アジア女性センター  =団体紹介=

【フィリピン女性の死亡にあたって】

 夫と離婚後子どもたちと暮らし始めた直後に体調を壊し、検査入院をした結果、回復が難しい病気と診断されました。入院を繰り返しながらも母国に帰る決心がつかないまま、予想していたよりも早く命を閉じることとなってしまいました。
 死亡してから、フィリピン女性に通訳をしてもらいフィリピンの家族に、至急来日するよう伝えました。一方で死亡診断書をフィリピンの日本大使館にファックスし、急いで家族にビザを発給するよう依頼し、家族へ発給可能であるとのことでしたが、家族のパスポートがなく、いつ来日できるかわからない状況となりました。
 当初、家族のうち数名が日本で彼女と面会した後、火葬してお骨を持って帰ってもらう手配を進めていましたが、家族の希望は、遺体を送って、自国で葬儀をすることであるというのがわかりました。
そこで、急遽、日本のフィリピン領事館に連絡を取り、必要な書類の準備、遺体の処置をしてもらうように葬儀屋に依頼しました。
 まず、@英文の死亡診断書、パスポートの写しを領事館に送る。A葬儀屋に防腐処理をしてもらい、その証明書を作成、領事館に送る。Bフィリピンの空港まで迎えにくる人を決めてもらい、その家族の氏名連絡先を領事館に知らせる。領事から直接家族に連絡をとり確認する。C領事が遺体を確認するため来福する日時を決める。
 一方で、遺体を含む風袋の重量が記載されている納棺証明書と、防腐処理証明書を作成し、飛行機の予約をとりました。領事が遺体を確認し、棺に封印を施し死亡確認書を作成送る準備が整いました。
 亡くなってから7日後にフィリピンへ飛び立って行きました。二日後に家族に囲まれ葬儀が行われ埋葬されたとの連絡がありました。葬儀屋代約50万円、飛行機代(輸送費)約16万円でした。(北村 紀代子)

【母国語によるホットライン】
 念願の中国語ホットライン(毎月第1火曜日9時〜17時)、タガログ語ホットライン(毎月第1、第3水曜日10時〜14時)をスタートしています。中国語ホットラインは、まだまだ利用が少ないのですが、タガログ語ホットラインは、開設日ごとに2件くらいの利用があります。
 外国籍女性にとって母国語で相談することに安心感があります。電話相談だけでなく、AWCを利用中や自立後のフィリピン女性にとって、気軽に話せ、日本でのシステムをよりよく理解する機会になっています。
 母国語による情報提供はもちろんのこと、フィリピン人スタッフに励まされ笑顔になる女性も多いです。時間中は、電話による通訳もできます。どうぞご活用ください。(本夛 須美子)

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 ?于?婚、暴力、性??、就?、??、以及孩子、家庭、?婚等方面出?的??。中国?咨?可。??保守机密。?我?共同思考解决的方法?!