専技試験過去問(稲及び麦)


平成6年度
平成7年度
平成8年度
平成9年度
平成10年度
平成11年度

平成6年度

課題(ア)

1,あなたの県(都道府)における水稲叉は麦類の主要な障害(気象災害、病虫害等)をあげ、その実態と障害克服の対策について述べなさい。

2.次の事項又は用語について解説しなさい。
(1)半数体育種法
(2)V字稲作技術
(3)小麦の蛋白質含量
(4)インディカ稲
(5)水田の公益的機能

課題(イ)

 あなたが従事した普及活動、試験研究あるいは農業教育の経験に基づき、あなたの県(都道府)における10〜20ha規模の個別水田経営を想定した場合の技術的問題点と具体的な改善方策について論じなさい。

共通課題(ウ)

1,今後の農業・農村の動向に照らして、あなたの考える農業者像を述べなさい。
2,普及指導活動上の課題一つを取り上げ、その内容を説明し、課題解決のための具体的方法、及びその課程において専門技術員に期待したいことを述べなさい。

平成7年度

課題(ア)

1、あなたの県(都道府)における米又は麦(主要なもの一つを選び)の生産費について、全国に比較してその特徴を簡単に説明し、今後一層のコスト低減を図るための技術的改善策を、重要度の順に2点あげ、その技術内容、問題点及ぴ対策を述べなさい。

2.次の事項又は用語について解説しなさい。
(1)いもち病抵抗性
(2)側条施肥法
(3)小麦加工適性
(4)遺伝子組換え
(5)食料自給率

課題(イ)

 あなたの県(都道府)における稲作又は麦作(主要なものを一つ選ぴ)技術の現状と特徴、今後の展開方向について概説し、コスト低減を除き、最も改善を要する問題一つを取り上げ、その技術的改善策、普及方法及ぴ見込まれる効果について論じなさい。

共通課題(ウ)

1,最近の情勢のなかで、農家が主体となって農業・農村を活性化した事例をあげ、その展開過程と要因について述べなさい。
2,専門技術員の役割をあげ、あなたが専門技術員になった場合、地域(都道府県)の実状に照らして、どのようなことに重点をおきたいと考えるか、具体的に述べなさい。

平成8年度

課題(ア)

1.あなたの県(都道府)における稲又は麦の最も主要な品種1つについて、高品質・高生産を得るための基本的技術を、重要度の順に3点あげ、その内容、実施に際しての問題点及び対策について述べなさい。

2.次の事項又は用語について解説しなさい。
(1)水稲の直播用品種
(2)水稲の収穫適期
(3)小麦の穗発芽
(4)新食糧法

課題(イ)

 あなたの県(都道府)における稲作又は麦作技術の現状と特徴、今後の展開方向について概説し、最も改善を急がれる問題1つをとりあげ、その内容、普及方法及び見込まれる効果について論じなさい。

共通課題(ウ)

1,あなたの考える「期待される普及員像」を具体的に述べなさい。
2,あなたの地域の農業・農村生活の実態から、重要な課題をひとつ取り上げ、専門技術員に望まれる援助活動について具体的に述べなさい。

平成9年度

課題(ア)

1、農業者の課題解決を促すために、改良普及1、あなたの県(都道府)における稲又は麦のうち一つを選び、その環境保全型栽培技術の実施の現状について概説し、今後、改善を進めるべき技術を重要度の高い順に3点をあげ、それらの内容と普及に際しての問題点を述べなさい。

2、次の事項又は用語について解説しなさい。
(1)水稲の冷害
(2)水稲の葉色診断
(3)もち性小麦
(4)細胞質雄性不稔

課題(イ)

 あなたが従事した普及活動、試験研究あるいは農業教育において、最も印象が強く残った成果について簡潔に説明し、その経験が今後の専門技術員としての活動にどのように関係してくるかについて述べなさい。

共通課題(ウ)

1,専門技術員は直接農業者に対して普及活動ができることになったが、そのような条件を踏まえて、農業者、改良普及員、専門技術員の三者の関係についてどうあるべきか、あなたの考えを述べなさい。

2,あなたが取り組んだ農業・農村生活上の課題(普及・研究・教育・行政いずれでも可)の中の一つについて、取り組んだ理由と成果の要点を述べるとともに、その成果をえるに至った要因を挙げなさい。

平成10年度

課題(ア)

1、あなたの県(都道府)における稲又は麦類のうち一つを選び、今後一層の低コスト化を図るための技術的改善策を重要度の順に3点あげ、その技術内答、問題点及ぴ対策を述べなさい。

2、次の事項又は用語について解説しなさい。
(1)基本栄養生長性
(2)アイソジニック系統(同質遺伝子系統)
(3)水稲の害虫抵抗性
(4)国産うどん用小麦の品質

課題(イ)

 あなたが従事した普及活動、試験研究あるいは農業教育の経験に基づき、あなたの県(都道府)における大規模個別水田経営が成り立つ、技術的問題点と具体的な改善方策について論じなさい。

共通課題(ウ)

(1)女性農業者の活動事例をあげ、男女共同参画の観点から、その活動を助長するためにはどのような配慮が必要か述べなさい。
(注釈:取り上げる活動事例及び男女共同参画の観点については、農業経営に係る個々の活動に関するもの、又は農業・農村生活に係る地域活動に関するもののどちらでも良い。)

(2)あなたの地域(都道府県又は活動地域)における農業・農村生活上の重要と思う課題を一つとりあげ、その解釈のために望まれる専門技術員の活動について具体的に述べなさい。

平成11年度

課題(ア)

1、水稲または麦類のうち一つを選び,高位生産性技術と環境保全型技術との矛盾点を概説し、両技術を調和させるための具体的な対応策について述べなさい。

2、次の事項又は用語について解説しなさい。
(1)水稲の障害型冷害
(2)収量構成要素
(3)乾田直播と湛水直播
(4)麺の食味評価
(5)ジーンバンク(遺伝子銀行)

課題(イ)

 あなたの県(都道府)における稲作または麦作のうち一つを選び,技術の特徴および現状を概説しなさい。さらに、あなたが従事した普及活動,試験研究あるいは農業教育の経験に基づき,国際化および地域問競争に対応して,今後とるべき重要な技術的改善方策とその普及方法について論じなさい。

共通課題(ウ)

(1)今後普及事業の対象者及び課題の重点化が一層進展するものと思われます。このような状況のもとで普及活動は地域農業にどのように関わるべきか、あなたの考えを述べなさい。

(2)あなたの地域(都道府県または活動地域)における農業・農村生活について、重要と思われる課題を一つ取り上げ、それを解決するために普及活動をどのように進めるか具体的に述べなさい。

平成12年度

課題(ア)

1 稲または麦類から1つを選び、多収・高品質をねらいとする生産技術について、その基本的な問題点と改善策を21世紀を視野に入れて全国的な立場から述べなさい。

2 次の事項について解説しなさい。

 1)苗箱施肥法
 2)低アミロース米
 3)真性抵抗性と圃場抵抗性
 4)稲のインド型・日本型品種
 5)国産小麦の品質特性

課題(イ)

 あなたの県(都道府)における稲作または麦作のうち一つを選び、生産技術の特徴と普及状況を概説しなさい。さらに、今後の方向として、単作大規模経営、他作目との複合経営、あるいはそれ以外の経営形態のいずれが望ましいかについて、技術的な立場からあなた自身の考えを述べなさい。

共通課題(ウ)


平成11年度までの稲及び麦の過去問ア、イのテキストデータについては久保勝照さんから提供していただきました。ありがとうございます。