お金が無いけれど靴を買う


【1998年10月08日 木】

朝,8.4キロ,43分走ったのだが,左足に違和感を覚える.膝が少し痛いのと,腿の筋肉が張っているような感じであり,左膝は以前から弱点であって,ちょっと不安.週末を控えているんだけど,思い切って休んだ方がいいかもしれない.
さて,今日は武蔵村山に直行なのだが,武蔵村山市ってところは電車の駅が無い陸の孤島であって,家から阿佐ヶ谷まで徒歩(30分弱),バスで鷺宮,西武線で東大和市,それからタクシーという経路で行く.そこの仕事が終わった後,今度は御殿場に行かねばならない.客先からバスで玉川上水,西武線で拝島,青梅線で国分寺,南部線で登戸,小田急で松田,御殿場線で御殿場,それからタクシーというアホみたいなルートで行く.新宿まで帰って小田急の高速バスで行った方が多分ずっと早く着いたのではないか.
ま,そんな訳で,今日は電車だけは随分乗ったので読書と居眠りはたくさんできた.いい天気で暑いくらいだったけど,御殿場線は秋の雰囲気が少ししていてなかなか結構な気分でした.ということで,車内で『漱石先生ぞな,もし』を読了,続いて『ムガル帝国から英領インドへ』を読み進むが,さすがにこれは読了できない.しかしムガルってもはモンゴルのアラビア語なまりだったんですねぇ.
帰り,遅くなったが駅前の書店で『PC WAVE』を買う.眠る前に読んだアストロビスタのエッセイが相変わらず面白い.

【1998年10月07日 水】

目が覚めたら雨が降っていなかったので走る.9.2キロ.46分.新しい靴で走ったわけなのだが,指の付け根のあたりが少し狭いかも.でも紐で調整がつきそうな感じですね.しかし,どうも私の足は左右大きさと形が少し違うようであり,このへんが難しいところですね.あと,先日,セパレートタイプのランニング用靴下(足先が手袋のように分かれている)を買って,今日それで走ってみたのだが,これはなかなかいいものかもしれない.
昨日,ニュースステーションを見ていたら(この頃TVを見る時間が長くなってきたような気がする)経済企画庁長官が出てきて,『大手銀行の中に本当に危ない銀行がいくつかある』とのこと.多分,本当のことなんだろうけれど(閣僚の発言だもんなぁ),それにしては個々の銀行からの悲鳴が聞こえてこないのが不思議だ.公的資金が欲しいなら具体的にいくら欲しいって言えばいいのに言えないんだねぇ.ひどくまずいことがあった時は正直が一番だと思うんだけど(結果的には一番損害が少なくなるってのが今のところの私の経験だ)銀行業界はそうじゃないんだねぇ.ホームページのトップページに『四の五の言わないで金を早くくれ!』と大書する銀行が出てきたら支持しよう.3000円位なら預金してあげてもいいぞ.
頭が痛いので(今週は頭痛の週だ),さっさと帰り,さっさと寝る.

【1998年10月06日 火】

朝,雨の音らしきもので目が覚め(眠りが浅くなったものである),外を見るとやはり雨で,新しい靴で走るのを楽しみにしていたのだが,走れず.天気予報によると雨が続くようで,今年はいったいどういう天気なのだろう.
客先に出かけたのだが,一人で行かなかったので,電車の中で読書ができない.残念でした.読書は電車の中が二番目に楽しいんだけどね.一番目はあまりうるさくない店でお酒を飲みながらなんだけど,これは第三者から見ると,とても変な人間に見えることが弱点ですね.ついでにいえば,飲むものはビールかウィスキーが面倒くさくなくていい.日本酒やワインは不向きですね.つまみは簡単なもので十分.手でつまむものは本が汚れるし,ナイフとフォークは本から手を放さなければいけないので駄目,箸が一番.ほんとは,つまみなんか頼まなくてすむ店がいいんだけど.
あと,店の人間としゃべる必要が無いことも重要ですね.こちらは本を読みに店に入るのだから話し掛けられるのは迷惑千万である訳で,しかも多分,店側にとってそういう客がいるというのは理解の外であろうから,このへんが難しい.私も常識人だから,小料理屋やスナックや鮨屋のカウンターで本を広げようとは思わないけれど,そういう店で変に思われずに読書できたら幸せであるのは確かだ.
ということで,比較的静かなビアホールというのが無難な選択なのだけれど,もっと狭くて,快適で,静かで,すいていて,しかも手元が明るいところで読みたいという欲求が常にあるわけです.もちろん,気軽なお値段という条件がプラスされる訳で,こういう店は今まで一軒しか知らない.当然,つぶれてしまったのですが.
寝る前に『凶刃』読了.藤沢周平は少しずつ読んでいきましょう.

【1998年10月05日 月】

やはり,朝頭痛がする.週の始めの早朝会議でもあるし走らない.午前中も頭痛は直らない.午後,会社にいるとますます頭痛がひどくなりそうなので,ちょうど今週行く約束をしていた客のところに出かける.
余裕を持って出かけたので,時間潰しをするはめになり(というかそれを狙ったことも半分事実だ),地下鉄を御徒町で途中下車してアートスポーツへ行く.店員と色々相談をして,結局,アシックスのゲルターサーDSを購入.ついでに靴下も2足買う.履いてみた雰囲気的にはいい感じであり,走るのが楽しみ.
電車の中で江國滋『俳句旅行のすすめ』読了.これは土曜日に図書館で借りたもの.頭痛の時はやっぱりエッセイ集が気楽でいい.ローマ人だのムガル帝国だの難しい本は後回し.引き続き電車の中で読むのを中断していた『凶刃』を読みはじめるが(常にバックアップ本を持ち歩いているのが心得),ストーリーを半分以上忘れている.忘れっぽくなったのは年のせいかも.これからは並列読みはやめたほうがいいかなぁ.
家に帰ったら,今日はお月見ということで,窓際に団子が供えてある(月は出ていないけどね).公園で探したけれどなかったので,ススキは無.花屋で買うと600円とのこと.ススキ代を倹約して,その分,団子は『うさぎや』を張り込んでいる.まさに『花より団子』だね.うさぎやの団子は確かに結構でした.妻と子供達の今日のおやつはついでに買ったどら焼だったらしい.妻はともかく,子供にうさぎやのどら焼は贅沢だぞ.
昨日からニュースは和歌山の保険金詐欺事件ばっかりで,三浦事件やオウム騒動の時を思い出す.私はあまり興味が無く,そんなもの見たくないので,ニュースステーションを15分遅れで見たのだけど,まだやっていた.勘弁してほしいよなぁ.

【1998年10月04日 日】

朝早く目が覚めたのだが,少し頭痛がするので走るのは止める.が,TVで漫画を見ようとした子供達が『ビーダマン』の時間になっても変な番組をやっていると訴えるので,仕方が無く起きる.変な番組というのはつまり,和歌山の保険金詐欺事件での逮捕番組であって,私はあまり関心が無いのであるけれど,良く騒ぐよね.
特別番組は30分で終わり,『ギンガマン』が始まったのは同慶の至りであったが,息子の運動会のため早く朝食をとらなければならないため,少しTVは中断.結局,息子は『ロボタック』全編と『夢のクレヨン王国』前半だけしか見ることができない.
運動会は9時半から開始.息子は徒競走で一着であった.私は運動会で一着を取ったのは高校になってからであり,娘は最高で4着という有り様なので,めでたいことである.
昼過ぎ,それまで日陰だったのが太陽が当たるようになり,頭痛がひどくなってきたので,先にひとりで帰り,昼寝.家族もすぐに戻ってきて,妻も昼寝をする.なにかとても疲れてしまった.
夕方,頭痛がおさまってきたので走る.11.6キロ,60分.晩御飯は昼の弁当のおかずの残りとコロッケ.夜,ウィスキーと日本酒を飲んでいたら,また頭痛がぶり返してきた.明日にも残りそうな雰囲気.

【1998年10月03日 土】

朝起きて走る.13.2キロ,62分.今日は娘が学校なので朝寝はないのだ.朝食を食べ,娘は学校に,息子はTV.妻は洗濯をして,スニーカーを買うということで,外出.私も息子と一緒に図書館に行く.4冊借り,帰りにパン屋でパンを買って帰る.昼はいつものパンとビール.
食後,眠くなったので昼寝をする.誰も邪魔しないので三時間,ゆっくりと眠る.目が覚めてぼんやりしていると,妻が帰ってきた.結局何軒も回って,アシックスのラン&ウォークシューズを買ったとのこと.なかなか履きやすそうな靴であって,やはり私も新しい靴が欲しくなり,来週買う決意をする.何しろ,今の靴は20キロ以上走ると右足の親指の爪がおかしくなってしまい,実は今,半分剥がれかかっていて,少し痛い.走り方もあるだろうけれど,多分,靴のせいなのでないかと思っている.左足は大丈夫なんだけどね.
夕食は鳥肉と茄子のトマトソース煮,チンゲン菜の炒めもの,キャベツとにんじんの暖かいサラダ.まあまあの味でした.明日は息子の運動会なので,夜,妻は弁当の準備に忙しい.私はTVを見たり(ヤクルトが横浜に意地を見せた),昼間借りてきた本をぺらぺらしたりしながら,ウィスキーを飲む.少し飲みすぎたかも.

【1998年10月02日 金】

朝,目が覚めたら雨がやんでいる.ということで,9キロ,45分走る.霧が出ていて,善福寺川沿いの公園は幻想的な雰囲気でちょっといい気分だったけど,水溜まりが気になるので土の道を走るのはやめる.最後の方,太陽が出て霧が晴れてきて,いつもの鉄板とコンクリートで管理された川面が見えるのは何とも興ざめであって,どうにかならないものだろうか.ま,今日は久しぶりの晴れですね.
今日は客のところに行って不手際を謝るという仕事が入っていて憂鬱だったのだが,行かなくて済んだのはラッキー.ただその代り,来週取締役が行くことになってしまって,こっちの方が憂鬱だったかも.
帰りに紀伊国屋に寄り,『屍鬼』の実物を見て3分程悩むが,買わずに帰る.替わりといっちゃなんだが,新高円寺の駅のそばの本屋で娘用の『おひさま』11月号を買う.こいつは娘を静かにさせておきたい時に使う切り札なのだ.ということで娘に見つからないところに隠しておく.


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