマスツリー1.古いクリスマスの歌2.おお聖なる夜3.飼葉桶のそばの羊飼いたち4.誠実な人びとよ来たれ(東方三博士の行進) S− 16:22
5. ”ダンテ交響曲”より、導入部、フーガ、マニフィカト S− 16:53
DISC.5
1. 二つの演奏会小品 2.追悼歌(”死者たち”) S268/2 12:49
2. リヒャルト・ワーグナーの墓に S267 4:02
3. ハンガリーの神 S674 5:05
4. アンダンテ・レリジオーソ S261a 6:44
5. スラヴィモ・スラヴノ・スラヴェニ S668 2:43
6. ワイマール民謡 S672 4:24
7. コラール“アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム”による幻想曲とフーガ S259 36:49
感想
他の全集と比べて、“ホザンナ”と“結婚式のために アヴェ・マリア3”が追加されています。基本的に他の作曲家の編曲作品は収録されておらず、リストの作品オリジナルのみとなります。フィラガの演奏は内省的なもので、おとなしいです。オルガンはハンガリー、ペーチュの大聖堂のアングスター・オルガンを使用。


演奏 スズサ・エレケシュ(Or)
タイトル 『リスト オルガン作品集』
データ
1994年録音 DABRINGHAUS UND GRIMM SCENE MDG 606 0567‐2
輸入盤
収録曲
1. バッハの名による前奏曲とフーガ S260 13:32
2. バッハ〜リスト カンタータ”涙し、嘆き、憂い、畏るることぞ”の通奏低音と、ロ短調ミサの”クルチ・フィクス”による変奏曲 S673 17:52
3. ”ダンテ交響曲”より、導入部、フーガ、マニフィカト S− 14:16
4. 汝はペテロなり S664 2:47
5. 交響詩”オルフェウス” S− 12:02
6. ホザンナ S667 4:03
感想
オルガンの長音を生かしたスケールの大きな演奏です。細かな旋律のところでは緻密な演奏がされています。ブレーマーハーフェン=レーエのヘルツ・イエス教会にあるG・クリスティアン・ロバック製作によるオルガンを使用。


演奏 ステファン・ヨハネス・ブライヒャー(Or)
タイトル 『リスト オルガン曲全集』
データ
1998年録音 ARTENOVA 74321 59199 2
輸入盤(ジャケット違)
収録曲
DISC.1
1. バッハの名による前奏曲とフーガ S260 13:20
2. バッハ〜リスト ヴァイオリンソナタ第4番BWV1017より”アダージョ” S661 5:00
3. バッハ〜リスト コラール編曲”深き苦しみの淵より、われ汝を呼ぶ”BWV38 S660/1 5:44
4. バッハ〜リスト 導入部とフーガ カンタータ”わが心に憂い多かりき”BWV21 S660/2 4:06
5. 2つの教会讃美歌 2.アヴェ・マリア・ステラ S669/2 6:51
6. 二つの演奏会小品 1.入祭唱 S268/1 3:11
7〜14. 読唱ミサの挙式の助けとして付随するオルガンのためのミサ曲 S264 17:00
15. バッハ〜リスト カンタータ”涙し、嘆き、憂い、畏るることぞ”の通奏低音と、ロ短調ミサの”クルチ・フィクス”による変奏曲 S673 20:00
DISC.2
1. エクセルシオール S666 2:31
2. リヒャルト・ワーグナーの墓に S267 3:39
3. 交響詩”オルフェウス” S− 10:56
4. ”ダンテ交響曲”より、導入部、フーガ、マニフィカト S− 14:00
5. 諦め S263 1:45
6. アンダンテ・レリジオーソ S261a 5:07
7. 二つの演奏会小品 2.追悼歌(”死者たち”) S268/2 9:17
8. おお聖なる晩餐 S− 5:48
9. コンソレーションズ アダージョ(第4番) S− 3:54
10. コンソレーションズ 第5番 S− 3:12
11. コンソレーションズ  第6番 S− 2:52
12. ワイマール民謡 S672 4:30
13. ショパン〜リスト 前奏曲 作品28/4 S662/1 2:24
14. ショパン〜リスト 前奏曲 作品28/9 S662/2 2:27
15. ワーグナー〜リスト ”タンホイザー”より巡礼の合唱 S676 5:12
DISC.3
1. “主の家に我らは進みゆく”への前奏曲 S671 2:47
2. “祈り” システィナ礼拝堂の喚起 S658 16:52
3. アヴェ・マリア I (S20) 6:11
4. オラトリオ”聖エリザベスの伝説”より序曲 S− 9:22
5. ハンガリーの神 S674 3:51
6. オッフェルトリウム S667 2:42
7. 祈り S265 2:06
8. スラヴィモ・スラヴノ・スラヴェニ S668 2:24
9. アルカデルト〜リスト アヴェ・マリア S659 4:27
10. ラッスス〜リスト モテット”レジナ・チェリ・ラエターレ” S663 3:52
11. モーツァルト〜リスト アヴェ・ヴェルム・コルプス S− 3:27
12. ヴェルディ〜リスト 神の小羊 S− 5:32
13. ニコライ〜リスト コラール“われらが神はかたき砦”による教会祝典序曲 S675 12:27
DISC.4
1. ピウス9世 教皇賛歌 S261 4:54
2. 2つの教会讃美歌 1.サルヴェ・レジーナ    S669/1 5:18
3. “聖フランチェスコ”〜アッシジの聖フランチェスコの”太陽賛歌”への前奏曲 S665 5:27
4. 連祷”われらのために祈りたまえ” S262 8:31
5. いざ、もろびとよ、神に感謝せよ S− 7:38
6〜12. オルガンのためのレクイエム S266 15:04
13〜14. コラール“アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム”による幻想曲とフーガ S259 31:22
感想
非常にコスト・パフォーマンスに優れたオルガン曲全集です。ブライヒャーの演奏は、荒いところがありますが、逆にその荒さが曲の魅力を引き出しているものもあります。リンゼビュール教会のオルガンを使用。


演奏 トーマス・トロッター(Or)
タイトル 『リスト オルガン作品集』
データ
1992年録音 DECCA 440 283-2
輸入盤(在庫なし)
収録曲
1. コラール“アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダム”による幻想曲とフーガ S259 30:51
2. バッハ〜リスト カンタータ”涙し、嘆き、憂い、畏るることぞ”の通奏低音と、ロ短調ミサの”クルチ・フィクス”による変奏曲 S673 16:48
3. “祈り” システィナ礼拝堂の喚起 S658 11:21
4. バッハの名による前奏曲とフーガ S260 12:49
感想
メルセブルク大聖堂のオルガンを使用しています。メルセブルクのオルガンは実際に#1と#4が、1855年にヴィンターベルガーによって、初演された時のオルガンです。そのため歴史を感じることのできるアルバムとなっています。


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