パーティション作成とインストールについて (1998/6/26 更新)

パーティション作成とインストールに関して、まとめてみます。
(内容そのものは、NetBSD/mac68k FAQ 4.インストレーションとアップグレード( 英語 / 日本語 )からの抜粋および要約です。)


InstallerのMiniShellでのcpin/cpoutコマンド

MacのHFSとNetBSDのファイルシステムとの間でファイルをコピーするだけの機能です。
コマンドの書式は、次の通りです。 例:

サフィックス.tgz

サフィックス(注2).tgzは、tarコマンドでアーカイヴ(注3)して、gzipコマンドで圧縮(注4)したという意味です。
「.tgz」が「tarでまとめて、gzipで圧縮した」ファイルを表すのなら、本来「.tar.gz」と書く事になりますね。

「tarball」ファイルというのも「tarでまとめて、gzipで圧縮した」ファイルを表すようですね。

ブート時のハングについて

最も手軽なのは、PRAMクリアをしてみる事です。 特にAV Macではこれで起動するようになる事が多いそうです。 (確かうちの660AVもこれで起動するようになったと思います)

NetBSD/mac68k FAQ 3-7, 3-8, 3-10( 英語 / 日本語 )などが参考になるでしょう。


注1:A/UX
Apple社のMac用UNIXです。
これは、Macを起動させると初めからA/UXとして動作します。
MacOSは、このA/UX上で動作します。

Macで動作するUNIXで他社のものとして有名なのは、MachTenです。
このMachTenは、MacOS上で動作します。

これらは、NetBSDと違って、UNIXもMacOSも同時に使用可能です。

注2:サフィックス(suffix)
名前の最後に"."で区切って付けるもの。
UNIXでは、ファイル名にこのサフィックスを付けて、そのファイルの内容を表します。
Macでは、ご存じのように、そのファイルの内容を表すファイルタイプが埋め込まれていますので、ファイル名にサフィックスを付けて、そのファイルの内容を表す必要がありません。
しかし、サフィックスを必要とするOSとファイル交換を行う場合や一般的によく使われるファイル形式では、付けた方が良いですね。 また、Mac特有のファイル形式であっても、".sit"、".cpt"、".sea"、".hqx"、".bin"は昔からよく使われていますね。
DOSやMS-Windowsでも、UNIXと同様ですが、このサフィックスの事を拡張子(extension)と呼んでいます。

注3:アーカイヴ(archive)
アーカイヴとは、意味そのものは「書庫」という事で、「複数のファイルをまとめたひとつのファイル」という事です。
UNIXでは、tarが使われます。
パソコンに関しては、次の「注3:圧縮」をみてください。

注4:圧縮(compress)
いうまでもなく、ご存じのようにファイルのサイズを小さくする事ですね。
UNIXでは、(今は、ほとんど使われていないであろう)pack/unpackやcompress/uncompressでしたが、現在ではgzip/gunzip(GNU zip)がよく使われています。(商用UNIXでは、必ずしもGNU zipを標準配布しているとは限らないわけですが。) 圧縮効率は、pack < compress < gzip の順で高くなります。
MacOSでは、StuffItやCompactProがよく使われますね。
DOSやMS-Windowsでは、LHaやZIPなどがよく使われます。
パソコンで使われるこれらの圧縮ツールは、アーカイヴ機能を持ち合わせているのがほとんどです。そういうわけで、「圧縮する」が「アーカイヴして圧縮する」の意味として使われたり、「まとめる(アーカイヴする)」も同様に「アーカイヴして圧縮する」の意味として使われる事があります。
なお、GNU tarは、gzip/gunzipの機能を含んでいます。(NetBSDのtarは、GNU tarです。)


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