- 積丹岳休憩所で、車の裏にテントを設営して寝ていたら、夜中の1時過ぎに次々と車が到着した。どうやら山菜採りの様子だった。騒々しくて、とても寝ていられなかった。山菜採りは4時過ぎに出発して行った。こちらも続いて出発の準備をしていると、遅く来た山菜採りに「車の置き場が無いので車を奥に詰めてもらえないか」と頼まれた。
- 登り出すと、すぐに3合目だった。4合目から5合目にかけては山菜採りが大勢いてネマガリタケの竹の子を採っていた。登山道100-200mおきに木にぶら下げたラジオをボリュームいっぱいにしていたので、登りながらにして、ワールドカップの中継を聞くことができた。
- 6合目付近にあるフンベツの沢は雪に埋まっていた。その上のテントの沢もすぐ上が雪に埋もれていた。この付近は蚊が多くて休んでいられなかった。
- 7合目からピリカ台にかけてはダケカンバが横向きに生えていて、くぐったりまたいだりして登った。サンカヨウ、ツバメオモト、ミズバショウが咲いていた。ピリカ台から9合目にかけては雲のように蚊柱がたっていた。
- 9合目付近で会った札幌からの登山者が竹の子を採っていたので採り方を教えてもらった。
- 山頂からは余別岳がきれいに見えた。まだ雪が多かった。日本海を行く船も見えた。風が吹いて虫が来ないので快適だった。
- 下りは9合目付近で竹の子採りの道草をした。結局、15本ほど採った。7合目から5合目にかけて、ようやく(山菜採りでない)本来の登山者合計25人ほどとすれ違った。4合目付近ではザックいっぱいの竹の子を採った山菜採りに何人も会った。