第3回 時計と時刻




それでは今回は、時計の読み方、時刻の表現にいってみましょう。
何時何分というのの、ドイツ語風の言い方ですね。

え〜、ドイツ語では、何時と言う時の「時」というのは、Uhr を使います。腕時計とかの Uhr です。出て来ましたよね、Uhr って?英語の、o'clock を Uhr と言うわけですね。
ですから、例えば、3時でしたら、drei Uhr 、7時だったら、sieben Uhr となります。なお、1時は、ein Uhr で、eins Uhr とかにはなりません。

(ちなみに、eine Uhr だったら、時計が一個になります(笑))

で、何時何分という言い方ですが、例えば、1時17分とかだったら、ein Uhr siebzehen というように、「分」の部分を Uhr の後に付けます。


Wie spät ist es? / Wieviel Uhr ist es?  何時ですか?
Es ist sieben Uhr zehen.  7時10分です。


これで、24時間制であらゆる時刻を言うことができますが、その他にもっと日常的な言い方もあります。


6時sechs [Uhr]
6 時 5分fünf nach sechs
6 時 15分[ein] Viertel nach sechs
6 時 25分fünf vor halb sieben
6 時 30分halb sieben
6 時 35分fünf nach halb sieben
6 時 45分[ein] Viertel vor sieben
6 時 50分zehn vor sieben
7 時sieben [Uhr]


何分過ぎ、の「過ぎ」というのが、ドイツ語では nach を使います。前置詞のところで出て来た nach ですね。同じく、何分前、の「前」は vor です。
それで、6時5分(過ぎ)、といいたければ、fünf nach sechs 、6時5分前(5時55分)だったら、fünf vor sechs となります。

それから、何時30分、つまり何時半、という言い方ですが、ドイツ語では、6時半(30分)だったら、halb sieben と、ここで、6の sechs ではなくて、sieben 、7になっていることに気を付けて下さい。時間が、一つ先になってます。

それで、6時25分という時に、fünf vor halb sieben 、6時半の5分前、と言ったりすることもできます。6時35分だったら、6時半5分過ぎというわけで、fünf nach halb sieben なんて言い方もあります。

(ここまで来ると、計算能力が必要かも知れませんね(^^ゞ)

それから、何時に学校が始まるとか、「何時に」という時は、前置詞の um が使われます。


Die Schule beginnt um 9 Uhr.  学校は9時に始まります。


um は正確な時刻を表わす時に使いますが、およそ何時、何時頃、の「頃」は、gegen を使います。


Hans kommt gegen 9 Uhr.  ハンスは9時頃に来ます。


以上で、時計の読み方については、大体いいですか・・。