課題(ア)
1.最近における若い担い手の就農動向とその背景について論述し、意欲的な着い担い手の確保・育成のために、「新政策」「UR農業合意関連対策」ともからめて、これから必要だと思われる普及事業のあり方について、あなたの所信を具体的に展開しなさい。
2.次の事項について簡潔に説明しなさい。
(1)グループ・カウンセリング
(2)青年によく見られる特徴的な思考様式
課題(イ)
農業の若い担い手の確保・育成に際して、今まであなたがどんな困難に直面し、その困難をどのように克服してきたかについて、実例をあげながら具体的に述べなさい。
共通課題(ウ)
1,あなたの考える「期待される普及員像」を具体的に述べなさい。
2,あなたの地域の農業・農村生活の実態から、重要な課題をひとつ取り上げ、専門技術員に望まれる援助活動について具体的に述べなさい。
課題(ア)
1、これからの社会はいっそう国際化、情報化がすすみ、労働や雇用の形態、家族や地域社会のあり方なども大きく変化してくると思われる。そのような社全的な変動の中で、これからの農業青年たちはどのような力をつけていかなけれぱならないと考えるか。またどのような支援が望ましいと考えるか、あなたの考え方を具体的に述べなさい。
2、近年、新人類、ピーターパンシンドローム、シンデレラ症候群、青い鳥症候群などの言葉が次々に現れてきたが、これらの言葉はどんな現象をとらえようとした言葉か、簡潔に説明しなさい。
課題(イ)
今日、青年に適切な職業指導、進路指導を行うことの重要性が指摘されている。
(1)農業の継承者たる青少年に対して、農業への関心を広める時期、就農意志決定の時期、および新規就農の時期のそれぞれの段階でどのような指導を行うことが適切であると考えられるか。
(2)また、非農家の出身の就農指向の青年たちにはどのような指導を行うのがよいのか実例をあげながら具体的に述べなさい。
共通課題(ウ)
1,専門技術員は直接農業者に対して普及活動ができることになったが、そのような条件を踏まえて、農業者、改良普及員、専門技術員の三者の関係についてどうあるべきか、あなたの考えを述べなさい。
2,あなたが取り組んだ農業・農村生活上の課題(普及・研究・教育・行政いずれでも可)の中の一つについて、取り組んだ理由と成果の要点を述べるとともに、その成果をえるに至った要因を挙げなさい。
課題(ア)
1、青年たちの歴史を振り返ると、これまでの日本農村社会には、伝統的なものから、新規なものまで、様々な若者・青年組織がありました。それらの集団組織の特徴を述べ、更に、青年集団の組織化と活動をめぐる今日的な課題を述べなさい。
キーワード…若者組(若連中)、青年団、4Hクラブ、イニシエーション、モラトリアム
2、教育は発達への助成的介入である、といわれますが、発達への助成的介人とはどういうことか述べなさい。
課題(イ)
1、普及事業にとって、人づくり、殊に青少年育成の位置づけは大変大きいものがあります。現在の青少年に対する普及活動の問題点をあげ、あなたが専門技術員となった場合、普及の活動体制と普及員の資質をどのように考えるか具体的に述べなさい。
2、農業改良普及センターで新規に農業を行う人を対象に1年間の講座を開設する場合、一般への「ちらし」のデザインを考え作成して下さい。読めば多くの人が参加するような奇抜なアイディアを。(A4判1枚、イラストは自由、内容は実現可能なもの)
共通課題(ウ)
(1)女性農業者の活動事例をあげ、男女共同参画の観点から、その活動を助長するためにはどのような配慮が必要か述べなさい。
(注釈:取り上げる活動事例及び男女共同参画の観点については、農業経営に係る個々の活動に関するもの、又は農業・農村生活に係る地域活動に関するもののどちらでも良い。)
(2)あなたの地域(都道府県又は活動地域)における農業・農村生活上の重要と思う課題を一つとりあげ、その解釈のために望まれる専門技術員の活動について具体的に述べなさい。
※ア、イのテキストデータについては久保勝照さんから提供していただきました。ありがとうございます。