先週、動詞の三基本形について説明したわけですが、今日はまずその続きです。
え〜と、分離動詞の場合なんですが・・分離動詞、こないだやりましたよね?
(・・・・・)
え〜と〜(^^;)分離動詞の場合は、基になっている動詞が規則変化なのか、不規則変化なのか、によります。
不定形 | 過去基本形 | 過去分詞 |
aufmachen 開ける | machte ... auf | aufgemacht |
ankommen 到着する | kam ... an | angekommen |
aufmachen という動詞の場合、machen が規則変化しますので、過去基本形は、machte ... auf となります。普通の、平序文では、分離動詞は、動詞の部分が頭から2番目の位置に来て人称変化して、前綴りは文末に置かれますので、machte ... auf と書きます。もちろん、従属文では、文末に aufmachte と続けて書くことになりますが。
ankommen の場合は、kommen が不規則変化しますので、それに準じて、kam ... an となります。
それから、過去分詞は、前綴りと動詞とで ge を挟んでやる形になります。aufgemacht 、angekommen と、まとめて書くことになります。これ、見慣れないとちょっと迷っちゃうかも知れませんね。
それから今度は、非分離動詞の場合です。
アクセントのない前綴りを持つ、非分離動詞は、過去分詞で ge がつきません。
不定形 | 過去基本形 | 過去分詞 |
besuchen 訪問する | besuchte | besucht |
verstehen 理解する | verstand | verstanden |
besuchen という動詞は、suchen 「探す」が規則動詞ですので、過去形は besuchte となりますが、過去分詞には ge が付かないで、besucht となります。
一方、verstehen は、stehen 「立っている」が不規則変化、stehen - stand - gestanden となりますので、過去形が verstand 、過去分詞には ge が付かないで、verstanden となります。
また、過去分詞に ge の付かないものに、-ieren で終わっている動詞があります。
不定形 | 過去基本形 | 過去分詞 |
studieren 研究する | studierte | studiert |
以上で、大体、三基本形の作り方を説明したんですが、最後に、過去の人称変化をやっておきましょう。ドイツ語では、過去形でも、人称変化するんですよね。
(これは、予告してありましたよね(笑))
過去人称変化 | ||
単数 | 複数 | |
1人称 | ich ----- | wir -----en |
2人称 | du -----st | ihr -----t |
3人称 | er ----- | sie -----en (Sie -----en) |
え〜、現在人称変化とどこが違うのかと言うと、単数の1人称と3人称で、語尾が付かずに、同じ形になる、というところです。
こういうもの、他にあったの覚えていない?
(・・・・・・?)
話法の助動詞が、そうでしたよね。1人称と3人称が、同じ形になる、っていうの。
(実は、wissen の人称変化もそうです)
ま、それはともかく、具体例でやってみましょう。
lernen | kommen | |
ich | lernte | kam |
du | lerntest | kamst |
er | lernte | kam |
wir | lernten | kamen |
ihr | lerntet | kamt |
sie (Sie) | lernten | kamen |
ええと、複数の1人称と3人称ですが、規則変化動詞では、-----te というのが過去基本形ですので、e で終わっていますから、それに敢えて、en を付けずに n だけ付けてることになりますが、それはわかりますよね?
まあ、現在の人称変化をちゃんと覚えてたら、あまり苦労はいらないとは思いますが・・(^^;)
(・・・・・(^^;))
じゃ、以上で説明を終わります・・。