- タクシーを地蔵原で下り、車道を歩き始めた。積雪は約5cmだった。やがてわだちの跡が無くなり山道になった。トレースは無く、積雪後に人の歩いた気配はなかった。
- しばらくゆるい登山道を登っていくと、最初の林道に出た。古い林道で車は通れそうになかった。林道を左手に少し歩くと登山道の続きがあった。
- 雪が深くなってきたのでスパッツを付けた。15~20cm位の積雪だった。時々ウサギの足跡があった。
- やがて上の林道に出た。こちらは新しい林道で、車も通れそうだった。林道の右奥に万年山が見えた。正面には道が見あたらなかった。林道を左手に20~30m位進むとハシゴがあり、登山道の続きがあった。
- 山頂に近づくと木が低くなり霧氷がきれいになった。草に着いた雪をかき分けながら進んだ。太もものあたりまで雪が着いた。
- 山頂は広々していた。ガスで展望はなかった。登ってきた北側は灌木帯だったのに、反対の南側は木の無い雪面だった。灌木帯から少し離れると風が強かった。灌木帯の近くに積んであった木の柱に座って休んだ。
- 山頂からの下りには何人かのトレースが有った。木が無いので西風がまともにあたった。時々ほおを手袋でおおって凍傷にならないよう注意した。樹林帯にたどり着いて、ほっとした。
- 一目山との分岐からは牧場の横を通る道だった。トレースに従って下った。時々強風でトレースが消えそうになっていた。分岐が多いのでトレースがないと間違えやすいと思った。
- 予約してあった筋湯の宿で冷えた体を温めた。宿の話では「今年は雪が多い」との事だった。