- 美し森駐車場から山頂へ直登する道は工事中だった。左手の林道迂回路に入った。下山して来た男性に「上はきれいでしたよ」と言われた。小学生の団体とすれ違った。山頂への登りの階段に入るとヤマツツジ、レンゲツツジがきれいだった。迂回路の方が直登路よりきれいかも知れないと思った。
- 美し森山頂に着くとツツジの花の間に八ヶ岳や南アルプスが見えた。観察ノートを手にした小学生の団体がここにもいた。
- 広葉樹の道を進むと羽衣池に着いた。レンゲツツジが咲いていた。まだつぼみも有ってしばらく花を楽しめそうだった。
- 少し登って尾根を越えると下りになった。カラマツ林から広葉樹の森へと変わり、エゾハルゼミの鳴く道を進んでいった。林道と交差してからは、あちこちにクリンソウが咲いていた。下りきった川俣川は靴底を濡らす程度の徒渉だった。川原は冷気で涼しかった。
- 斜面をゆるく登ると急に視界が開け牧場に出た。牧場の先には八ヶ岳や富士山が見え、下の方には牛が見えた。牧草地の間を進んで行くと大きな犬を連れたカップルが休んでいた。
- いったん樹林帯に入り再び開けた場所に出ると、八ヶ岳牧場展望台に着いた。ベンチが5つ有った。座って昼食を食べようとしていると下から中学生の団体が登って来た。引率の男性先生から「60人なのでお騒がせします」と挨拶された。中学生達は、しばらく賑やかな歓声を上げた後、我々がやってきた方向へと進んでいった。静かになった展望台で、南アルプスを見ながらワインで乾杯し、バジルのパン、チーズの昼食を食べた。
- 再び牧場を通り、小さな川を渡った。登り返すと車道と交差した。エゾハルゼミの鳴く広葉樹の森を登ると天女山山頂に着いた。ベンチが3つ有った。右手には駐車場が見えた。左手へ少し進むと展望台とあずまやが有り、眺めが良かった。脇にはサラサドウダンが咲いていた。
- あずまや下の分岐を右手の甲斐大泉方面への道に向かい、少し急な坂を下って行った。やがて天女山入口の交差点に出た。日差しの強い車道を90m登り返し、再び下って行くと、清泉寮に着いた。観光客が20-30人いた。ジャージー牛のソフトクリームを食べて疲れを癒やした。
- 清泉寮からは車道沿いの遊歩道に入った。木陰で心地良かった。足下にはクリンソウが咲いていた。牧場横の道から最後は森の中をゆっくり下っていくと、清里駅のすぐ近くに出た。