- 上田駅からのバスを上田医療センターで下車し、レインウェアを着て歩き出した。今回は7人の団体だった。小雨が降っていた。
- 表参道登山口から山道に入った。道は良く整備されていた。何丁かを示す道しるべが道脇に立てられていた。数字は下から順に増えていった。中間点の十四丁には鳥居と「明治二年四月」と記載された石碑が有った。所々にヤマツツジが咲く道を登って行った。
- 山頂直下の太郎山神社まで登り、軒下を借りて昼食休憩にした。社殿には「合格祈願」の絵馬が数個着けられていた。Aさん、Bさんが天ぷらを準備してくれて、全員に振る舞ってくれた。揚げたての白身魚の天ぷらはおいしかった。神社には鳥居が三つ有った。上に登るに従い鳥居は小さくなっていた。鳥居をくぐると縁起が良いとの事でCさんが一番小さな鳥居を這いつくばって苦労しながら通っていた。
- 休憩後、太郎山山頂まで登った。木が無くて視界が得られた。あいにくと雲で展望は霞んでいた。山頂の端にはヤマツツジとレンゲツツジが咲いていた。いつも冗談を言ってみんなを和ませるDさんが「花と爺さん」と言いながら写真を撮ってもらっていた。居合わせた登山者が「うまいこと言いますね~」と感心していた。
- 太郎山山頂からは稜線を上り下りして進んだ。途中に「亀井城跡」の標識が有った。稜線はヤマツツジやフジがたくさん咲いていた。ロープの岩場が2箇所有った。途中の弥五郎峰から振り返ると太郎山が雲の中に見えた。虚空蔵山山頂では雨がやみ麓の平地の眺めが良かった。
- 虚空蔵山山頂からはロープの下りになった。鞍部まで下って稜線を離れ、大沢コースに入った。最初はロープの急斜面で少し草深かった。あまり歩かれていない様子だった。赤テープを頼りに下った。谷に出ると石が多く歩きにくかった。目印のケルンがあちこちに有った。
- 最後に沢を離れてトラバースして進むと座摩(ざますり)神社に着いた。階段を下ると住宅街で、少し歩くと西上田駅に着いた。電車に乗る頃には雨はすっかりやんでいた。