オーストラリアに行く


【2005年2月10日 木】

ということで今日はオプショナルツアーでバイロンベイに行く.
マイクロバスで出発.メンバーは身内だけだからお気楽.天気は曇りで,もしかすると雨が降るかもというような感じでイマイチなのだが,思い切り晴れて日焼けするよりは良いかも.
バイロンベイというのはオーストラリア東端の岬で,現地でも人気の観光スポットであるとか.しかし真っ直ぐに向かわずにまず動物園に連れて行かれる.ここではオウムの餌付け(ジュースの入った皿を掲げるとオウムがたかってくる),夜行動物についての説明その他.オウムは世田谷で飛んでいるような奴.夜行動物ではヨタカを見ることができて,これは満足.
再びバスに乗ってバイロンベイに行く.岬だから周りが全部海でとても景色が良い.ガイドに指摘されてイルカを何頭か見ることもできた.これで晴れていたら最高なんだろうけれどねぇ.下まで降りられる道があって,一行の中で私だけ駆け下りて行ってみる.海は相当にきれいだね.しかしここはのんびりしに来るところだろうな.
昼食はバイロンベイからの帰り道にある熱帯果樹園でとる.簡単なサンドイッチと変なお茶とマンゴーが出る.その後,園内をトラクターで見て回る.知らない果樹がたくさんあったのだけど,植物にほとんど興味に無い私には猫に小判だったかも.見終わった後,果物の試食.初めて食べるものがイロイロとあるが,名前は皆忘れてしまった.外観がまるで紅鮭の切身のような果物が印象的.
ホテルに戻ると3時半過ぎ.明日は日本に帰るので土産を買いに行く.一回り見て,子供達のために乾燥マンゴーとビーフジャーキーとチェコレートを購入.
夕食はいつものメンバーと一緒に食べる.やはりラムを食べたいと思い,ホテルに調べてもらって予約して出かける.そのレストランはタクシーで10分ほど行ったところにあり,焼く肉を自分で選べるシステムになっていた.5人で行き,カキを2ダース,ラムチョップのカツレツを3人前,Tボーンステーキ,メダイヨンステーキ,リブステーキを頼む.ビールとワインを飲んで255$.2万円くらい.
夕食後,道端のカフェ兼レストランみたいなところで酒を飲みながら延々とおしゃべり.11時過ぎに店を出るが,踊りに行こうということになり,クラブに入店.この店がやたらと混雑していて面白い.しかし踊るのは十数年ぶり.
2時間ほど踊り汗をびっしょりとかいてホテルに戻る.シャワーを浴びてさっさと寝る.明日はもう帰らなければいけない.

【2005年2月9日 水】

もう風邪は治ったような雰囲気.朝起きてみると調子が良いので走ることにする.
海岸べりの散歩道を街のほうに向かって走るが,途中で行き止まりっぽくなっているのでUターン.北に向かう.こちらも程なく別の道と合流.ということで純粋な海岸べりの道はそれほど長くないのかも.さすがに風邪が治ったばかりで体力が無く,途中で歩いたりして1時間ほど.走ったのは7キロ位かも.
ホテルに戻って朝食.偉い人が食べていたので同じテーブルに着いたところ,明日のオプショナルツアーに誘われる.ま,どこにも行く予定が無いのだからということで,同行を決める.どうやらその場所はオーストラリアの東端であるらしい.
午前中は買い物の付き合い.タクシーで10分ほどのところにある大きなショッピングセンターに行く.私は買い物が嫌いなので一緒について行っただけなのだが,理科系の店があったのでちょっとチェックし,息子のために気候観測セットを購入.こいつは雨量・風向・風力・気温・湿度が観測可能なもの.それから妻に庭仕事用のベルト(いろいろなものが挟めるようになっている)を買う.
昼食はどこかで見かけたベトナム料理屋に行こうということになって,あちこち探すが見つからない.しかたがないので適当な店に入ってサンドイッチとビールで軽く済ます.といってもクラブハウスサンドイッチを頼んだらでかいのが出てきて持て余す.
午後は何か疲れてしまって昼寝.
今日の夕食はパーティーで全員で食べなければならない.バスで郊外のゴルフ場に行き,そこのレストランを借り切って行われた.メインはステーキで,ちょっと焼き過ぎなのが惜しい.
帰りはカジノに行く.ルーレットで50$ほど賭けるが駄目.私には博才は無いな.それにバクチをやっても第一面白くないんだもんな.

【2005年2月8日 火】

朝,目をさますと風邪はだいぶ良くなっているような感じ.
朝食は私達の団体だけ隔離されて食べられるようになっていて,ま,普通のもの.同室の人は今日はゴルフということで,さっさと出かける.私は風邪を治すべく,二度寝.しかし10時前に掃除のおばさんに起こされてしまい,外に出かける.
外は晴で暑くなりそう.すぐそばが海岸で,行ってみると結構波が強い.なるほど,これがゴールドコーストねぇ….九十九里海岸を拡大したような感じか….で,海沿いを歩く.散歩やジョギングをしている人とすれ違うが,混雑は全然していない.道には200mごとに距離が分かるようにしてあって,走るにはなかなか環境が良いかも.いいところだよな.個人的にゆっくりと来てみたいところだ.
1キロ近く歩くと街の中心部と思わしきところに出る.久しぶりに歩いたこともあって疲れてきたので道端の店に入ってジュースを頼む.そして30分ほどグレッグ・イーガン『万物理論』を読む.
いい加減飽きたところでホテルに戻る.もう昼で,昼食を食べようと思い,いっしょに食べる奴を探して(3人になった)再び街に出かける.再び,適当な店に入ってビールと昼食.私はフィッシュ&チップス.10$ちょっとなので1000円かそこいら.味は悪くない.
体調が良くなってきたのでホテルに戻り,着替えて海に入ってみる.しかし波が強くて泳げず,それにやはりまだ風邪っぽいので部屋に戻って寝る.
目をさますと夕方.晩飯を食べようとまた街に出かける(今度は5人ほど).ラム・チョップを食べたかったのだけど,なかなか食べさせるところが無い.でもギリシャ料理屋で串刺しの羊肉を食べさせるところが見つかり入店.私は骨付きリブを焼いたのを頼んだが,これはなかなかよろしい.ラムの串刺しはまあまあといったところ.
食べ終わり,昼食を食べた店に立ち寄って一杯飲む.皆はその後もっと飲みに行くというが,私は疲れてしまったのでホテルに戻ってダウン.

【2005年2月7日 月】

ブリスベーンに到着するが,入国審査で長蛇の列.出るまでにやたらと時間がかかる.幸い,税関の審査は無しで済む(昔,新婚旅行で来たときにやたらと時間がかかった).ただ,団体旅行であるので全員が出て来るまで待たなければならない.
バスに乗って出発.まだ朝であり,ホテルの部屋がセットされていないので市内観光.まず動物園に行く.コアラを抱かせてくれるというが,そんなものには興味は無いのでざっと見てまわってお終い.何しろ風邪で頭がぼーっとしてるもんな.ほとんど印象に残るものが無い.喉が渇いたので売店で水を買ったが,こいつがなんと3ドル(240〜270円)もしやがる.成田空港でさえ110円だというのに….
昼食はステーキ.なかなか良い肉を使っていて,私としてはOK.ビールはXXXXという銘柄で,これもなかなかよろしい.ただ,風邪は相変わらずで,そのために食べてもあまり味が分からない.その後,買い物に連れて行かれて,こちらはちょっとだけ見て後はパス.こちらは夏で暖かいのが救いだな.
そしてやっとホテルに入ることができ,即座にベッドに潜り込んで寝る.
しかし2時間ほど寝てから起こされる.今度は夕食を食べなければいけない.またバスに乗って,川沿いのレストランでシーフード.モノは悪く無いのだろうけれど,食欲が無いのであまり食べられない.最初は糞暑かったが,だんだんと涼しくなってきて,さすがは水辺だよねぇという感じ.呆然と食事が終わり,帰りは皆カジノに行ったようだが,私はさっさとホテルに戻って寝る.
しかし風邪をひいていなかったら面白そうなところなんだけどな….

【2005年2月6日 日】

朝起きるがやはり風邪は相変わらず.今日から旅行なのだが行くことができるだろうか….
午前中はひたすら眠る.家族はみなどこかへ出かけており,昼になって娘が帰宅.昼食を何か買ってきたかと思ったら,奴は自分の分のパンしか買って来なかった.気の利かない奴だよな.で,息子が帰って来て,何か食べたいというから,仕方がなく二人分のラーメンを作って食べる.食後熱を測ると相変わらず7度5分で変わらず.
熱は変わらないけれど,何となく気力が出てきたような気がするので,旅行の準備を始める.といっても着替えを準備するだけ.4晩泊まるから量は多い.それにジーンズとTシャツではまずいところで食べなければいけない時があるので,スラックスと襟のついたシャツと運動靴じゃない靴が必要.それでもマラソンに行くためのリュックサックに詰め込むことができた.
4時頃出発.外に出るとまだ熱があって雲の上を歩いているような気分.地下鉄で上野に向かう.日曜日であるため電車は空いており,幸いにも座れ,ひたすら目をつぶっていく.上野からは京成.こちらもひたすら眠って行く.しかしホントに成田ってのは遠いよな.
今回も社員旅行で,待ち合わせ場所に着いたら,ちょうど総務の人がいて一緒にチェックイン.その後,もう1人と夕食を食べる.ビールとオムライス.オムライスが塩辛い.そして集合時間となるが,もうこのあたりで体力が尽きてきており,出国審査の後は,椅子に寝転がってひたすら寝る.
飛行機の中でもずっと目をつぶり,アルコールは飲まず,ジュースで水分補給のみ.しかしそれでもあまり眠れないんだよね.本を三冊持ち込んだけれど,とても読む気になれない.機内食が出てきたが2〜3口食べただけ.
少し眠ることができたが,再び機内食で起こされてしまう.さてもうすぐブリスベーンだ….

【2005年2月5日 土】

今日も風邪.土曜日でよかった.
朝食後,医者に行く.普通の風邪であるらしい.喉が赤くなっているということで風邪薬+抗生剤の処方箋をくれる.で,薬屋で薬を買い,薬屋の目の前のスーパーでヨーグルトを買って帰宅.アロエヨーグルトを食べた後,さっきの薬を飲んで寝る.
後はもうひたすら風邪を治すべく寝る.しかし全然良くならないんだよな.熱は相変わらず7度5分.

【2005年2月4日 金】

目をさますと完全に風邪となっていた.そして妻も相変わらず.
ただ,今日は娘の学校が休みなので,朝の手間は少なくて済む.で,会社に行くべく家を出るが,少し熱があるのか,ずいぶんかったるい.昨日『第六大陸』を読了してしまったので,地下鉄の中では読むものがなく,そこらにあった池澤夏樹『気軽な終末』に目を通す.
会社に着くとますます本格的に風邪となってしまい,もう帰ろうかと思ったが,客が2件控えているのでそういうわけにもいかない.昼食を食べて妻からもらった薬(抗生剤と何かの奴)を飲むと,その後1時間ほどして効果が現れてきて少し体が楽になるのだが,もうそれだけでお終い.やはりマジメに寝ないと駄目なのかも.
夕方来た客が帰ったらもう6時過ぎで,即座に会社を出る.で,本屋に立ち寄り,旅行用にグレッグ・イーガン『万物理論』,クリストファー・プリースト『魔法』,鮎川哲也『鍵穴の無い扉』を購入.『鍵穴…』は30年ぶりくらいの再読になる.
帰宅すると妻はバドミントンの練習に行っていて留守.まだ熱があるというのに元気だよな.私は速攻でダウン.
その後,夕食のために一回起きたが,そのまますぐに寝る.熱は37.5度.私としては十分に高熱.

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